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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第四章 復帰
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#178 対人

対策2専用室……


「どこにしまったんだっけ」


そう言ったのは小牧だった。小牧は冨沢が帰るよりも早くに帰路についていた。しかし自分の机に忘れ物をしてきてしまったため、わざわざ取りに戻ってきたのだ


『発見!こんな所に……』


小牧はそう思うと引き出しに入っていた鍵をポケットに入れた。そして対策2専用室を出ようとしたときだった。小牧がドアノブを触る前に扉が開いた


「あれ?小牧帰ったんじゃなかったの?」


そう言って部屋に入ってきたのは林だった。林は鍵の掛かったロッカーを開けると、中からアタッシュケースを取り出した


「これから何かあるのですか?」


小牧はそのアタッシュケースを見るとそう言った


「ああ、急遽作戦に加わることになってな。小牧も参加してくれないか?」


林は小牧を見ながらそう言った


『聞かなければ良かった』


小牧は心の中でそう思った。しかしこうなってしまった以上断ることも出来なかった。なので小牧はこう答えた


「分かりました。今回の作戦はいつもの装備では駄目なのですか?」


小牧がそう質問した。すると林は小牧の机にアタッシュケースを置くとこう言った


「いつもの装備だと死ぬよ。今回の敵はゾンビじゃなくて人だからね」


「え?」


作戦の内容を知らない小牧はそう言った。なので林は小牧に作戦の内容が書かれている紙を渡した


「ゾンビ愛護団体の本部へ?」


「そう。だからこれ用意してるんだよ」


林はそう言うとアタッシュケースを開けた。ケースの中にはサブマシンガンが入っていた……


「今回こそこれの出番ですかね」


小牧は林にそう聞いた。小牧は少し前にこのサブマシンガンを持ったことがあった。しかしその時はすぐに武装解除命令がされたため、実際に発砲することはなかった


小牧も拳銃は何回も撃ったことがある。しかしサブマシンガンは予備対策官の時に少し習ったくらいで不安しかなかった


「まぁ大丈夫。撃つことはないと思うから」


「なぜ分かるのですか?」


小牧はすぐにそう聞き返した


「特殊部隊が前を進むからね。対策官はそのサポートみたいなもんだよ。今回の作戦では……」


「特殊部隊って対人部隊と呼ばれているやつですか?」


「あぁ、だから安心しな」


林はそう言うと防弾ベストを身に付けた


特殊部隊…… 東京本部特殊部に属している。主な仕事はゾンビに関わる人物の捜査、逮捕である。対策部とは違い剣や槍といった近距離武器は使用しておらず、サブマシンガンや催涙弾を使用している


「まさか特殊部が絡んでくるとは驚きです。特殊部隊は普段は空港に配備されていると聞いていたもので」


小牧はそう言いながら用意をした。特殊部隊については林も詳しいことは知らなかった。しかし少なくとも対人のスペシャリスト集団であるということは榎本から聞かされていた


「まぁ今回は敵の本部に乗り込むわけだし、対策部じゃ命を落としかねないと判断したんだろうな」


林はそう言うと拳銃をしまった。そしてサブマシンガンを手に持つと再び口を開いた


「俺は水瀬班を呼んでくる。戻ってくるまでに用意を終わらせておいて」


林はそう言うと水瀬班専用スペースへと行ってしまった


東京本部には人と戦うときのために防弾ベストは用意されていた。しかし予算の都合上ヘルメットはないため、少し心細かった


「これでよしと」


小牧はそう言うとサブマシンガンをアタッシュケースから取り出した


『これが替えの弾かな?』


小牧はアタッシュケースの中にあったマガジンを取り出した


「小牧、行くよ」


そう言ったのは林だった。林の近くには水瀬班の人がいて、その人達もサブマシンガンを持っていた


「了解です」


小牧はそう言うと林達と共に対策2専用室から出た……



東京本部、対策3専用室……


「宇土!」


「ん?」


宇土は突然米田に呼ばれると声のした方向を向いた。すると米田は宇土に一つの質問をした


「何で今回は特殊部隊の手を借りることにしたんだ?いつもなら対策2だけでやるのに」


米田はそう質問した。すると宇土はホッチキスでまとめられている資料を米田に渡した


「詳しくはこれを見れば分かる。奴等は結構ヤバい物を持ってるみたいだし、対策部だけじゃ死者が出るからな」


宇土はそう言うと防弾ベストを着た。宇土の渡した資料にはこう書いてあった


『ゾンビ愛護団体は裏ルートで入手したサブマシンガン、ショットガン、拳銃を所持している。そして拳銃は全員が所持している』


「普通にヤバい組織じゃん。よく公安警察の目を潜り抜けられたもんだな」


米田は宇土から渡された資料の一部分を読むとそう言った


「一応公安も目はつけてたらしいよ。この情報の大半は公安からだし」


宇土はそう言うと米田に資料を返してもらった。この資料にはヤバいことがいくつも書かれていた。しかし今は時間との勝負だった。なので宇土は拳銃を内ポケットにしまうと米田に「行くよ」と言って部屋から出ていってしまった……


米田圭よねだけい


通常司令官


武器……拳銃

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