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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
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#024 準備

それから一週間後の午後九時……


本部長室に仲野、宮島、布田、有川、倉科、宗の六人が集まっていた。


「なんか人数少なくないか?」


布田がそう言った。確かにここに、いつもいるはずの郡山、宇土、川中、水瀬、神尾がいなかった。


「水瀬は部下を連れて東京駅に行くと言っていたが……」


そう言ったのは宮島だった。多分今回の作戦では水瀬班は東京駅の防衛に当たるのだろう…… が、少し早すぎる気がするが……


「水瀬以外は皆、作戦の準備をしに行った。道路を封鎖しに行ったりとか……」


仲野はそう言うと立ち上がり部屋の電気を消した。そしてこう言った。


「前の画面を見てくれ」


そう言われると、前にある画面を見た。すると変な効果音と共に作戦内容が映し出された。正直に言って、ここまで編集する時間があったのなら他のことをしろ、と言いたくなるほとの映像だった。


そして、その映像を見終わってから最初に口を開けたのは有川だった。


「普通に言った方が早かったと思う」


「同意」


宮島もそれに乗っかった。仲野的には何かしらの評価してくれると思っていたが、まさかの興味がないという結果に少しばかり驚いた。


「とりあえず説明は終わりだ。すぐに駆けつけてくれ!」


「了解です!」




午後9:45分……


やっと会議が終わった。多分ここまで長い時間会議をしていたのは初めてだろう……


そんなことを考えながら宗は背伸びをした。



「宮島特官は何処に行くのですか?」


そう聞いたのは倉科だった。やはり自分の元上司が何処で戦うのか気になるのだろう……


「俺は目標の建物の近くにある下水管の中を歩き回る」


……と宮島は言った。


下水管の中での戦い…… それはとても大変なものだった。何故かというと、ゾンビが走ってきても逃げる場所が少なく、第一下水管を傷付けることが出来ないので武器が限られてしまうのだ。


なので大抵の人は何とか言って変えてもらうのだか、宮島は違った。多分そこが実力のあるものと無いものとの差だろう……


「倉科、作戦後にまた会おう!」


宮島はそう言うと行ってしまった…… 多分ヘッドラインを取りに行ったのだろう。倉科はそんなことを考えながら自分も武器を取りに、第二部隊専用室へと向かい始めた……





永山製薬会社前……


「郡山さん!付近の道路の封鎖が完了しました!」


そう言ったのは神尾だった。郡山はそれを聞くとこう言った。


「分かった。神尾班は待機していてくれ!」


郡山はそう言うと作戦指令車の中に入っていった。


「宇土、連絡を頼む」


「了解っす!」


宇土はそう言うとスマホを取り出して、誰かと電話をし始めた。



「仲野本部長!こちらは準備完了です!」


……と

神尾輝昌かみおてるまさ


一等ゾンビ対策佐官


武器……剣

短剣

拳銃



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