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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第四章 復帰
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#180 物騒

ゾンビ愛護団体本部付近……


「水瀬班準備完了しました」


保見は無線機を使い、作戦司令車にいる司令官にそう言った。そして司令官から返事が来ると無線機をしまい、林にこう言った


「作戦開始は予定通り九時より、水瀬班は特殊部隊の後ろをついていくことになっています」


「了解。九時まであと十分。最終確認をしておけ」


「了解」


林がそう指示すると部下達は持っている武器の確認をし始めた


今回の作戦は特殊部隊が前を行く。なのでその後ろを進む水瀬班に被害はないだろう。といっても油断は出来なかった。ゾンビ愛護団体は過去に四人のゾンビ対策官を殺していた。なのでその殺された対策官の事を知っている林達には恐ろしさがあった


「林二佐、今回はどうすれば……」


そう言ったのは小牧だった。小牧は今回の作戦についてほとんど知らず困っていた。なので林は小牧にこう言った


「大丈夫。水瀬班の人が守ってくれるから気楽に……な」


「それも私達の任務ですか」


小牧の後ろにいた保見は素早くそう突っ込んだ


「もちろん。どちらかと言うと小牧護衛任務になりそうだけどな」


林が冗談混じりにそう言ったときだった。突然どこからか「バシュッ!」という低い音が聞こえてきた。その音がするとみんな黙ってしまった


その音が三回続くと辺りは静かになった


「今のは一体……」


保見はボソッと言った。すると林が保見にこう言った


「今のは銃声だ。恐らく特殊部隊が狙撃したんだろう……」


林はそう言うと腕時計を見た。時計の針はちょうど九時を指していた


「作戦開始」


林の隣でそんな声が聞こえると、特殊部隊がゾンビ愛護団体本部へと静かに移動を始めた


「全員静かに移動するよ」


林はそう言うと特殊部隊の後ろについて歩き始めた……



ゾンビ愛護団体本部……


『こちら朝比奈、狙撃成功。屋上の監視員を無力化しました』


『こちら小柴、建物への電気遮断しました』


『こちら加地、一部の人間が正門側の敷地内に出てきています』


「全て把握した。それぞれ任務を全うせよ」


本間はそう言うと無線機を下ろした。そして後ろにいた部下にこう言った


「準備は完了した。行くぞ」


本間はそう言うと建物の裏にある自動ドアを開け、建物の中に入った。建物の中は小柴が電気を遮断したため真っ暗だった。なのであらかじめ用意していた懐中電灯をつけた


「三田村は二階へ進め」


「了解です」


本間がそう指示すると部下の三田村は数名の部下を連れて階段を登っていった


「突入!」


本間はそう言うと近くにあった部屋に部下と共に入っていった。そして何発かの銃声がすると本間は部屋から出てきた


「林さん。こいつらの銃没収してもらって良いですか?。私らは他の部屋制圧してきますんで」


「あ、はい」


林はそう言うと本間達のいる部屋に入った。その部屋はゾンビ愛護団体に所属する人の休憩スペースらしく、色々なものが置いてあった


「こんな所で伸びてますね」


保見は懐中電灯で足下を照らすとそう言った。どうやら本間が一番最初に突入したとき、ドアに押し潰されたらしい。保見が倒れている男性を蹴ってみたものの特に反応はなかった


「一応武器を所持していないか確認しておけ。他は奥の処理だ」


林はそう言うと部屋の奥を懐中電灯で照らした。部屋の奥の壁には今さっきついたと思われる血があり、その下に人が倒れていた


「林二佐、この拳銃はどうしましょうか?」


小牧は落ちている拳銃を拾うとそう聞いた


「拾った拳銃はそこの棚の上に集めておいて。あとでまとめて処理するから」


林はそう言うと倒れている男性を見た。その男性は頭を抜かれて死んでいたが、手には拳銃をしっかりと持っていた


「さすが特殊部隊、命中率凄いな」


林はそう言いながら男の持っている拳銃を回収した。すると林の作業を照らしている七尾がこう言った


「特殊部は対策部と違い、射撃訓練、制圧訓練に力を入れており、その腕はSATを越えると聞いています」


「なるほど。よく分からんが強いんだな」


林はそう言いながら作業をした。男の遺体からは果物ナイフとカッターナイフが出てきた。林は次々と出てくる凶器を見て、呆れながらも作業を続けた


「林二佐、こんなところにショットガンがありました」


そう言ったのは保見だった。保見はショットガンを持って林に見せた


「間違っても撃つなよ。銃声を聞いて特殊部隊が飛んでくるから」


「もちろん。間違っても撃ったりはしませんよ」


保見はそう言うと棚の上にショットガンを置いた


「そのショットガンはどこに置いてあったんだ?」


七尾がそう質問した。すると保見は先ほど入ってきたドアを指差しながらこう言った


「ドアの横。傘の隣にありました」


この建物では武器を色々な所に置いている。林はそれに気がつくと皆にこう言った


「電気がついてからでもいいが、部屋の隅々まで確認して。この様子じゃどこに武器が隠されていても不思議じゃないから」


「了解です」


小牧はそう言うと近くにあった棚を開けた。するとそこには銃弾が入っていた……



保見理月ほみりつき


准ゾンビ対策官


武器……サーベル

拳銃



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