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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
326/347

#296 立派

旧下水管A3……


「これで全部倒しましたね」


そう言ったのは上間だった。するとそれに続くように佐瀬が「今回は普通のやつだったので楽でしたね」と言った


「二人の実力は認めるが油断はするなよ。こんな環境なん……」


有川がそういった時だった。突然A4方向から叫び声が聞こえてきた


「……」


あまりに突然だったため、誰一人として何も言わなかった。しかし、少しすると佐瀬が「今のは一体……」と言った


「今のちょっとヤバくないですか?」


「確かに……ね」


新戸と上間がそう言った。するとそれらを聞いた有川は「とりあえずA4に行こう」と言った


「進んで大丈夫ですか? 明らかにヤバいやつだと思いますが」


佐瀬はそう助言した。すると有川は「状況くらいは確認すべきだ。ダメそうならすぐに戻ればいいし」と言った。なので佐瀬は渋々と「それであればまぁ……」と言った


「それじゃあ行こう。小牧もこっちに来ていいよ」


有川はA2に向かう配管を守っている小牧にそう言った。すると小牧はすぐに有川達のいる所へやって来た。そして有川に「すみません。何処からか足音聞こえませんか?」と言った


「足音?」


有川はそう言うと立ち止まった。それを見た部下達も音を出さないよう静かにしていると、確かに何処からかこちらに向かってくる足音が聞こえた


「柵を持ってくるという班ですかね?」


小牧がそう言った。すると佐瀬がすぐに「いや、それならA2方向から音がするはずだ。この音は明らかに……」と言うとA4へ繋がる配管を見た


「全員距離を取れ! そしてここを照らせ!」


有川がそう言うと部下達はすぐにA4へ繋がる配管から離れ、懐中電灯で照らした


「姿を現したら佐瀬と上間はついてきてくれ。小牧と新戸はヤバいと思ったら加勢を頼む」


有川も配管から距離を取るとそう指示を出した。なので有川の隣りにいる小牧は「了解です」と小声で言った



「ギャーーーーーー!」


再び叫び声がした。なので有川は「佐瀬、上間」と呼び、戦う準備をするよう合図を出した


『今の叫び声は明らかに近くからしたもの……。であればそろそろ……』


小牧がそう思ったときだった。A4へ繋がる配管から何かがゆっくりと出てきた。なので小牧はそれをしっかりと見てみると、それは人に見えた


「人……ですか?」


小牧がそう言うと、すぐに有川は「違う」と否定した。そして続けて「少し前まで人間だったゾンビだ。特徴から見て間違いない」と言った


「有川特官」


上間は指示を求めて有川にそう言った。なので有川は佐瀬と上間に「行くぞ」と言った


「オーケーです」


佐瀬はそう応えるとゾンビに急接近し、刀で斬りかかった……


キンッ!


『受け止めたのか!?』


そのゾンビは何処から取り出したのか分からないが、手に短剣を持っており、それを使って佐瀬の攻撃を防いだ


「佐瀬二佐!そのままで!」


上間はそう言うと、動けないようにするために剣で足を斬り落とそうとした。しかしゾンビはその攻撃に気付いたのか飛び跳ねて避けてしまった


「マジか……」


「これは厄介そうですね」


佐瀬と上間はゾンビから距離を取るとそう言った。すると有川が「二人とも体力の方は大丈夫か? 始めからずっと戦ってるが」と聞いてきた。なので佐瀬は「なんとも言えないですね」と答えた


この作戦が始まってから有川班では主に有川、佐瀬、上間が戦っており、小牧と新戸は防衛等をしていた。そのため、ずっと戦ってきた三人にはそろそろ体力の限界が近付いていた


「無理そうなら言ってくれ。撤退するから」


有川がそういった時だった。突然新戸がゾンビに斬りかかった


キンッ!


しかし佐瀬のときと同じように攻撃を防がれてしまった。すると新戸は「小牧君!」と言った


「任せてください」


小牧はそう言うと槍でゾンビの腹に突き刺そうとした。しかし、小牧の接近に気付いたゾンビは二人から離れてしまった


「小牧君は右からお願いできる?」


「ええ、勿論です」


二人はそういう会話をすると再度ゾンビに近付き攻撃をした



「二人とも危ないから……」


有川がそう言って二人を止めようとした。しかしそんな有川に上間が「新戸さんなら大丈夫です。彼女はあれでもこっちの部屋では一二いちにを争う実力を持っていますから」と言った


「であれば小牧も大丈夫ですね。小牧だってシンクと戦って勝ってますから」


佐瀬もそう言った。しかしそれでも有川は「いや、だからといっても二人だけに戦わせるのも危険だ。せめて加勢を……」と言った。するとそんな有川に佐瀬は「大丈夫ですよ。二人だって立派な実力者です。それに経験を積ませるのも大切なことですよ」と言った


「とりあえずこの場は任せてみませんか? 危険なときには加勢するということにして」


上間もそう言った。そのため有川は「二人のいうことはよく分かった。とりあえずこの戦いは二人に任せる。だから俺達はサポートをするぞ」と言うと、懐中電灯でゾンビを照らし始めた……



新戸梓にいどあずさ


准ゾンビ対策官


武器……ショートソード

    拳銃

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