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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
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#068 宣戦布告

ゾンビ殲滅東京本部、対策3専用室……


「おーい!芝!ちょっと来て!面白いものがあるよ!」


そう言って部屋に入ってきたのは対策5に所属する蒔村だった。


「今忙しいんだけど……」


芝はそう言ったものの、蒔村は「いいからいいから」と言って芝を部屋から連れ出した。そして芝を対策5専用室に連れていった。そして蒔村は専用室のドアを開けて中に入った。そして芝を奥の実験室へと連れていった……


「ここからはこれを着て!」


蒔村はそう言うと芝に白衣を渡した。蒔村もそれを着ると中に入っていった。


「おい、ここに何があるというんだ?」


芝がそう聞くと蒔村は一つの箱を机に置いた。そしてその箱を開けた。


「な、なんだこれは?」


芝はそれを見るとそう言った。すると蒔村はこう言った。


「これは佐瀬が見付けたゾンビの腕さ。これはオメガ教の建物内から見つかったんだけど、普のゾンビの腕とは違うと思わないか?」


「え?」


芝は違いを聞かれたものの分かるはずがない。何故ならいつも研究室に閉じこもりゾンビに関する研究をしている蒔村に対して、芝は作戦の指令をしているからだ。なので現場に出ることもすくない芝には違いが分からなかった。


「この腕の切断面を見れば分かるけど、この肉がまだしまってるだろ?」


芝はそう言われたものの、その腕の切断面を見ようとしなかった。


「現在東京にいるゾンビはよほどの事が無い限り、ゾンビの肉はスカスカなんだ。だからこのゾンビは成り立てだったんだと思う……」


蒔村はそう言うとその腕の入った箱を閉じた。


「ようするにオメガ教はゾンビ化に関する事をしていたのか?」


「分からない。だけどその可能性があるということがいいたかっただけ……」


蒔村はそう言うと腕の入った箱を持って研究室の奥へと行ってしまった……




次の日、対策2専用室……


この日、林班は昨日行われたオメガ教取り締まり作戦の報告書を書く仕事に追われていた。が、林班の冨沢と塚西は捕まえた人から話を聞くために、関東ゾンビ殺所へと行っていた為、林班は三人で報告書を作っていた。そんな林に一人の男性が近づいていた……


「ねぇ林、ちょっと来てくれないかな?」


そう言ったのは林と同期の小橋だった。


「何かあったのか?」


「分からない。宇土さんが隊長と班長は急いで第一会議室に来いって……」


「分かった。すぐに行こう」


林はそう言うと席からたった。そして作業を部下に任せて部屋から出ていった……




ゾンビ殲滅局東京本部、第一会議室……


その会議室には隊長や班長、最高司令官が集まっていた。するの突然宇土がマイクを持って皆の前に出てきた。


「時間がないから簡単に説明する」


宇土がそう言うと後ろに一枚の紙が映し出された。するとそこにいた全員がその紙に視線が集まった。


「林、あれって……」


林の隣に座っていた小橋がそう言った。林はそう言われるとその紙を見た。するとその紙にはとんでもないことが書かれていた。その紙には


「一週間後、東京駅で決着をつけよう by Ace」


と書かれていた。


「今日こんなものが送られてきた。アイツらは一週間の準備期間を与えてきている。この間にやれることはすべてやるぞ!」


宇土が皆にそう言うと仲野がこう言った。


「具体的に何をやるんだ?」


すると宇土は仲野を見てこう言った。


「東京駅を大改造してこっちに有利になるようにする!これで全てを終わらせるぞ!」


宇土はそう言うとマイクを仲野に渡した。そして仲野が一言言ってから解散となった。すると皆は我先にと会議室から出ようとした為、入り口付近が凄いことになった。




都内のとあるビル……


「エース、本当にやるの?」


そう聞いたのはシンクだった。


「もちろんだ。アイツらがいる限りゾンビは減る一方だ」


「だね。僕たちは先祖代々これをしてきているんだからね。ここで途切れされるわけにはいかないよね」


シンクはそう言うとどこかへ行ってしまった。するとエースはゆっくりと立ち上がり、窓から外を見た。するとその窓からゾンビ殲滅東京本部の建物が見えた……





芝由喜しばゆうき


准高司令官


武器……拳銃

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