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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
310/347

#281 不明

「下に誰かいましたか?」


警棒を持っている人は小橋達にそう聞いてきた。するとその質問に六原が「いえ、一通り見てきましたが誰もいませんでした」と答えた


「分かりました。皆さん此方に来てください」


その人は二階に来るよう言ってきた。なので小橋達は四鷹の対策官が登ってから階段を上がっていった


「小橋さん。ちょっといいですか?」


小橋が二階に上がると六原がそう言ってきた。なので小橋は四鷹の対策官の間を縫うように進み、六原のいる所まで移動した


「何でしょうか」


小橋がそう聞くと、先程警棒を持っていた男性が「初めまして、六王子捜査部の右田です」と自己紹介をしてきた。なので小橋も手短に「本部、対策部の小橋です」と名乗った


「六原さん、木畑さん、小橋さんはついて来て下さい」


右田はそう言うと廊下を歩いていった。けれど状況がいまいち掴めていない小橋は「え?」と言った。するとそんな小橋に六原が「小橋さん。早く」と声をかけた


「え? あ、すみません。林、あとは宜しく」


小橋はそう言うと右田のあとを追って廊下を進んでいった


『一体どこへ……』


小橋がそう思っていると右田は扉の前で立ち止まった。そして扉を開けると「どうぞ」と言い、三人を部屋の中に入れた


「ここは……」


小橋がそう言うと、部屋の中にいる女性対策官が「六王子対策基地の通信司令室よ」と答えた。するとそんな女性対策官に右田は「北林基地長、この方々が本部、四鷹から応援として来た対策官です」と説明した


『基地長? この人が六王子のトップ……』


右田の話を聞いた小橋はそう思った。すると北林は立ち上がり、三人にこう言った


「君達にはとても感謝している。何しろ六王子はこんな事になっているからね」


北林にそう言われると小橋は部屋の中を見回した。部屋の中はぐちゃぐちゃで机や椅子、司令に使うと思われる機材があちこちに転がっていた


「そこで質問なんだけど、ここに来るまで接敵した?」


北林は三人にそう聞いた。なので小橋は「この班は特に……」と答えた


「こちらもです」


「私の班もです」


六原と木畑も続いてそう言った。すると右田は北林に「北林基地長、ではこれは……」と言った


「うん。分かってる」


北林は右田にそう言うと、三人に「今回の件だが、襲撃者を捕まえられなかった。それどころか襲撃者を見てすらいない」と言った


「しかしテレビにはテロ集団がハッキリと映っていましたが」


小橋がそう言うと北林は「確かに正門での戦いの時には見た。けれど建物内では目撃者がいないんだ。間違いなく誰かが侵入したはずなのに……」と言った


「北林さん! 監視カメラを見てきました!」


突然通信司令室に一人の女性が入ってくると、北林にそう言った。なので北林は「結果は?」と聞いた。けれど女性対策官は「それがそもそも録られていませんでした」と報告した


「そうか……なら中山班も建物内の捜査を! 指示は榊原にもらえ」


北林がそう言うと女性対策官は「了解です」と言い、部屋から出ていった


「すまない。話を戻そう」


北林はそう言うと少し間を開けこう言った


「本部に連絡を取り、調査部を送ってもらうことになった。そのため助けてもらって悪いが、これ以上の助けは必要ない」


北林は言葉を選びながらもそう言った。するとそれを聞いた六原は「分かりました。では四鷹組はこれにて撤収します」と北林に言った。そして隣りにいる木畑に「他の班に無線を」と指示を出した


「分かりました」


木畑はそう言うと、北林に軽く頭を下げてから後ろを向いた。そした無線で他の班に撤収することを伝え始めた


「こちらも同じく撤収します。それではあとはお願いします」


小橋も北林にそう言った。すると北林は「本当に助かりました。有難うございます」と再び感謝の言葉を口にした。そして右田に「右田、正門まで見送りを」と言った


「いえいえ大丈夫ですよ。ルートは分かるので」


六原がそう言った。けれど北林は「ですが……」と言って引かなかった。なので小橋は「そちらも建物の再捜査で忙しそうですし大丈夫ですよ」と言った


「すみません。せめて部屋の中だけでも」


北林はそう言うと通信司令室の扉を開けた


「本当にありがとうございました」


三人は北林にそう言われながら部屋を出た。部屋の外には六王子基地所属の対策官達がバタバタとしていた



「一体何だったんでしょうね」


木畑は無線機を下ろすとそう呟いた


「これだけの事件で襲撃者が目撃されてないとはね……本部の方になら何かわかりますか?」


突然六原が小橋に話を振ってきた。けれど小橋にもこの状況が説明できる訳もなく「まさかまさか。自分にもさっぱりですよ」と答えた


『今回の件は一体誰が何の為に……、調査部の捜査で分かれば良いんだけど……』


小橋はそんな事を思いながら林達のいる所へと戻っていった

只今の時刻は午後十一時丁度、小橋班が六王子ゾンビ対策基地に入ってからまだ一時間も経っていなかった……


北林裕香きたばやしゆうか


六王子ゾンビ対策基地、基地長


武器……拳銃

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