番外編 決意sideノブ
他サイトに掲載していた番外編をそのまま掲載しています。
もしあの日どちらかがNOといったら 今の俺たちはないかもしれない・・・
「まさか、見合い相手が斉藤とはな。お互いに名前ぐらいは聞いておくべきだったな。」
俺の隣にいた斉藤の頭をぽんぽんっとなでて苦笑い・・・
その後、向かい側のおふくろの隣へと席をうつった。
そして、あらためて自己紹介をした。
「はじめまして。織田信一と申します。由姫さんの学校で教師をしています。」
斉藤の母親はやわらかく微笑んでくれた。
斉藤も大人になったらこの人にそっくりな綺麗な女性になるんだろうな・・・
などとよけいなことを考えていた(照)
しばらくお互いの親同士が お互いの子どもの学校生活を聞いていた。
「しっかし、生徒がお見合い相手とは・・・斉藤、断るなら 断るでかまわないからな??」
俺は照れ隠しで再度黙りこっくている斉藤に声をかけた。
きっと嫌なんだろうな
高校生でお見合いなんて、しかも学校の先生ときたもんだ・・・
少なからず俺は斉藤のことが好きだからこのお見合いに正直 喜んでいる。
実は、ここに入る前までは俺はこの話は断るつもりだった。
だから遅れてきたのだ。
部屋に入ろうとしたその時、相手側が断ろうとしていることがかわり堂々と入ることにしたのだ。
「ちょっ・・・信一 勝手なこと言わないで。」
斉藤の母親と談笑していた おふくろが 慌てて言う。
「由姫さん どうかしら ほら全然知らない人よりも いいと思わない?」
意味不明だよ・・・ってか、こじつけか!?
「あら、私たちは全然かまいませんわ。ねっ、由姫」
母親ににつつかれた斉藤
黙ったままの彼女を見てまぁ、普通嫌だよな。と一人納得していた。
「すみませんが、二人にしていただけますか??」
俺は少し考えて提案をした。
俺の母親は拒否をしたが斎藤の母親に促され仕方なくと出て行った。
「さてっと。斉藤は なかなかのパニック体質だな。」
結構 パニックになっている斉藤を見ると笑いがとまらない
「先生が断りたいんでしょ?」
黙っていた斉藤はいきなりそう叫んだ。
俺はどちらかというとこのままがいい。いや、どちらでもなくこのままがいい。
正直に言った。
「俺は別にかまわないよ?お前のほうこそ好きなやつとかいないのか?」
平然を装っているが内心ドキドキ・・・
いないって いってくれっ!!
斉藤が首を横に振った。心の中で小さなガッツポーズ
「じゃぁ 俺のこと嫌いか?」
って これ卑怯じゃないか?自分で言っておいて突っ込む
縦に首を振られたら俺ショックで明日から学校に行けないな・・・
しばらくすると首を横に振った。
今度 心の中で大きなガッツポーズ・・・
「決定だな。よろしくな 未来の奥さん。」
自分で言っといてなんだが・・・
テレくさい・・・
俺は手を差し伸べ斉藤を立ち上がらせ
二人で 親の元へ行った。
そして 俺たちの意見を聞かずに二人の親はどんどんいろんなことを決めていった・・・




