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「No title」  作者: 銀鞘
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はじまり

この物語はフィクションです。


という文章は皆さん、よく目にしたことありますよね?

僕が今から語る話はフィクションのようでフィクションではない。

僕から言わせればどちらでもない。というだけであって、他の人から言わせればフィクションとノンフィクションで別れるだろう。

今から語るのはそういう話だ。

さてさて本編に入りたいのだが、僕からしたら前フリだけで某少年誌の単行本一巻くらいの内容を語りたいのだ。

しかしながらそんな話をしたところで、一切の需要はない。

あるとしたら、僕がスッキリするだけ。

まぁ、本当にここらで前フリを終わりにしよう。

最後に一言、

『この物語はフィクションです。』



僕はいつも、いや、ふとこう思う。

『あぁ、あの時にあぁ、しとけば良かった。』

過去の出来事を現在の自分が悔やむ。

誰しも一度は考えたことがあるだろう?

僕は少し暇があればよく考えるようにしている。

もう一度あの失敗が訪れないようにと。

しかし、その出来事と同じような場面はその時にしかなくて、またあの失敗と嘆いても意味は無い。

また、その時にはその後の展開などわかるはずがないのだ。だから今こうして嘆ける。

結局 結論 結果 この行為に意味は無い。

訂正しよう。

このようなことをしている理由について。

僕は今が好きではない。

もちろん未来は大好きだ。先延ばしが効くから。

ただ、今が大嫌いで憎くて妬ましい。

ならずっと後ろを向いていたい。

背中で語るではなく、腹で語ろう。

意味がわからない。

まぁ、こんな事をベラベラと喋っていると

すごい悲しい奴に見えてくる人もいるだろう。

まぁ、そんなのは人それぞれだ。

ただ、この初登下校という一大イベントに

人に話しかけられるというのを避けたいがため

僕はこのようなことを考えながら小走りで帰っている。

しかし。

「待ってよ月野木くん!」

きた。今日の入学式でたまたま 偶然 隣の席になった、えっとー、誰だっけな?あ、しら、しら

「あー、白雪くんか。」

「月野木くん何度も言わせないで。上じゃなく下の名前で呼んでよ。女子みたいじゃないか。」

絶対言ってない。僕はそれを他の人に言っていたのを僕は知っている。がしかし。

「そうだったか?、、すまないじゃあー、えっと、、」

名前、、ってか名前教えられてないのだが。

「忘れたの?圷だよ!名前の呼び方が珍しいから覚えたって自分で言ったくせに。」

いやだから、知らないのに。まぁいいか。

「すまない、、えっと、あくつくん?」

「それでよし!じゃあ一緒に帰ろう。」

ここで、今の僕のストーリーを少し話そう。

朝妹に起こされたかった。そんな妹欲しかった。

じゃなくて。

朝普通にアラームで起き、今日から私立下北原高校の一年生として初登校しようと家を出た。

僕は昔から後ろめたい性格で友達は出来なかった。

と記憶しているつもりだったのだが。

「なぁ、しら、圷くん。友達ってどこからだと思う?」

ものすごい平凡な疑問。誰でも言える発言。

僕らしくない発言。

「友達?んー、会ったら?」

「おいおい、会った瞬間友達とか、お前ポケモンバトルでも始めるつもりか?」

「そんなこと言われても分からないよ。」

確かにほとんど初対面に投げかける言葉じゃなかったな。

「すまない。忘れていいよ。」

「さっきから、謝りすぎだよ笑!

じゃあ僕はこの道だから!また明日だよ!月野木くん!」

「あぁ、また明日な圷くん。」

「ばいばーい!」

謝りすぎか、、


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