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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
333/347

#302 原因

二月十六日、午後三時

旧下水管入口付近……


旧下水管へ下りる梯子の付近には、今日が担当の対策官達の他に宇土や堤、米田といった司令官達もいた。そしてその皆が梯子を見ていた。すると大勢に見られながら布田が梯子を登り、地上に出てきた


「どうだった?」


川中が布田にそう聞いた。すると布田は「A13まで無事確保しました」と言った


「堤!」


それを聞いた宇土は堤にそう言った。すると堤は「分かりました」と言い、作戦司令車へと走って行った


「やっと攻略か〜。なんと終わったね」


米田は隣にいる宇土にそう言った。すると宇土は「とりあえずはね。ただこの後はエリアAの清掃やらを行うよ」と言った


「清掃!? なんで?」


「エリアAを司令拠点にするんだとよ」


宇土はそう言うと作戦司令車に戻ろうとした。するとそんな二人の会話を聞いていた布田が「宇土、いま何て?」と聞いてきた


「え? エリアAを掃除するって話のこと?」


そう聞かれたので宇土は布田にそう言った。すると布田は「その後だ」と言った。なので宇土は「エリアAを司令拠点にする……ってこと?」と言った


「それはダメ……絶対に」


近くでそのやり取りを聞いていた沢本がそう言った。しかし宇土には沢本が何のことを言っているのかいまいち分からなかった。するとそんな所に成河が来て「分かる人には分かる話だな」と言い、布田と沢本を見た


「えっと、つまり何が言いたいの?」


何を伝えたいのか分からなかったため、宇土は三人にそう聞いた。すると布田は「そのやり方は危険だって事だ」と言った


「危険?」


宇土はそう聞いた。すると沢本が「新平地作戦にはいくつか失敗がある。あまり語られてないけど、司令官が作戦現場に入ったのも原因の一つなのよ」と言った


『……?』


沢本の説明を聞いたものの、宇土は五年前の上野公園新平地作戦に参加していないため、何が伝えたいのよく分からなかった。するとそんな宇土に布田が「つまり司令拠点は地上にしろってことだ」と単刀直入に言った


「そう言われても、その作戦の主司令は藍卯だから……」


宇土はそう返した。すると布田は「なら藍卯に伝えてくれ。旧下水管に入るなと……」と言った


「分かったけど藍卯だからなぁ……。一応伝えるけど」


「頼むよ」


この場を去る宇土に布田はそう言った



「宇土、どういう事?」


作戦司令車に戻っていると米田がそう聞いてきた。なので宇土は「同じミスをしないように注意してくれたって事だけは分かったけど、それ以上はちょっと……」と言った


「まぁ、新平地作戦に参加してないからねぇ……。本部に戻ったら今井さんに聞いてみる?」


「いや、直接仲野さんに聞くからいいよ」


宇土はそう言うと作戦司令車に乗り込んだ。すると堤が「宇土司令、本部へ報告しました」と言ってきた。なので宇土は「ありがとう。あとはエリアAの掃除、照明の設置で終わりだ」と言い、椅子に座った


「宇土さん。あとはもうそれだけですよね?」


油井がそう聞いてきた。なので宇土は「あぁ、そうだよ」と答えた。すると油井は「なら司令って必要なんですか? 先に帰っても大丈夫だと思うのですが」と言ってきた


「他の場所なら先に戻っちゃうけど、今回は旧下水管だからね。あそこは何が起きるか分からないから念の為にね」


宇土はそう言うと伸びをした。そしてやる事がなかったため、机の上に置いてあった『旧下水管制圧作戦』についての資料を適当に読み始めた


『旧下水管制圧作戦はいつもと状況が違うからなぁ……。無事終わればいいけど』


宇土はそんな事を思いながら、エリアAでの作業が終わるのを待った……


沢本葵さわもとあおい


一等ゾンビ対策佐官


武器……大鎌

ショートソード

拳銃

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