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プロローグ

君に願い事は何と聞いたとき、君は何もいらないと答えたね。

僕が不思議そうな顔をすると、君は苦笑して、答えたね。私達は、皆、この世界に生まれた時から、全てをもっていると。  


君は、いつも何も望まなかったね。そんな君を僕は、何て無欲な子だろうと。なんて滑稽なのだろうと、そして、なんと愛しい子だろうと思っていたんだよ。


僕はね、君が僕に話した事を少しも理解していなかったんだ。君は、無欲な子ではなかった。いつもいつも、ただ、一つの事を望んでいたよね。願っていたよね。それは、他人からみれば、とても無価値で、単純な願いだけど、いつも声にならない声で叫んでいたよね。 いつも、その願いを叶えようと、必死に頑張っていたよね。ごめんね。僕は気がついてあげられなかった。いつも君の傍にいたのに。


今になって、やっと届いたよ。君の声が。

今になって、やっと理解したよ。君が僕に話した事を。

今になって、やっと分かったよ。君の願いが。


ごめんね。


僕は、もう君の傍にいる事ができないんだ。だから、君に全てを捧げるよ。僕の力と僕の意志を。


君に預けるよ。僕の心を。


僕は、君に出会えてすごく幸せだよ。不思議と心残りは一つもないんだ。


ただ、もし、願いが叶うのなら、どうか、君が誰よりも幸せであるように。


誰よりも優しい君が、光と共に歩んで行ける様に・・・。





こんにちは。初めて、小説を書きます。つたない文章ですが、楽しんで読んでもらえるとうれしいです。

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