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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
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#023 拘束

ギィッ!


そんな音をたてながらドアは開いた。その部屋はホコリが被っていたがベットがあるのが分かった。多分寝室だろう…… 小牧はベットの横にあった棚を開けた。すると中からノートが出てきた。


そしてそれをパラパラとめくると日記だと言うことが分かった。少しその日記にも興味があったので、小牧は読んでみることにした。





3月10日…… 私は殺させる。永山の秘密を知ってしまったか……

3月11日…… 私はあとどれくらい生きられるだろうか。せめてあと5年は生きたい……

3月12日…… 家の周りに不審者がいるのが見えた。多分私は殺される。

3月13日……私以外といないはずの屋敷で物音がした。多分私は死ぬ。なのでここに全てを記す。私は永山製薬会社の秘密を知ってしまった。そして奴等の野望まで……



日記は3月13日で終わっていた。多分この日に亡くなったのだろう。しかし、これにより新たな情報が入った為、小牧は急いで外へと向かった……




一時間後……


ようやく全員が集まった。小牧はそこで林に寝室で見つけた日記のことを話した。


「宮島特官に話しておこう」


……と林は言うとその日記を小牧から受け取った。そして林班は本部へと戻っていった。





一時間後、本部長室……


そこにはいつものメンバーが集まっていた。そして宮島がこう言った。


「林班に目標の屋敷を調べてもらったところ、こんな日記が見つかりました」


宮島はそう言うとその日記を仲野に手渡した。すると仲野はその日記をパラパラと開いた。


「13日で終わってるな。この日記」


「はい。問題はその日の内容です」


宮島にそう言われると仲野はその部分を呼んだ。すると「永山製薬会社」と言う言葉が目立っている気がした。多分この会社がその屋敷の主人を殺したのだろう


が、殺人は警察でありゾンビとは何の関係も内容に思えた。なのでその日記の問題のページをスクリーンに写した。すると倉科がこう言った。


「もしかしてその会社がゾンビを作り出しているのではないですか?」


倉科がそう言ったが、そんか証拠は何処にもなかった…… が、調べるしかない。そして仲野はついに決断した。


「一週間後の午後九時にここに集合!永山製薬会社の捜査を行う!」


すると有川がこう言った。


「でも、もしゾンビと関係なかったら仲野本部長の首が飛んでしまいますけど……」


「そんなことは気にするな!私の首より国民の安全の方が優先だ!」


と、仲野は言った。そこからは早かった。作戦に向けて弾丸の数を増やしたり武器の手入れをしたり、作戦を考えたり…… そんなことが始まった。


なので本部は今まで以上に慌ただしくなった……





その頃、ゾンビ愛護団体本部では……


「仁田!乗れ」


エースにそう言われると柚木は車に乗り込んだ。そして車は高速道路を通り、少ししてから何処かの建物の地下駐車場へと入っていった。


「降りろ。あそこのエレベーターに乗って25階まで行け!そこで社長が待っているはずだ!」


柚木はそう言われるとエレベーターに乗り込みボタンを押した。するとゆっくりと昇っていき地上に出た。するとそこからゾンビ対策局東京本部が見えた。


「確かこの建物は……」


柚子はそう考えているとやっと会社名が思い出せた。それは「永山製薬会社」だ!


柚木はそれが分かると急いで逃げる為に20階のボタンを押した。そしてドアが開かれるとすぐに降りた。そして非常階段へと向かおうとした時だった。近くにある部屋にゾンビとかかれていた。


「何だろう?」


柚木はそう思い扉を開けた。するとそこには牢屋があった。そして中に入っているのはゾンビ……ではなく人間だった。しかも全ての人がとても痩せていてとても話せる状態ではなかった。


「な?」


柚木はそれを見るとすぐに扉を閉めて非常階段をかけ降りた。早く本部長に伝えなくては!……とただそう思っていた。



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