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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第四章 復帰
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#248 立場

「スパイ?」


三ツ木は確認のためそう聞いた。すると月野木が「えぇ、うちの部下がたまたま見つけてね」と言った


「まずいな。とりあえず確実に信用できるやつだけを第四会議室に呼べ。今すぐに!」


三ツ木はそう言うと階段を駆け下りて行った


「いつになく慌ててるわね……」


月野木はそんな三ツ木を見るとそう言った。すると藤田が「当然だ。調査部にスパイが入ったんだからああなっても仕方がない」と言うと階段を下りていった


調査部に入るためには、調査官による身辺調査などをクリアしなければならなかった。なので本来調査部にはスパイが入り込むことなどあり得なかった。けれどそれも過去の話となってしまった


いま調査官達がやることは二つ。一つはスパイの確保、二つ目はどこまで情報が漏れたかの調査だった……



東京本部、第二会議室……


「とりあえずお前のところ以外は全て撤収させた。あとは頼んだ」


藍卯は宇土にそう言うと部屋から出ていってしまった


「宇土、連絡くれれば交代するから、疲れたら電話をしてくれ」


「有難うございます」


宇土は今井にお礼を言うと「それでは戻りますんで、何かあったら無線でお願いします」と言い、部屋から出ていってしまった


「今井と芝もお疲れ様。もう戻っていいよ」


仲野がそう言うと芝が「本部長、一つ質問良いですか?」と聞いてきた。なので仲野は「良いよ」と言った。すると芝は「うちの部隊にいた小池って人誰なんですか?」と質問してきた


「藍卯から聞いてないの?」


「えぇ、何も」


仲野はそれを聞くと『やっぱり何も話してなかったか……』と心の中で言った。そして藍卯から聞いたことを芝に話した。すると芝は仲野に「もしかして飛ばされます?」と聞いてきた


なので仲野は「いや、そんな予定はないよ……多分……」と答えた


藍卯は確かに作戦を立てる能力は凄かった。けれど、本部長の仲野に命令したりなどの問題行為が多々あった


なので仲野が今ここで「確実に飛ばされない」と言いきることが出来なかった


「そうですか……まぁ噂も聞いてましたし、これまでですかね……」


芝はそう言うとドアノブを掴んだ


「いや、別にそんなことは……」


「それでは失礼しました」


芝はそう言うと部屋から出ていってしまった。すると隣に座っている郡山が「小池司令官は優秀みたいだな。過去の資料を見てるが……」と言ってきた


「いや、確かに優秀さは必要だ。けれど……」


仲野がそう言ったときだった。郡山が仲野の発言を遮って「本部長、残念ながらこの世界で慈悲は必要ありません。ただ優秀なものが上に立つ。それだけです」と言った……


「確かにそうだが……」



東京本部は他局と違い、年功序列を取り入れていない。なので必然的に優秀なものが上に立つ世界になっていた。そしてその事を当然仲野も理解していた。けれど、いざ誰かを切るということは今までしたことがなかったため、戸惑いがあった


「少し考えさせてくれ」


仲野がそう言うと郡山は「待ちますが、答えは変わりません」とはっきりと答えた……



バンッ!


突然扉が強く開いた。なので仲野は「藍卯、悪いんだが……」と言いながら扉の方向を見た。けれどそこにいたのは藍卯ではなく三ツ木だった


「三ツ木かよ」


秋好は三ツ木を見るとそう言った。すると三ツ木は「まずいことになった」と言った


「まずいこと?何があった?」


郡山は手に持っている資料を机に置くとそう聞いた


「調査部にスパイがいた」


三ツ木がそう言うと、郡山が立ち上がると「は?どういうことだ?」と聞いた。けれど三ツ木も詳しいことはこれから聞くつもりだったため、郡山に「細かいことはこれから。とりあえず第四会議室に来て下さい」と言い、部屋から出ていった……


「本部長、テロ対策は頼みます。私は此方をやりますので」


郡山がそう言うと「あぁ、任せろ」と答えた。けれどテロ対策作戦はほとんど藍卯がやっているため、仲野は特にやることがなかった


「榎本、柏木、二人も来い」


「了解です」


二人はそう言うと郡山と共に部屋から出て行った……



「しかし大変な事になったな。テロ対策作戦はすぐ終わったのに今度はスパイとは……」


そう言ったのは秋好だった。すると秋好の近くに座っている有川が「テロ対策作戦はまだ終わってないぞ」と訂正した


「確かにそうだったな。まだ一階に布田と新宮がいたんだっけな」


「あぁ、あと埼玉支部の対策官もね」


秋好の質問に有川はそう答えた。すると秋好は「けどいつまで埼玉支部の人達を使うんだ?そろそろ本部の対策官と交換しても良いと思うんだが……」と仲野に言った


「それ俺も思ったんだけど、藍卯に余計なことするなって言われて……だから藍卯に言ってくれ」


仲野がそう言うと秋好は『この人、本部長なのに立場弱くないか?』と心の中で言った



ガチャッ!


「戻りました……っていつもより人少ないですね」


そう言って部屋に入ってきたのは倉科だった。倉科は秋好の隣に座ると「いつもいる三ツ木さんや郡山さんが居ませんけど何かあったんですか?」と聞いた


するとその質問に秋好は「あぁ、テロ対策作戦より大変な事が起きてな……」と言うと、三ツ木が言っていたことを話し始めた……


笠原美結かさはらみゆ


ゾンビ対策士長


常備武器……拳銃

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