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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
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#050 罠

関東ゾンビ殺所場、北門……


そこには殺所場の職員が至るところに倒れていた。そしてその近くにはエースが剣をもって立っていた。


「やっぱり対策官じゃないと弱いな」


エースはそう言うと剣を持って建物内へと入っていった。が、北門が突破されたという事実は誰も知らなかった。何故ならばここを守っていた職員は全員倒されてしまったうえに、他の門を守っている対策官達は戦っていて忙しいからだ。



「ジャック達に時間稼いでもらってるうちにあの馬鹿サイスのいる牢を見つけないとな……」


エースはそう言いながら歩いて建物内を探し始めた……




関東ゾンビ殺所場、西門……


ここでは倉科を先頭に生田、津久見、東、津田がゾンビと戦っていた。が、何故いまだに全てのゾンビを倒せていないのだろうか。それは希種が影響していた。本来ならば希種は珍しいはずなのに、ここには四体もいた。しかも通常のゾンビもいるため簡単には倒せなかった。


「これでどうだ!」


倉科はそう言うと裏刃を使って希種に攻撃をした。すると偶然なのか分からないけれど希種の足に当たった。すると希種の動きが一瞬止まった。



ビシャッ!


突然希種の首に大きな切れ込みが入り、そこから大量の血を流して希種は倒れた。


「ナイス!」


倉科はそう言うとまた違うゾンビに攻撃を始めた。が、このペースでゾンビを倒していてもかなり時間がかかるだろう。倉科はそう言うと考えながら他のゾンビを倒し続けた……




関東ゾンビ殺所場、南門……


「最初に二人も倒されたのは予想外だったな……」


七氏はそう言うと剣をジャックに向けて振り下ろした。が、それで当たれば苦労はしない。ジャックは当然のことながらその攻撃を剣で受け止めた。そして今度はジャックが七氏に向けて剣を振ってきた。


「よっと!」


七氏はそう言うとジャックの振る剣をかわした。そして隙が出来たと思い刀を突き刺そうとした。が、突き刺さるどころか避けられてしまい、そのままジャックの攻撃をもろに受けてしまった。七氏はそのジャックの攻撃を受けたものの気絶はしなかったが、動くことができなかった。そして彼が最後に見たものと言えば、鳩浜がジャックによって倒される姿だった……





ゾンビ殲滅局東京本部、対策2専用室……


「水瀬さん!早く行きますよ!」


そう言って水瀬の背中を押しているのは桜庭だ。どうやらこれからいくつかの班が殲滅作戦の為に何処かへ移動するみたいだ。なので、それにあたって水瀬班も移動するところなのだ。


「てか、これから何処へ行くんだ?」


水瀬がそう聞くと桜庭ははっきりとこう言った。


「関東ゾンビ殺所場です」




ゾンビ殲滅局東京本部、本部長室……



「それでは殺所作戦を行ってきます!」


宇土は仲野にそう言うと部屋から出ていってしまった。すると仲野は部屋にある大きな窓から下を見てこう言った。


「倉科と林がうまく殺ってるといいんだが……」


その時、局の前では対策官達が作戦に向けて用意をしていた……





津田藍那つだあいな


一等ゾンビ対策官


武器……短剣×2

拳銃

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