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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第四章 復帰
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#197 下調べ

対策4、情報管理課……


「戻ったよ」


榎本は扉を開け、部屋の中に入るとそう言った。すると自分の机で作業をしていた元町が突然椅子を引いた。そして榎本を見るとこう言った


「榎本さん!大規模作戦の下調べ終わりました!」


「分かった。その辺に置いといて」


榎本はそう言うと会議室に持っていった物を近くの机に置いた。そして元町が作った資料の置いてある棚に移動した


「これか……」


榎本はボソッと言うと、元町の作った資料を手に取った。元町の作った資料には『六王子山井病院事前調査』と書かれていた


『六王子山井病院作戦』は宇土司令部隊が指揮をとる大規模作戦だった。しかし場所が病院というわけもあってか、情報を集めるのに時間がかかり、未だに作戦実行できていなかった


けれど元町が『六王子山井病院』に関することを調べたため、用意ができ次第いつでも出来るようになった


「この担当は……」


榎本は『六王子山井病院作戦』に参加する班を確認するために紙をめくった。そして数枚ある紙の一番下にあった


『林、伊東、染井、沢本班で司令は宇土。それに加えて六王子対策基地からの看護班。大丈夫そうだな』


榎本は心の中でそう思うと、その紙を一番下に入れた。そして

その紙を資料を持って部屋から出ていった……



ガチャッ!


榎本が部屋を出てからしばらくしたときのことだった。突然扉が開くと、部屋の中にスーツを着ている人が入ってきた


及川は誰だろうと思い、部屋に入ってきた人の顔を見た。が、少なくとも及川の知る人ではなかった。なので及川は座ったままその人にこう言った


「どちらの方ですか?」


及川がそう言うとスーツを着ている男性はポケットから手帳らしきものを取り出した。そしてその手帳を開き、及川に見せながらこう言った


「警視庁ゾンビ対策課の者です。六王子山井病院について話に来ました」


「私も同じです」


男性の後ろにいた女性も警察手帳を見せながらそう言った。しかし及川は警察官がくると言うことを聞いていたかったので、どう対応すればいいか分からなかった。なのでとりあえず榎本が帰ってくるまで、待っていてもらうことにした


「しばしお待ち下さい。榎本はすぐに帰ると思いますので……」


及川はそう言うと二人を椅子に座らせた


警視庁ゾンビ対策課は人が少ない。なのでゾンビに関する情報を掴むのがとてつもなく遅く、正直にいって何のためにあるのか分からない集団だった。しかしそんな警察が一体どんな情報を持ってきたのか、及川は気になった……



それから二十分後、対策2専用室……


「林、伊東、染井、沢本一佐はいる?」


榎本は部屋に入るとそう言った。するとたまたま扉の近くにいた伊東がこう言った


「沢本班はこの階じゃないですよ」


対策2はA班からZ班まである。しかし部屋の大きさの問題で、O班からZ班までは一つ下の階の部屋を使っており、ここにはいなかった


「あー、そうか。それじゃあ沢本一佐呼んでくるから第三会議室に行っておいて!」


榎本はそう言うと沢本を呼びに、部屋から出ていってしまった。すると扉の近くで突っ立っている伊東に林がこう聞いた


「榎本何て言ってたか分かる?他のことしてたせいで細かいことまで聞き取れなくて」


「第三会議室に行くよう言ってました」


伊東がそう言うと林は冨沢に「少し行ってくる」といい、立ち上がった。そして部屋から出ていった……



「林め!上手く抜け出しやがって」


冨沢はそう言うと床に置いてある段ボール箱を開いた。そしてその中にはいってあるファイルを取り出した


「仕方ないですよ。明日はスーパー、その次は病院の予定があるんですから」


小牧はそう言うと机の上に置かれている紙束をとり、黄色のファイルにしまった


「てか、これ他の班に手伝ってもらわない?名案じゃない?」


「他の班も仕事がありますしね。第一これでも神尾、小橋班に少しやってもらってるんですからね」


中鈴はそう言いながら作業をしていた。これだけの作業を三日以内に終わらせろなんて不可能である。冨沢達はそう思っていたが、冨沢以外は口に出さず、もくもくと資料整理をしていた


「てかさ!資料整理って本来は情報管理課の仕事じゃないの?」


冨沢はそう言った


確かに資料整理や情報に関わる仕事は対策課の情報管理課と、警備部の資料管理課が行っている。しかし二つとも人が少なく、今回のような過去の資料を漁る作業は手伝いがないと時間がかかりすぎてしまい、出来なかった


「口ではなく手を動かしてもらえます?」


色々と文句を言っている冨沢に中鈴はそう言った。しかしそれでも冨沢の文句は止まらなかった。なので中鈴はこれ以上言っても意味がないと判断し、それ以上は何も言わなかった


「すみません。ここ林班ですか?」



冨沢がぐちぐち言っていると、突然そんな声が聞こえた。なのでその声のする方を見ると、そこにはスーツを着ている女性がいた


「あってるよ。それより何処の人?」


冨沢は声をかけてきた女性を見るとそう言った。するとその女性はポケットから手帳を取り出すと、冨沢に見せながらこう言った


「私はこういう者でして……」


女性が持っているものは警察手帳で『早坂沙奈 巡査』と書かれていた……



伊東仁いとうじん


准ゾンビ対策官


武器……ロングソード

爆式銃

拳銃



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