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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第五章 調査
279/347

#253 計画

「今回行う作戦は、皆さんご存じだと思いますが『浜地信明確保作戦』です。そして作戦決行は明日が良いと保科に言われたのですが、皆さん用意のほどは大丈夫でしょうか?」


名取がそう聞くと宇土が「司令は大丈夫よ」と答えた。するとそれに続くように三人も大丈夫と答えた。なので名取は「では明日の作戦について説明します」と言うと、紙を使いながら説明し始めた


「場所は浜地信明の家、作戦開始時刻は午前七時です。この家には出入り口が正面に一つと裏に一つあります。なので捜査3は正面より、テロ対策3は裏に待機して下さい」


名取はそう言うとホワイトボードに貼ってある地図の二ヶ所に赤ペンで丸をつけた


「肝心の内容ですが、午前七時ピッタリに正面のインターホンを押して下さい。これで素直に逮捕されれば良いのですが、ここからは浜地が抵抗した場合です」


名取はそう言うと少し間をあけ、再び説明し出した


「一定時間応答がない。または拒否された場合は二つの入り口から同時に邸宅へ突入します。邸宅の見取り図は配布済みの資料に載ってますので、そちらをご覧下さい」


名取がそう言うと宇土達は配られている資料をめくった


『うわー、よくこんな見取り図まで調べたなぁ……』


宇土は邸宅の見取り図を見るとそう思った


監視部の主な仕事は監視対象の監視である。けれどそれだけでなく、他にも監視対象の人間関係の調査や強制捜査の下準備などもあり、今回の見取り図はこの強制捜査の下準備の一貫として作られたものだった


「因みにこの見取り図には監視カメラ等の記載もあります。作戦では必要ないと思いますが」


宇土はそれを聞くと見取り図を見ながら『そういえば監視部も捜査部と同じで入るのに厳しい調査がある部署だったような……おそらくこれも違法捜査したやつかな』と思った


「なお、事前調査で重火器等の所持は見られませんでしたが、念のため捜査3は戦闘用意をお願いします」


名取がそう言うと、捜査3の三好が「今のですが、此方は戦闘専門の班を用意します。なので何かあったときはその班を投入ということでも宜しいですか?」と聞いてきた。なので名取は「分かりました。では戦闘班は正面付近に待機して下さい」と言った


「以上で作戦内容の説明を終わりにします。質問等ありますでしょうか?」


名取は全員にそう聞いた。けれど特に質問がなかったため、名取は「では、このあと何か話したい所は……」と聞いた。すると宇土が「大丈夫。もう解散でいいよ」と言った


なので名取は「それでは解散で」と言い、ホワイトボードに貼ってある紙を取った



「それでは明日の現場で」


三好はそう言うと左京と共に部屋から出ていった。なので宇土も対策3専用室に戻ろうと席を立つと、突然織部が話しかけてきた


「宇土さん」


「ん?何かあった?」


宇土は呼ばれると織部を見た


「思ったんですけど、今回の作戦、調査部必要なんですかね」


織部はそう聞いてきた。なので宇土は「確かに説明じゃ調査部うんぬんは出てこなかったな……」と言った


「名取さん。うちらどうすれば良いですが?」


織部は片付けをしている名取にそう聞いた。すると名取は手を止めてこう答えた


「そう言われましても、託された紙には書いていないので……」


「じゃあ保科一等に聞いた方が良いやつですかね?」


織部はそう聞いた。すると名取は「そうですね。この作戦も保科さんが立てたものですし……あっと、聞くのは私がやるのでその点は……」と言った


なので織部は「では分かりましたら調査4までお願いします」と言った


「調査4。了解です。それではお先に失礼します」


名取はそう言うと紙を持って部屋から出ていった



「じゃあ戻りますか」


宇土はそう言われるとドアの横に掛けてある鍵を取った。そして織部と一緒に部屋から出ると会議室に鍵を掛けた


「鍵は返しとくからいいよ」


「お願いします」


織部はそう言うと調査4専用室へと行ってしまった……


『さて、返しに行くか』



東京本部では鍵の管理は全て対策4情報管理課がしていた。なので宇土は対策4情報管理課へと向かって歩き出した……


浜地信明確保作戦は明日の午前七時開始。準備は着々と進んでいた……



宇土舞哉うとまいや


准高司令官


武器……拳銃

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