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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
334/347

#303 苦笑い

午後五時、東京本部対策2専用室……


「やっと確保したぞ〜」


冨沢はそう言うと自分の椅子に座った。するとそんな冨沢に小牧が「お疲れ様です」と声をかけた 


「中鈴、問題は無かった?」


林はD班専用スペースに入ると中鈴にそう聞いた


「これといって問題はありません。むしろ冨沢さんがいなかった事による効果のほうが大きいです」


中鈴はそう答えた。するとそれを聞いた冨沢が「悪いが今は冗談に付き合える程の体力が無いんだ。後でにしてくれ」と言った


「別に冗談じゃないですよ」


中鈴は冨沢にそう言った。そんな会話を近くから見ていた林は苦笑いをすると、小牧と佐伯に「無事、エリアAを確保できたから旧下水管制圧作戦は予定通り行われるはずだ。二人とも大丈夫?」と聞いた


「はい。旧下水管には何度か行ってるのでおそらく大丈夫です」 


小牧はそう答えた


「まぁ小牧は前にも入ってるしね……。佐伯は大丈夫そう?」


林は佐伯にそう聞いた。すると佐伯は「旧下水管に入った事が無いので何とも……」と答えた。なので林は「まぁそう心配しなくても大丈夫。この班が先頭になることはないから」と言い、安心させようとした


「そういえば林ニ佐。旧下水管制圧作戦にはどの班が参加するんですか?」


旧下水管制圧作戦へ参加する班を知らない小牧は林にそう聞いた。しかし林も知らないらしく固まってしまった。そして少しすると隣の班の小橋に「小橋、旧下水管制圧作戦に参加する班って知ってるか?」と聞いた


「え? 旧下水管? 準備の方は色々話してたけどメインの方は知らないな……」


小橋はそう答えた。なので林は「まだ言われてなかったっけな……。ちょっと確認してくるから待ってて」と二人に言うと部屋から出ていってしまった


「班長があんなんで大丈夫かね〜」  


そんな林を見ていた冨沢は頬杖をつきながらそう言った。するとそんな冨沢に中鈴は「冨沢さんも副班長としての自覚はあるんですか?」聞いた


「大丈夫大丈夫。これまで何とかしようとすれば、何とかなってきたから」


冨沢は中鈴にそう言った



バンッ!


そんな雑談をしていると突然対策2専用室の扉が開き、部屋の中に宇土が入ってきた。宇土は部屋に入るや否や「上層会議のメンバーは至急第一会議室まで来てくれ」と言った


「すみません。林ニ佐は先程何処かへ行ってしまいまして……」


小牧は宇土にそう言った。すると宇土は「林なら大丈夫。さっきすれ違ったときに伝えたから」と言った


「それじゃあすぐに頼むよ」


宇土は上層会議のメンバーにそう言うとすぐに部屋から出ていった。そんな宇土を見て、冨沢は「何かあったんかね〜」と言った


「旧下水管関係では? 最近、その話ばかりですし」


「少なくとも何か問題が起きたみたいね……。今後に響かなければいいけど」


佐伯がそう言うと、冨沢は「まぁ、藍卯や宇土が何とかしてくれるでしょ。大丈夫大丈夫」と言い立ち上がった。そしてD班専用スペースから出ようとした。なのでそんな冨沢に中鈴は「冨沢さん。何方へ?」と聞いた


「なぁ〜に対したことじゃないよ。そんじゃあ」


冨沢はそう言うと対策2専用室から出ていった……


「まったく……。そういえば小牧は旧下水管のエリアAより先に入った事あったよね」


冨沢が居なくなると中鈴が小牧にそう聞いてきた。なので小牧は「はい。一度だけですが」と答えた


「作戦前に聞いておきたいんだけど、旧下水管の奥ってどんな風になってるの? エリアAと同じ?」


「造りは基本同じです。ただ地下処理作戦はゾンビを倒すのがメインでは無かったので、今回と同じようにいけるかは……」


小牧はそう答えた


東京本部では過去に六回、旧下水管の調査を行っている。この作戦は『東京地下処理作戦』と名付けられているが、目的はあくまで旧下水管の調査であり、ゾンビを倒すのが目的ではなかった。そのため、作戦ではほとんどのゾンビをスルーしていた


「なるほど。つまり何かあったら林さんと小牧君に任せればいいって事ですね」


そんな会話を聞いた佐伯はそう言った。なので小牧は「僕に頼られても……」と言った


「まぁ大抵のことは林さんがやってくれるから大丈夫。小牧はそのサポートをすればいいから」


中鈴は小牧にそう言った。しかし小牧は『林さんのサポートって冨沢さんや中鈴さんがやるんじゃないの!?』と心の中で思い、若干戸惑っていた……


油井夢隼ゆいゆめと


司令官補佐


武器……拳銃

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