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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
345/347

#313 移動

都内のとある町工場付近にて……


「連絡入れました。いつでもどうぞ」


そう言ったのは対策4、情報管理課の元町だった。するとそれに対して調査2の高梨は「ありがとう」とお礼を言った。そして部下の五十木に「特殊部に伝えて! 三十秒後に開始すると」と指示を出した……


調査部は監視部との捜査により敵の拠点を見つけ出した。そしていま、対人戦闘に特化している調査2と特殊部が敵の拠点近くで待機していた


「十秒前」


部下の笠原がそう言った。なので高梨は部下達に「予定通り行う。覚悟を決めろ」と言った。そしてカウントダウンがゼロになると高梨は「開始する」と言い、目標の町工場へと素早く移動した


「見てるから扉を!」


高梨は部下が持っているライオットシールドの後ろから扉に銃口を向けた


ガチャガチャッ!


里間は警戒しながら扉を開けようとした。しかし、扉には鍵が掛かっており開かなかった。なので高梨は里間にライオットシールドを持つ部下より後ろに行くよう指示を出した。そして里間が下がったのを確認すると、高梨は町工場に向かって「ゾンビ殲滅局だ!扉を開けろ!」と大声で言った


ガチャッ!


扉の鍵が解除される音がした。けれど扉は開かなかった。なので高梨は部下達に「突入する」と指示を出した


パンパンッ!


ライオットシールドを持つ部下が扉を開けると銃声がした。けれど、その銃声は高梨達のいるところからではなく、建物の反対側からしたものだった


「報告、特殊部が戦闘中、敵は銃を持っています」


そう言ったのは笠原だった。なので高梨は「特殊部と挟み撃ちにする。進め!」と指示を出した。するとサブマシンガンを持っている五十木と里間が先に中へ入っていった


「各自予定通り動け!」


高梨はそう言うと、自分も町工場の中に入った……


「正面に敵!」


里間が言ったときだった。突然その敵がこちらに向けて銃を撃ってきた。なので高梨達はすぐに死角へと飛び込んだ


パンッ!パンッ!


五十木が敵に向けて発砲したものの、敵には当たらなかった。すると突然高梨の後ろからドサッ!という物音がした。なので高梨が後ろを向くと、そこには……


「甘いな」


剣を持った人はそう言った


「後ろか!」


里間はすぐに銃を後ろに向けた……が、引き金を引くよりも早く剣は振り下ろされた


ガシャン!


里間はサブマシンガンを落とし、倒れてしまった


「援護します!」


平場はライオットシールドを地面に捨て、拳銃を向けるとそう言った。そして男に向けて数発撃った。けれど、弾は当たらず男は死角へと隠れてしまった


「マズい、向坂三佐に来るよう伝えてくれ」


平場も死角へと身を隠すと、笠原にそう言った。けれど、笠原から返事は無かった。なので笠原のいた後方を見ると、そこには拳銃を持っている人がいた。そしてその人の足元に笠原が倒れていたため平場はすぐに状況を理解した


『そっちもか!』


平場は拳銃を撃とうとした……が、突然頭に痛みが走り、そのまま気を失ってしまった……



「デル。これが本当に東京の調査部か?」


「えぇ、そうのはずよ」


拳銃を持っている人はそう言うと、笠原のポケットから対策手帳を取り出した。そして中を見てから「インテグラル、これを」と言い、投げ渡した


「確かに調査部だ。調査2が何に特化してるのかは知らないけどな」


インテグラルと呼ばれている人はそう言うと笠原に対策手帳を返した。するとそんなインテグラルにデルは「強さからして一般調査官といったところかしら……」と言った


「そうか……。だが、一般にしては武器が……」


パンパンパンッ!


突然何処からか銃声がした。するとインテグラルは倒れてしまった


「いち……」


パンパンッ!


再び銃声がしたため、デルは平場が使っていたライオットシールドを使って身を隠した。そして町工場の中へと下がっていった……


「川島と遠山は救助、五十木さんはコイツが生きてるかの確認を」


「分かった。だが、向坂はどうするんだ?」


五十木はそう聞いた。すると向坂は「私は敵を建物の奥へ追い詰めます」と言うとマガジンを交換した


「一人だと危険だ」


「大丈夫です。後ろだけ見ててください」


向坂はそう言うとインテグラルの剣を持ち、町工場の中へ入っていった……


『無事だといいが……』


五十木はそう言うと向坂が倒したインテグラルの状態を見た。弾は体のあちこちに当たっており、状態は酷かった。けれどかろうじて生きていたため、離れたところにいる元町に医官を要請した……


向坂未来さきさかみらい


三等ゾンビ対策佐官


常備武器……拳銃

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