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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
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#022 屋敷

次の日……


臨時休暇を終えた対策官達が東京本部へと集まっていた。そしていつもの通りに仕事(殲滅)を開始した。が、一人の隊長は何故か本部長の仲野に呼ばれていた……




本部長室……


「宮島、この辺りに大きな屋敷が在ることを知ってるか?」


仲野は地図を指差しながらそう聞いた。


「はい。前から少し気になっていましたので……」


「簡単に言うとこうだ。その屋敷の近くに住む人から、敷地内に人がいるとの情報提供があった」


「それが問題なのですか?」


「ああ、その屋敷の住人は10年前に亡くなっていて空き家となっているんだ。だから宮島部隊が調べに行ってくれ!」


「分かりました」


宮島はそう言うとお辞儀をしてから、部屋を出ようとすると仲野以外の誰かに止められた。


「今回は林班と染井班をつれていけ」


そう言ったのは郡山だった……




十分後、第二会議室……


「今回から合同でこの屋敷を調べることになった」


宮島はそう言いながら地図を指差した。そして両班に仲野から言われたことを言った。そして最後にこう言った。


「これからこの第二会議室をこの捜査をする間は合同捜査室として使っていいらしいから、何かあったらここに集合な」



宮島がそう言うと林班がその部屋から出た。そして対策専用室へと向かい、各自の武器を持って出てきた。


「林!どこに行くの?」


「ついてくれば分かる」


冨沢の質問に林は答えなかった。なので、林班の班員達は黙ってついていくしかなかった……



30分後……


「着いたぞ」


林がそう言って足を止めた場所は、宮島の言っていた屋敷の前だった。その屋敷はぼろぼろで、ゾンビがいると言うよりは幽霊でもいそうな所だった。


「各自分かれて、中に入れそうな所を探してくれ」


林にそう言われると小牧はこう言った。


「中に入るのですか?」


「もちろん、ゾンビがいるか確認するにはこれが一番早い」


林はそう言うと今度は冨沢の方を向いてこう言った。


「今回はゾンビを見つけても戦わなくていい。見つけたらすぐに外に出る!」


「分かった」


冨沢はそう言うと屋敷の門に触れた。そして結構な力で開けようとしたが開かなかった。


すると、少し離れた所で塚西が叫んでいた。


「班長!ここに穴が開いています!」


林はそれを聞くとすぐに走って向かった。その穴はかなり小さかったが、男性が一人ずつなら入れそうな穴だった。


「俺が最初に入る。中鈴は入らずにここで待機して!」


林はそう言うと、その小さな穴から中へと入っていった。小牧もそれを追いかけるように入っていった……



「気味が悪いですね」


小牧が最初に言った言葉はそれだった。


「ああ、ここからは個人で中に入れ!見つけたら全力で逃げろ!」


「了解!」


それを聞くと林は屋敷についていた扉を開いた。そして、そのホコリだらけの屋敷に入って行った。そして小牧は一番最後にゆっくりと足を踏み入れたのだった……





染井成美そめいなるみ


三等ゾンビ対策佐官


武器……剣

拳銃

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