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「月食」 C1

作者: なみのり

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


月食だ。


私は私だけの月食を見ていた。


月がひっそりと、しかしはっきりと闇夜に消ていく。


あたりを見ても、そんな月食を見ている人は少ない。


月が消えた所で世界はあまり困らないだろう。


私はそんな月に憧れてしまった。


そんな月を自分に溶かしたくなった。


私はそんな闇になりたくなった。


そんな闇になり、月を奪いたかった。


…私はいつでも何かが足りない。


私はゆっくりと目を閉じる。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

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― 新着の感想 ―
[一言] ドキドキするような詩。
2018/11/03 10:07 退会済み
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