表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創世のソード・ブレイカー  作者: 柚木りん
第五章 君が求むは
31/70

◯ 白の世界に映るもの ◯



◆◆◆



「・・・こ、ここは・・・・・・」



目が覚めると、森の中。何一つ音が無い、()()()()()()



「・・・・・・?」



自分が何者なのか、なぜここに居るのか分からなかった・・・()()()()()()()()()()()()・・・・・・




『・・・私の話し相手になってくれない?』





◆◆◆







「なぁ・・・お前らがどれほどのものか、見せてくれよ!!」




そう言うと同時に奴はファレルに向かって飛んで行く。




「!!皆下がって!!」



ファレルの叫びを聞いてリイン達もハッとなりながら慌てて動く。

それとほぼ同時に、リヒトの影を纏った攻撃がファレルに迫った。



「・・・チィッ!!」



すかさずファレルは己の剣に魔力を込め、真正面からリヒトの攻撃を受け止めた。


・・・しかし、圧倒的な力によって押し返されていく・・・



「・・・う、ぐ・・・」

「・・・へぇ?」



ニヤッと笑いながら、リヒトは力を込める。



「っ!!」

「・・・なるほど?お前が・・・けどまだまだだな。」



ぶつかり合っていた影が(いかずち)のようにバチバチと弾け、ファレルは吹き飛ばされてしまった。



「ガハッ!!」

「ちょっ!!?」



—————— ガッシャアン・・・!!! ——————




近くにいたクロウを巻き込みながら吹き飛ばされ、遺跡の一部を破壊してしまった。



「・・・()ー・・・!」

「・・・ぅおい!どけ!」



・・・頭を押さえてはいたが、一応無事なようだった。



その様子を見て、リインとキリヤは腰が抜けているようだった。




「アワワワワワ・・・・・・!!」

「ち、ちょっ!どうしよ・・・!!」



カイキも、少し立ち尽くしてしまっていたがすぐに向き直し武器を構える。



「・・・てめぇ!!!」



そんな様子をリヒトはただ笑みを浮かべて眺めていた。






◆◆◆




最初はただ、何もなかった。気配も記憶も何もかも、その時そこには無かったんだ。



あいつが少しずつ教えてくれた。






そんなあいつが生みだした、寄せ集めの光達。



少しだけ、どこか期待している自分がいた・・・



いつか・・・()()()()()()()()()()()()()()()・・・




――――――



そうして、気を散らした一瞬。後ろで動いた気配がした。すぐさまそれはこちらに向かって飛んでくる。と、同時に鋭い魔力が顔にめがけて向かってくるのを感じたので、左腕に影を纏い顔の横で止める。




—————— キイィィン!!! ——————



鋼がぶつかり合う音が辺りに響いた。



その正体は、()()()()





「・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


「・・・・・・ヘェ・・・」



ルイスだった。


ファレルとやり合ってる間に、少し回復していたらしい。




「ルイス!!」



カイキも驚いていた。いくら少し回復したといっても、すぐに動けるはずがないほど体はボロボロだったからだ。



それでもルイスは、俺を睨む。



「・・・ハァ・・・ハァ・・・俺の、仲間に・・・手を出すな!!!」

「・・・・・・やっぱ、お前は・・・」





()()()()()()()()()()()()()()




◆◆◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ