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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第四章 復帰
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#171 帰国

十二月二日、ゾンビ殲滅局東京本部正面入口前……


「懐かしいね。ここ」


「といっても半年だけだけどね。ここに来てなかったの」


宗は倉科にそう言うと建物の中に入っていった。宗と倉科は約半年間技術向上を目的として、アメリカに行っていた。そんな二人は今日この東京本部に帰ってきたのだ


「みんな元気にしてるかなぁ」


「大丈夫だろ。倉科の所は新宮が隊長になってるんだろ?むしろ俺の方が心配だわ」


「大丈夫だよ。八代准官なら任務こなせてるって。前に会ったとき物、出来る女特有のオーラ感じたから!」


「あ、そう」


そのオーラは一体何なのか?宗はそんな事を考えながらエレベーターへと乗った。二人の向かう場所は本部長室だ。まずは本部長の仲野にアメリカでのことを報告する。そして任務の引き継ぎと二人にはやることが沢山あった


「それにしても本部長室の扉を叩くのはほんと緊張するな」


倉科は本部長室の扉に立つとそう言った。すると宗はそんな倉科の前に入り、素早く扉を叩いた。そして扉を開けた


「あれ?」


宗は部屋の中を見るとそう言った。倉科は何故宗が固まっているのか分からず、宗をどけて部屋の中を見た


「ありゃ?」


倉科はついそう言ってしまった。するとその声に気がついた仲野が二人に話しかけてきた


「二人ともお帰り。いま少し用があるから待ってて」


仲野はそう言うと部屋の中にいる対策官達にこう言った


「作戦指揮は今井。有川、川中、神尾、林、小橋班の統制を頼む」


「了解です。無事に任務を終えて戻ります」


司令官である今井はそう言うと五人の対策官を引き連れて本部長室から出ていった


「仲野本部長、これから大規模作戦でもあるのですか?」


そう聞いたのは宗だった。すると仲野は椅子に座るとこう言った


「中規模って所かな。敵のアジトを見つけたから潰しにいく作戦だよ」


「敵のアジト?よく見つかりましたね」


倉科は驚きながらそう言った。この二人は潜入捜査官の存在を知らなかった。潜入捜査官の事は二人がアメリカにいるときに話されたため、敵のアジトどころか内部の状況も把握していなかった


「潜入捜査官のお陰さ」


「潜入捜査官ですか?ゾンビ殲滅局にもいたんですね」


潜入捜査官という言葉を聞くと宗はそう言った


「宗は潜入捜査官のこと知ってたの?」


「はい。噂でですけど潜入捜査官の話は聞いたことがあります。かなりヤバイことしてると……」


宗の言うヤバイことというのはどのようなことなのだろうか。潜入捜査官は自らの命を危険にさらしてまで敵の組織に潜入している。なので奴等にスパイだとバレないように、我々に不利な任務をしているということだろうか?仲野も潜入捜査官のことはあまり知らなかったので、何とも言えなかった


「まぁそんな事はどうでも良いよ。それよりアメリカはどうだった?」


仲野は話を変えるために二人にそう聞いた。すると倉科がこう言った


「向こうは大変でした。ゾンビが大きくて……」


「仕方ない。ゾンビは元々人間だからな。お陰でこっちでなら無双出来るんじゃないか?」


「出来るかも知れないです」


倉科はそう言うとクスッと笑った。日本とアメリカのゾンビは体格差がかなりある。これは食文化的問題だろう。例えば身長の高い人がゾンビになったとする。するとゾンビになると身長の高いゾンビになる。つまりはそう言うことだ。アメリカ人の方が体格が良いため、アメリカに行くことで技術面でプラスになるのだ


「これ引き継ぎのやつね。宗は八代から直接もらって」


仲野は倉科に一枚の紙を渡した。そこには倉科のいなかった間に行われた作戦名がずらっと並んでいた。その作戦の中には多くの死傷者を出したものもあった


「そういえば新宮さんはどうなるのですか?私戻ってきましたけど……」


「新宮なら第五部隊の隊長にさせとくよ」


「第五部隊ですか?そんな部隊ありましたか?」


宗はすぐに聞いた。東京本部の対策1には四つの部隊しかなかった。なので自分達のいないときに作られたのだろう。宗はそう思った


「一応五年前からあったよ。だけだ当時は人不足だったから第五部隊まで出来なかっただけで…… これから第五部隊は何かあったときにだけ人の集まる部隊にしようと思ってね」


「つまりそれは固定メンバーは新宮さんだけということですか?」


倉科はそう聞いた。すると仲野は頷くとこう言った


「そう。こっちの方が何かと便利そうだしね」


仲野がそう言ったときだった。突然扉が叩かれると部屋の中に宇土と藍卯が入ってきた


「悪い二人ともこれから作戦を立てる。席を外してくれないか?」


「分かりました。アメリカでの事は今度ゆっくり話しますね」


倉科はそう言うと宗と共に本部長室を後にした。この半年の間で色々と変わっている所もあったが、変わっていない所もあった。しかしそんなゾンビ殲滅局東京本部も良いと思う二人だった……



小牧英介こまきえいすけ


一等ゾンビ対策官


武器……槍

拳銃

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