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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
343/347

#311 挟み撃ち

旧下水管A1……


「報告! エリアE担当より『E2に白神らしきゾンビを発見。指示を頼む』との事です」


通信官が宇土にそう言った。なので宇土は『白神か……』と心の中で言うと、後ろにいる藍卯に「藍卯、どうする?」と聞いた


「倒せばいいだろ」


藍卯はそう答えた。なので宇土はすぐに「白神は攻撃が効かない亜種だろ。だから指示を求めてきたんじゃないのか?」と言った。すると藍卯は「仕方ないな……」と言い、立ち上がった。そして机に置いてある武器を宇土に渡した


「これを使わせろ」


宇土は武器を受け取ると「捕獲機?」と聞いた


「そうだ。倒せないならとりあえず拘束しておけ」


藍卯はそう言うと元いた場所に戻ってしまった。なので宇土は通信官に「エリアE担当にこれを」と言い、捕獲機を渡した


「分かりました。それでは失礼します」


通信官はそう言うとこの場を離れ、エリアEへと向かって行ってしまった……


「とりあえずエリアEはこれで何とかなるだろ。それより問題は……」


宇土がそう言ったときだった。突然梯子から誰かが下りてきた。なので梯子を見ると、それは調査5の藤田だった


「二人ともちょっといいですか?」


藤田は旧下水管に下りるとそう言った。なので宇土は「分かりましたか?」と聞いた


「あぁ、B2にあったトラップは間違いなく例の組織がつくったものらしい」


藤田がそう言うと藍卯が「それは間違いないか?」と確認した。すると藤田は「対策4のお墨付きだよ」と答えた


「榎本のお墨付きか……。まぁ無いよりはいい」


藍卯はそう言うと立ち上がった。そして宇土に「ここは任せた」と言い、梯子を登ろうとした。なので宇土は「藍卯、任せたってどういうことだ?」と聞いた


「そのままの意味だ。私はやる事がある」


藍卯はそう言うと梯子を登って行ってしまった。なので宇土は藤田に「藍卯がどこに行ったか分かります?」と聞いた


「どこへ行ったかは分からないけど、何をするかなら分かるよ」


藤田にそう言われたため、宇土は「何をするつもりなんですか?」と聞いた。すると藤田はこう答えた


「挟み撃ちさ」


藤田はそう言うと梯子を登って行ってしまった……


「挟み撃ちって、何かするんですか?」


宇土にそう聞いてきたのは堤だった。しかし宇土も『挟み撃ち』の意味が分からなかったため「さぁ……何かするんじゃない?」と適当に答えた……


藤田修斗ふじたしゅうと


二等ゾンビ対策佐官


常備武器……拳銃

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