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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
347/347

#315 水飛沫

旧下水管B4……


ガシャンッ!


そんな音がすると、すぐに水飛沫が上がる音がした


「今の音は!?」


林がそう言うと、土井が「C1方向からです」と言った。C1はこれから宮島部隊と林班が向かう場所だった。そのためまだ調査を終えておらず、どうなっているか分からない場所でもあった。なので宮島は「林二佐はここの調査をお願いします。我々はC1の確認に向かいます」と言い、部下達と走ってC1へと行ってしまった……


「林、何が起きたんだ?」


宮島部隊がいなくなると冨沢がそう聞いた。けれど林も何が起きたのか知るはずもなく「さぁね」と答えた……



旧下水管C1……


「照らせ!」


C1に到着すると宮島はそう指示した。なので皆でC1を照らすと、C2へ繋がる配管付近に誰かいるのが見えた


「C2への配管付近に何かいます!」

 

藁谷報告すると、C2へ繋がる配管付近にいた何かは、C1から逃げるように出ていった


「逃げました!」


土井はその配管を照らしながらそう言った。すると宮島は「追いかけろ! ここからは各々で判断し、危なければ引け!」と指示を出した。そしてC2へ繋がる配管へと向かって走り出した……



旧下水管C2……


「正面です!」


真中はそう言うと懐中電灯を放り捨て、逃走者がいる方向に向かって拳銃を数発撃った。すると逃走者がいる方向から「うっ!」という声が聞こえた


「照らします!」


土井はそう言うと、逃走者がいる報告へ懐中電灯を向けた。けれどそこには誰もいなかった……


「どこに行ったんだ……」


菱田川がそう言ったときだった。突然上からガコッ!という音がした。そして皆の前に何かが落ちてきた


「ゾンビだ!」


誰かがそう言うと、皆はすぐ戦闘モードに入った。そしてC2にいるゾンビを倒し始めた


「トラップがここにもあったんですね」


ゾンビを倒しながら真中がそう言った。するとそれに対して菱田川が「らしいな。この状況だと追いかけるのは厳しそうだ」と言った


「そういえば宮島さんっています?」


戦いながら土井がそう聞いてきた。なので真中は「さっきまでいましたけけど……」と言い、周りを見た。けれど周りには菱田川と土井、陳内と自分しかいなかった


「宮島さんでしたらあっちに行きましたよ」


そう言ったのは陳内だった。陳内は懐中電灯で離れたところにある配管を照らしていた


「あの配管は……」


菱田川がそう言うと、土井が「C6への配管です。一人で追いかけてるんですかね」と言った


「宮島さんですし、多分そうじゃないですかね。とりあえずここを片付けて追いかけましょ」


真中はそう言うとゾンビを倒した


パンッ!


突然C1へ繋がる配管から発砲音が聞こえた。それを聞くと、皆は黙り何が起きたのか状況を掴もうとした。そして少しすると菱田川が「C1で何かあったみたいだ。追いかけるのは宮島さんに任せて、俺達はC1へ戻ろう」と言った


今回の作戦では旧下水管が脆いため、銃の使用を緊急時以外禁じられていた。なので菱田川は「C1で何かあった」と考えた。けれどそんな菱田川に対して真中が「戦闘で使っただけでは? 今は各自の判断に委ねられているので……」と言った


「確かにどっちも考えられますね。とりあえずここを制圧してから、どうするかは考えましょ」


陳内は戦いながらそう言った。すると突然藁谷がC1からやってきてこう言った


「手を貸してください! C1に亜種が出ました!」


それを聞くと菱田川は「亜種くらいならそっちで何とかできないのか?」と言った。すると藁谷は「亜種だけじゃないんです! 希種まで大量にいるんです! このままだと撤退できません!」と言った 


「菱田川二佐」


土井は菱田川にそう言い、目で訴えた。それを受け取った菱田川は「土井と真中は先にC1へ、俺と陳内はここの制圧をする。もしヤバくなったらこっちへ来るかエリアBに行け!」と指示を出した。すると土井と真中は藁谷と共にC1へと向かっていった……


「ここがこんな状況です。宮島さんは大丈夫でしょうか……」


三人がいなくなると陳内がそう言った。なので菱田川は「宮島特官なら大丈夫のはずだ。とりあえずここだけは守ろう」と言い、ゾンビを攻撃した……



菱田川恵仕ひしだがわけいし


二等ゾンビ対策佐官


武器……レイピア

短刀

拳銃

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