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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
73/347

#067 公務

「これで全員か?」


そう言ったのは林だった。そして歩道の上には柚木をおってきていた人達が所々に倒れていた。それを見ていた民間人は色々な反応を出した。例えば、「対策官は可笑しいんじゃないか」と言う人や無言で倒れた人の写真を撮り、SNSに載せる人などさまざまだった。そんな中、林達はその倒した人の中から対した怪我を怪我をしていない人間に手錠をかけて警察の到着を待っていた。


「林!怪我をしたのは三人!どれも対したものじゃないけど……」


そう言ってきたのは冨沢だった。するとその二人の所に柚木がやって来た。


「あれ?全て倒しちゃったのですか?」


「当たり前だ。わざわざ時間を捕まえるかよ」


冨沢はそう言うと、ふと空を見た。するとちょうど冨沢の真上を一台のヘリコプターが通っていった。この時点で冨沢達に全く関係のないヘリコプターだったら問題はなかった。しかし、そのヘリコプターが殲滅局のものだった……


「ねぇ林。今ヘリが出るほどのことって起きてる?」


林は冨沢にそう聞かれると少し考えた。しかし大きな作戦など東京で行われているはずがなかった。何故なら、その日に大規模作戦が行われる場合は嫌でも朝からの話題になるのだ。なので班長という立場の林が知らないということは東京都以外の場所に向かっていのだろう。林がそう思ったとき警察がやって来た。林達は捕まえた人達を警察官に引き渡すと、本部へ戻るために車へと戻った……




捜査対象の建物の近く……


この建物の近くには有川班と川中班が待機していた。すると突然成田がスマートフォンを取り出した。そして画面をつけると一つのメールが着ていた。そのメールは宇土からのものだった。そしてそのメールには「突入して!」とだけかかれていた。


「川中一等、突入しろだそうです」


川中はそれを聞くと有川を見た。すると有川はうなずいてからこう言った。


「全員建物を囲むように位置につけ。正面は俺と川中、佐瀬、成田だけでいい!」


有川がそう言うとその他の対策官は走って位置についた。有川はそれを見るとこう言った。


「佐瀬、行くぞ!」


「了解です」


有川は佐瀬の返事を聞くとすぐにインターホンを押した。すると中から一人の男性が出てきた。すると成田が有川の前に出て、その男性の顔に一枚の紙を近付けた。


「WZC違反容疑で建物を調査する」


成田がそう言うと有川と佐瀬、川中が建物の中に入っていった。佐瀬は建物の中に入ると一番近くにあったドアを開けた。そして電気をつけると緑色の液体の入ったビンを見つけた。


「いたぞ!こっちだ!」


突然有川の声が聞こえた。多分奥で残りの連中を見付けたのだろう。佐瀬はそのビンを持とうとしたが、有川の所に行くために部屋から急いで出ていった。


「お前らそれ以上やったら公務執行妨害で逮捕するぞ!」


突然部屋から有川の声が聞こえた。佐瀬はそれを聞いて何かあったかと思いながら部屋に入った。すると中には組織の人が五人いた。そしてその人達は捜査している有川と川中を妨害いていた……


「佐瀬!コイツは逮捕だ!外にいる奴に渡してくれ」


有川はそう言うと一人の男性を取り押さえていた。そして暴れていた為、有川は手錠をつけた。


「頼んだよ」


佐瀬はそう言われると有川が捕まえた男性を連れて外に出した。その間、結構暴れられた為佐瀬も怪我をしてしまった……



「成田!コイツをおさえてくれるか?まだ中の捜査が残ってるんだ」


佐瀬がそう言うと成田は近くにいた部下の男性を呼んだ。


「鵜飼、この男を見ていてください。私も中に入るので……」


成田にそう言われると鵜飼はその男性の手を押さえた。そのすきに佐瀬は男性から離れた。そして男を鵜飼に任せて、成田と一緒に建物の中に入った……



それから一時間…… 有川達はその建物を捜査したが何もなかった。そして調べていない部屋があと一つになった。佐瀬はその調べていない部屋のドアを開けた。すると最初に見た緑色の液体の入ったビンが机に置いてあった。佐瀬はそのビンを手に取ると、その液体を見た。


「何ですか?それは……」


「分からない。調べてみないと……」


佐瀬はそう言うとそのビンを机の上に戻した。そして今度は机の横に置いてあったダンボールを開けた。すると中から新聞紙にくるまれている何かが出てきた。佐瀬は何かと思いその新聞紙を一枚一枚取っていった。すると中から人の指のような物が見えた。佐瀬はそれを見ると驚いて、その新聞紙を落としてしまった。するとその新聞紙は一気に取れて床に腕が落ちた……


「有川さん!大変です!」


佐瀬はそう言うと有川を呼んだ。すると有川はすぐに部屋にやって来た。そしてその腕を見るとこう言った。


「腕か…… 対策5を呼ぶか……」


有川はそう言うと無線機を使って本部と連絡を始めた……





15分後……


有川が呼んだ対策5の研究員が到着した。その女性は調べる器具の入ったバックを持って、その部屋の中に入った。そしてすぐにその腕にゾンビ検査液をかけた。すると無色透明だったゾンビ検査液がすぐに赤色に変わった。


「これはゾンビのものだね。これで逮捕出来るでしょ?」


「あぁ、ありがとな蒔村」


有川はそう言うと残りの組織の人間がいる部屋に向かった。すると佐瀬は有川についていかず蒔村にこう言った。


「悪いけれどこのビンの中身も調べてくれませんか?」


佐瀬はそう言うとその緑色の液体の入ったビンを渡した。すると蒔村は佐瀬にこう言った。


「これなら前にも見たことあるよ。確か小橋班が見つけたんだっけな。確か中身はゾンビ菌を水に混ぜたものだったよ」


蒔村はそう言うとそのビンの蓋を開けた。そしてその緑色の液体をシャーレに少量移すと、ゾンビ検査液を垂らした。すると緑色の液体がうっすらと赤色が混ざって見えた。


「ほら、そうでしょ。こっちは任せて行かなくていいの?」


蒔村がそう言うと、佐瀬はお礼をいって部屋から出ていった。蒔村は佐瀬が出ていくのを見るとこう言った。


「まさか二回もこの液体を見ることになるとはね。ことわざ通りあと一回見ることになるのかな?」


蒔村はそう言うとそのビンを手に取った……




蒔村花純まきむらかすみ


准高研究官


武器……短剣

拳銃




ver,2

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