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創世のソード・ブレイカー  作者: 柚木りん
第二章 思い出の鍵
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● 見出す光 ●



クロウの拳が俺の眼前に迫ってくる。

それを寸ででかわし、すぐさまクロウの懐に迫り剣で切り込む。

しかし・・・



——————ガキンッ!!——————



「っ!!」



さすがは龍。その鱗は鋼より硬く、あっさり弾き飛ばされる。




「っは!どうした!?蚊でも刺したか!?」


「・・・(ムカッ)」



クロウはあざ笑うようにひらひらと手を振る。

さすがにむかついたが、やりようはある。



要は()()()()()()()()









◇◇◇



「・・・一体あれをどうするんですか・・・」



ついにルイスとクロウの戦いが始まった。



ルイスはクロウを倒すつもりはないようだが、奴は手を抜いて勝てる相手じゃない。

一体どうするつもりだ・・・

俺は手を出せずにいた。



「せめて魔力が使えれば・・・」



この洞窟・・・いや渓谷全体に結界が張ってある。

ゆえに俺達の武器はただの道具になっていて、さっきのルイスのようにクロウに傷をつけることは出来ない。




「・・・ん?」



そういえば・・・一体()()()()()()()()()()()()()

これだけ広範囲に仕掛けるなら、何か核のようなものがあるはず・・・



「それを壊せれば・・・あるいは・・・」



すぐに気配を探る。

目の前で戦っている二人の力が邪魔をしてちょっと時間がかかったが、ここからさらに地下深くのあたりに魔力とは違う気配があることに気づく。



「すみませんルイス!!ちょっと行ってくるので頑張っててください!!」

「え"!なにそれ!」



戦っているルイスに声をかけてから俺は急いでその場から離れる。

まずはその核らしきものを探しだしてからいろいろ考えよう!!




◇◇◇




「・・・ハハ!なんだよその仲間に逃げられてんじゃねえか!」



クロウはそう言いながら爪や尾を振り回す。

俺はかわしたり剣で弾きながら切り込める瞬間を見定める。



「・・・別にいいんだよ、これで。」


「・・・なに?」




その時、ようやく見つけた。

俺が勝てる、唯一の道を・・・・・・














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