表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
332/347

#301 紙束

午後四時、本部長室……


「報告によるとA1からA4の確保は終わったそうじゃないか」


仲野は部屋の隅にいる藍卯にそう言った。すると藍卯は「らしいな……」と適当に返してきた。なので仲野は「この調子で進めば三月までの期限には余裕だな」と言った


「余裕なら問題ない。それにエリアAの確保については全て宇土に任せてる。文句なら奴に言ってくれ」


「別に文句なんてないよ。ただどんな感じなのかなって思っただけで……」


仲野がそう言うと藍卯は「ふ〜ん。でも私、メイン作戦以外は関わるつもりないから正直なところ興味ないのよね〜」と言い、ソファーに座った


バンッ!


突然部屋の扉が開くと三ツ木が「失礼」と言い、部屋の中に入ってきた。するとそんな三ツ木に藍卯は「もっと静かに入ってこい。扉を壊すつもりか」と注意した


「蹴り開けるよりはマシだけどね」


注意を聞いた仲野は普段から扉を開ける際、蹴っている藍卯にそう言った。すると藍卯は仲野に『黙れ』と言っているかのごとく睨んできた。なので仲野はすぐに目線を反らした


「六王子基地の件が判明したぞ」


三ツ木はそう言うと藍卯の向かいに座った。なので藍卯は「それで犯人は?」と聞いた。すると三ツ木は「生物保護の会の連中だ」と答えた


「生物保護の会? あそこはゾンビにノータッチの連中だろ」


それを聞いた藍卯はそう言った。するとそれに続くように仲野も「確かに藍卯の言う通り、あの団体はゾンビには触れてないよな?」と言った。なので三ツ木は二人にこう説明した


「確かに二人の言うように生物保護の会はゾンビを擁護してないし、保護の対象に入れてない。だが、旧ゾンビ愛護団体メンバーが加入したらしく今回の事件が起きた……。これが調査結果だ」


「それで犯人は特定できてるのか?」


藍卯はそう聞いた。なので三ツ木はすぐに「もちろん。この件は調査部と六王子の捜査部で進めるつもりだ」と答えた


「ほ〜ん。あんたらだけでやらないんだ」


藍卯がそう言うと三ツ木は「まぁ数が多いからな。そんな事もあって殺所とも調整したばかりだ」と答えた。するとそれを聞いた仲野は「殺所使うのか?」と聞いた


「あぁ、さすがに本部だと危険だからな」


関東ゾンビ殺所場には少ないながらも、人を入れるための監獄と取調室があった。そのため、三ツ木はそこを使おうとしていた


「そうか。まぁ全てが終わったら報告してくれ」


藍卯はそう言うと立ち上がり、部屋から出ていった


「六王子の件だが、戦闘組織は関わってなかったのか?」


藍卯が居なくなると仲野はそう聞いた


「あぁ、潜入中の調査官に連絡を取ったが関与を否定したよ」


「そうか……。つまりこの件は生物保護の会のみ……ってことか」


「おそらく……。何か分かり次第報告するからそれじゃあ」


三ツ木はそう言うと立ち上がり、部屋から出ようとした。すると三ツ木が扉を開けるより早く、誰かが開けた


「おっと、失礼」


そう言ったのは対策5の蒔村だった。蒔村は三ツ木より先に本部長室に入ると、そのまま仲野に「液体の件について城山さんの代わりで来ました」と言った。なのでそれを聞いた三ツ木は部屋から出ずに、座っていた場所へと戻った


「これにまとめてありますのでどうぞ」


蒔村はそう言うと仲野に紙束を渡した。なので仲野はその紙束を受け取り、パラパラと捲って流し見した。その紙束には過去に報告された事から新しい情報まで全てがまとめられていた


「最終報告書ってことでいいの?」


紙束を見た仲野はそう聞いた。すると蒔村は「はい。紙にまとめている事が対策5で調べられる限界です。なのでそれ以上は他を当たっていただけると……」と言った


「分かった。ありがとう。これは受け取っておくよ」


「それではこれにて失礼します!」


蒔村はそう言うと部屋から出ていった……



「それで、その紙にはなんて?」


蒔村が居なくなると三ツ木は仲野の机へ移動し、紙束を見た


「槍や液体、所有者等についてまとめられてるよ。先に読む?」


仲野はそう言うと三ツ木に紙束を渡した。しかし三ツ木は「いや、この件は担当外だから一番最後に読ませてくれ」と言った


「分かったよ。それじゃあ悪いんだけど藍卯呼んできてくれないか? この件、藍卯も関わってるからさ」


仲野にそう頼まれると三ツ木は「分かったよ。それじゃあ」と言って部屋から出ていった。三ツ木が居なくなると仲野は『藍卯が来るまで読んでるか……』と思い、渡された資料を読み始めた……



蒔村花純まきむらかすみ


准高研究官


武器……短剣

拳銃

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ