表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
47/347

#043 防衛

「林班三佐!どうしますか?」


そう聞いたのは小牧だった。林はこの場は倉科の部隊が何とかしてくれると考え、班を二つに分けて左右に分けることにした。




「じゃあまた後でな!」


冨沢はそう言うと走っていってしまった。そして林も笛中、北音寺班のいる方へと走っていった。なので小牧、塚西、中鈴も水瀬班のいる方へと走り出した。が、何故今回小牧は林や冨沢といった実力のある上司と組まなかったのだろうか。それは林なりの気持ちがあった。



それは先に行った班が関係している。何故ならば水瀬班には強いで構成されている。なのでそちら側の方が戦うのが比較的簡単…… 又はすでに決着がついている可能性が高い。なので林は三人をそちらに送ったのだ……






新宿駅……



「宮島特官!東京駅にゾンビが大量に現れたそうです」


土井が宮島にそう言った。現在宮島率いる第一部隊のいるところは新宿駅だ。何故この部隊が新宿駅にいるかと言うと、宮島部隊の担当する場所が新宿駅だからだ。やはり本部も利用客数が世界一の駅なので任せられるのが宮島しかいなかったのだろう。



「分かった。全員を集めろ」


「了解です」


土井はそう言うと走って仲間を呼びに言った。が、奴等ももちろん宮島部隊が局で一番強いことは知っている。なので彼らも宮島部隊を東京駅に近付けないようにとある行動に出た……




パンッ!



突然銃声がした。するとそれと同時に近くにいた民間人が騒ぎ始めた。しかも、その弾丸は宮島に当たったらしく宮島は倒れていた。


「どうもこんにちは」



エースはそう言いながら宮島のもとへと歩いてきた。そして拳銃を宮島の頭に突きつけた。


「最強の男がまさかこんな形で死ぬとはな」


エースはそう言うと引き金を引いた。そして拳銃からは一発の弾丸が飛び出した…… が、そこには誰も居らず弾丸は床に刺さってしまった。


「どこへいった?」


エースがそう言って後ろを振り向くと宮島はいた。武器を持って……


その時宮島はどうやって逃げたのだろうか…… エースの頭にそんな事が浮かんできた時だった。突然宮島は剣を投げてきた。


「あぶねー」


エースは避けてからそう言った。が、宮島は剣を投げてしまった為、使える武器は電撃棒と拳銃しかなかった。しかも民間人がいるなかでは電撃棒を使うことが出来ない。何故なら電撃棒とは本来ゾンビを殺す武器なので高圧電流が流れてしまう。



人に使用する場合は威力を抑えれば気絶程度ですむが、電気故にコントロールが難しいためもしものことを考えて民間人の居るところでは使ってはいけないというルールになっているのだ。




「なんでもいいから死ね!」


エースはそう言うと拳銃を一瞬の隙に構えて引き金を引いた。その弾丸は宮島へと一直線で飛んでいった……





中鈴健也なかすずけんや


一等ゾンビ対策官


武器…… 槍

拳銃

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ