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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第四章 復帰
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#179 攻略

東京都、ゾンビ愛護団体本部付近……


「付近の道路の通行止め、及び近隣住民の避難完了しました」


「分かった。特殊部隊の隊長を呼んできて」


「了解」


宇土がそう頼むと部下は走って作戦司令車から出ていった。そしてしばらくすると一人の男性を連れて戻ってきた


「どうも。特殊部隊隊長の本間と申します。よろしく」


「あ、どうも。それより今回の作戦内容は把握していますか?」


「勿論把握してます。それよりドンパチして良いんですよね?確認しておきますけど」


本間はそう言うとサブマシンガンを見せた。本間の持っているサブマシンガンは対策部の使用している物より一回り大きかった


「問題ない。許可は取ってあるので」


「そうですか。なら制圧可能です。それでは用意があるので戻ります」


本間はそう言うと作戦司令車から出ていった


特殊部隊は対人部隊として数々の危険な任務をこなしてきた。なので今回の作戦は特殊部隊から見れば簡単なものだろう…… と宇土は思っていた。が、実際は違った……




特殊部隊待機場……


「園部!どこか見つかったか?」


そう言ったのは本間だった。すると地図を見ていた部下は本間にこう言った


「いえ、今のところ侵入に最適な場所は見つけられていません。思った以上に建物の造りが厄介でして……」


園部はそう言うと地図を見た。その地図にはゾンビ愛護団体本部の建物の見取り図、そして監視カメラの位置、職員のいる場所が記されていた。どうやらそれらの配置が最悪らしい……


「もう正面から突っ込むか?」


本間はそう言った。すると園部は地図を見たままこう返した


「それだと武器庫に行く余裕を与えてしまいます。なので武器庫は真っ先に押さえないと……」


園部はどこかに抜け穴がないか探した。しかし地図を見る限り抜け穴はどこにもなかった。すると本間の隣にいる女性が園部にこう言った


「なら私が妨害工作してきましょうか?」


「小柴、内容は?」


園部はそう聞いた。すると小柴は少し考えるとこう言った


「この建物の裏にある電気関係の機械を壊すとかですかね」


「建物の中を真っ暗にさせるのか…… これなら少しは楽になるんじゃないか?」


本間はそう言った。しかし園部は地図を見ながら険しい顔をしていた


「それで大丈夫でしょうか。監視部の話によると予備電源もあるみたいなので、すぐに切り替えられると思いますが……」


園部がそう言うとみんな黙ってしまった


このゾンビ愛護団体本部の建物は今までにないくらい警備がきつく、建物の造りも最悪だった。具体的に説明すると、廊下は真っ直ぐなところが少なく死角が多いことや、職員が建物の色々な場所にいること。何より建物の屋上に監視員がいるので、堂々と正面から突破しようとすれば、間違いなく銃撃戦になってしまう……

というものだった


「じゃあ屋上の監視員を殺せば解決じゃないですか?」


そう言ったのは小柴だった。すると園部はすぐにこう言った


「それも思い付いたけど、この特殊部隊で狙撃に自信ある人います?」


園部は特殊部隊の皆にそう聞いた。しかし誰も自信があると声をあげなかった


「狙撃に失敗したらその時点で終わり。それをやるくらいならまだ正面突破のほうが良い」


園部がそう言ったときだった。突然誰かから声をかけられた


「もし良ければ狙撃手貸そうか?」


園部は後ろを見るとそこには先ほど本間を予備に来た米田がいた


「米田司令、それはどういう意味ですか?」


園部はそう聞いた。すると米田はこう言った


「そのまんまだよ。対策部に双葉という狙撃手がいるのは知ってるでしょ?」


「勿論。東京本部で一番の狙撃手と聞きましたが…… ですがその双葉対策官は今いませんよね?」


園部は多少の期待をしながらそう聞いた


「はい。残念ながら双葉はいません。だけど双葉の次くらいに上手い人は用意できるよ」


米田は自信満々にそう言った。すると園部は米田にこう言った


「ではその狙撃手をお借りしても宜しいですか?狙撃銃はこちらで用意してありますので」


「勿論良いよ。今呼んでくるから待ってて」


米田はそう言うと作戦司令車に行ってしまった。そして少しすると米田は宇土を連れて戻ってきた


「連れてきたよ」


米田がそう言うと園部は「は?」となってしまった。園部は直接宇土の事を見ていなくても、本部の色々な記事で顔を知っており、今回の作戦の主司令であることも把握していた。なので米田が宇土を連れてきたとき「この人は何を考えているんだ」と思った


「それじゃあ宇土、建物の屋上にいる監視員を狙撃して」


米田はそう言うと小柴から狙撃銃を受け取り、それを宇土に渡した。が、宇土はよく分かっていない様子だった


「はい?」


「だから狙撃するの。司令の方は任せておきな。堤が上手くやってくれるから」


米田はそう言うと逃げるように作戦司令車に戻っていった


「宇土司令、狙撃出来るのですか?」


そう聞いたのは本間だった


「一応やり方は教えてもらっているので、出来なくはないです」


「なら大丈夫じゃないか?園部」


本間は園部にそういった。が園部は不安でしかなかった。てっきり双葉のような実戦で何人も狙撃しているような人が来ると思っていたので、宇土が本当に狙撃できるのか心配だった。しかしこの建物を攻略するには、この作戦しか思い付かず、賭けでもやるしかなかった


「仕方がないですね。この作戦でいきましょう。宇土司令、頼みますよ」


「あぁ」


宇土は若干圧に押されながらもそう言ったが、宇土は実戦で狙撃したことがなかった。なので狙撃できるか不安だった……



本間雄一ほんまゆういち


一等ゾンビ対策左官


常備武器……拳銃

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