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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
301/347

#273 嘘

午後四時、東京本部本部長室前……


藍卯は本部長室から出た。すると宇土が呼び掛けてきた。なので藍卯は立ち止まり「何だ?」と聞いた


「今回の作戦だが……」


宇土が全てを言う前に藍卯は「作戦報告は仲野にしてくれ。終わった作戦に興味はない」と言い、立ち去ろうとした。すると宇土はそんな藍卯の進路をふさいだ


「何だ。嫌がらせか?」


藍卯は嫌そうな顔をしてそう言った。なので宇土は「何故今回の作戦は中規模だったんだ?」と聞いた。すると藍卯は「決まってるだろ。調査部が現場にいるからだ」と言うとこの場を立ち去ろうとした


なので宇土は立ち去っていく藍卯に「本当に?」と確認した。すると藍卯は「何故嘘をつく必要がある」と言いこの場を去っていった


『嘘だな……』


藍卯の返答を聞くと宇土はそう思った。そして本部長室に入っていった……



調査4専用室……


「三ツ木!奴はどうなった?」


藍卯は扉を強く開けるとそう言った。なので三ツ木は「殺所に送って調べてる途中、まだ何も報告はないよ」と言った


すると藍卯は三ツ木に茶封筒を投げ渡すと隣の席に座った


「物は取れたか?」


藍卯がそう聞くと三ツ木は「あぁ、月野木に頼んで侵入してもらったよ。勿論気づかれずにね」と答えた。すると藍卯は「そうか。ならこの件は感謝してほしいね。やり方が強引なせいでバレかけたぞ」と言った


「正直な所今じゃなくても良かったんだけどね。ただ早く手に入れられたから助かったよ」


三ツ木はそう言った。すると藍卯は「それで何を取ったんだ?詳しく聞いてなかったが」と言った


「それは言えない。調査官か情報管理課の人間なら知る権利があるがな」


三ツ木がそう言うと藍卯は「そうか。どのみち知ることになりそうだがな」と言い、部屋から出ていった……



『まぁすぐに分かるよ。ただ良い情報ではないと思うけどな』


三ツ木はそう思うと立ち上がり、奥の部屋へと移動した。そこの部屋では織部がモニターとにらめっこしていた


「どのくらい終わった?」


三ツ木がそう聞くと、織部は流している映像を止めてこう言った


「まだまだですよ。何しろカメラは沢山あるんですから」


「そうか。なら俺も手伝おう。今は特にやることないしな」


三ツ木はそう言うと織部の隣に座った。すると織部は「そういえばこの映像どこにあったんですか?資料庫にないという話は聞いてましたが」と聞いてきた


なので三ツ木は「宇土司令隊の部屋にあったよ。多分当時の人間が資料庫に持っていかず、自分達の部屋に置いていったんだろう」と答えた


三ツ木がそう言ったときだった。突然織部が「いました!しかも角度もバッチリ!」と報告してきた。なので三ツ木が織部の見ているモニターを見ると、そこには一人の対策官が映っていた


「確かにこれならいける。この映像はいつのだ?」


三ツ木がそう聞くと織部は「入っていた紙によると、上野公園新平地作戦の開始一時間前です」と答えた


「オーケー。確認しよう」


三ツ木はそう言うと近くにある金庫を開け、中から分厚いファイルを取り出した


「確か奴はこのリストに載っているはずだ……」


三ツ木はそう言うとファイルをめくり始めた


「三ツ木さん。そのファイルは何ですか?」


織部はそう聞いた。三ツ木が持っているファイルは頑丈な金庫の中に入っており、織部は今まで一度も見たことのないものだった。なのでとても重要な事が書かれていると考えた


すると三ツ木はこう言った


「これは全国の殲滅局に侵入してきたスパイについて書かれている資料だ。俺の記憶が正しければ奴の情報も……」


三ツ木はそう言うとめくるのをやめた。そして「やはりあったぞ」も言った。なので織部もそのページを見てみるとそこには『セブン、潜入時の偽名……山田太郎』という文字と顔写真が貼られていた


「それで何を調べるんですか?」


織部がそう聞くと、三ツ木は「これだ」と言い、ファイルの中に入っていた紙束を取り出した


「それは?」


「これは武器の修理記録だ」


三ツ木はそう言うとその紙束にサッと目を通した。そして「やはりか……ありがとう。もうそれは片付けていいよ」と言うと、ファイルを閉じて金庫に戻した


「あの、片付けるってこれをですか?」


織部はそう言うと段ボール箱を見た。この箱の中には監視カメラの映像の元が入っていた。すると三ツ木は「そう。因みにもう宇土達にはバレていいから。どうせ言うし」と言うと部屋から出ていった


『えぇ……というか三ツ木さんは何を調べてたんだ?』


織部はそう思うと、机の上を片付け始めた……


織部竹平おりべたけひ


潜入捜査官


武器……短剣

拳銃

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