表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
335/347

#304 忠告

二月十七日、午前十時

東京本部、本部長室前……


「藍卯、ちょっといいか?」


宇土は本部長室から出てきた藍卯にそう言って呼び止めた。すると藍卯は「何? 暇じゃないんだけど」と言ってきた。なので宇土は「旧下水管制圧作戦についてなんだけど……」と言った


「なんだ? 文句でもあるのか?」


藍卯はそう言い睨んできた。なので宇土は手短に昨日、布田達が話していた指摘を藍卯に伝えた。すると藍卯は「んなこと知ってるわ」と言った


「知ってるのに何故わざわざ?」


「それが良いと判断したからだ。それ以外にあるわけないだろ」


宇土は布田や沢本から『司令官が作戦区域内に入る』事の危険性を聞かされていた。なので宇土は引かずに「その手法を取るメリットを聞かせてくれ」と聞いた


「はぁ……」


宇土が質問すると藍卯はそう溜め息をついた。そして「私の作戦に文句があるのか?」と言った。なので宇土は「藍卯の作戦が危険だと思ったから言っているだけだ」と答えた。すると藍卯は少し間を開けるとこう言った


「今回の作戦は通信機器が使えない。故に指示を出す際、人を送る事にしている。だから司令場所が外より確保されているエリアAの方が素早く行動できるんだ」


旧下水管は入口付近の一部を除き、電波が届いていない。故に普段使っている無線機が使えなかった。そのため藍卯はこの作戦では、人を送って前線にいる対策官に指示を伝えようとしていた


「指示なら外からでも伝えられるだろ」


宇土はそう指摘した。すると藍卯は「それだと梯子の登り降りが発生するだろ」と言った


「別にそのくらいいいだろ」


「アホか。緊急連絡は一秒も無駄にできないんだ。そんなのに時間を取られるのは無駄だ」


藍卯がそういった時だった。突然三ツ木が「話しているところ悪いがちょっとどいてくれないか?」と言ってきた


「そういうことだから作戦は変えん。これ以上文句を言うな」


藍卯はそう言うと何処かへ行ってしまった


「宇土、何を話してたんだ?」


三ツ木がそう聞いてきた。なので宇土は「旧下水管制圧作戦についてちょっと……。ただダメでしたけど……。それより三ツ木さんは本部長室に何を?」と言った


「六王子基地の件が全て終わったからその報告に。それじゃあ失礼するよ」


三ツ木はそう言うと本部長室に入っていった


『やっぱりダメだったか……』


宇土はそう思うと対策3専用室へと向かって歩き始めた。そして『無事作戦が終わるといいけど……』と思いながらエレベーターに乗り込んだ



「宇土司令。お久しぶりです」


突然そう言われた。なので声のした方向を見ると、そこには通信部の夏川がいた


「何階ですか?」


そう聞いてきたため宇土は対策3専用室のある階を言った。すると夏川は「分かりました」と言い、その階のボタンを押した


「そういえば宇土司令は旧下水管制圧作戦に参加されるのですか?」


夏川がそう聞いてきた。なので宇土は「副司令として参加します」と言った。するとそれを聞いた夏川は「そうでしたか。では宜しくお願いします」と言った


「確認なのですが、夏川さんは通信部ですよね?」


「はい。そうです」


「通信部として参加するんですか?」


「勿論です。私達は司令官方の指示を戦っている対策官方に伝える事をする予定です」


夏川はそう言った

夏川の所属する通信部は他の部署とは少し違う役割を持っていた。故に通信部は日常では表に出ることはなく、作戦にも参加することは無かった。そのため宇土は夏川が旧下水管作戦に参加すると言っているため若干戸惑っていた


「私達、緊急時に備えて色々できるよう訓練していますから。そんな事もあって丙ちゃんにこの仕事を任されまして」


夏川はそう説明した。なので宇土は「そうでしたか。てっきり対策部だけで行うと思っていたので……」と言った


ガチャッ!


エレベーターが止まり、扉が開いた。なので宇土は「それでは失礼します」と言い、エレベーターから降りた。すると夏川が「作戦会議でまた」と言ってきた。なので宇土も「ええ、作戦会議で」と行ってこの場を離れた……


夏川汐莉なつかわしおり


准ゾンビ対策官


常備武器……拳銃

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ