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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第三章 日々
181/347

#164 武装

東京本部一階……


「笛中さん!全然効きません!顔を狙わないと無理です」


そう言ったのは墳本だった。やつらはヘルメットをつけてはいるものの顔は何もつけていなかった。なのでここで食い止めるとなると奴等の顔面に弾丸を撃ち込むしかなかった


「笛中!こっちに来てる!」


そう言ったのは風戸だった。そう言われると笛中は壁から顔を出した。そして正面入り口を見ると、侵入者達はまとまってこちらに向かってきていた


「もう撃ちますよ。判断が遅いです!」


墳本はそう言うと銃を侵入者の顔に向けて発砲した。すると一人の男は顔から血を流して倒れてしまった


「一人殺りました。退くなら今しかありません!」


墳本はリロードしながらそう言った


「分かった。味方のいる所まで撤退…… 転進しよう」


「こっちに!」


墳本は笛中の撤退するという言葉を聞くと、少し離れている三人にそう言った。その三人のいる所は奴等から死角になるものの、撤退するには奴等の前に姿を現さなくてはならなかった



「風戸と中橋が先に行け!俺はここで適当に撃ち合ってるから」


「了解です」


今にそう言われると風戸と中橋は滑り込むように笛中と墳本のいる死角へと移動した。幸い二人は被弾せずにすんだが、まだ今が向こうに残っていた


「墳本、今が被弾しないように適当に撃ってくれ」


「了解です」


笛中がそう頼むと墳本はしゃがんだ。そして笛中の足下付近から侵入者に向けて発砲した


「今准官!早く!」


今は中橋にそう言われると走り出した。そしてなんとか笛中達のいる死角へと滑り込んだ


「先に行け!二階には誰かしらが待機しているはずだ」


笛中はそう言うと時間を稼ぐために適当に弾を撃って戦い始めた。笛中が命を張って時間を稼いでいる間に部下の四人は急いで階段を上り始めた……



笛中班の全員が二階についた。その二階には宮島部隊がいた。といっても今回の宮島部隊は装備が違っていた。いつものゾンビを殺すための装備ではなく、人を倒すための装備を身に付けていた



「どれが宮島だ?」


笛中はそう言った。宮島部隊は何故かガスマスクをしており、誰が誰だか分からなかった。すると一番前にいる人がガスマスクを取りながらこう言った


「これですよ。宮島は」


「あぁこれか。それよりなんでガスマスクなんてつけてるんだ?」


笛中がそう質問した。ガスマスクをつけると呼吸もしずらくなり、しかも視野も狭くなる。なので今回の制圧には必要ないと思われた。しかしそれについて宮島がこう言った


「ガスを使う予定らしいので……」


「ガス?」


「この部隊が適当に戦っているうちにガスを流して眠らせるとか聞いてます」


宮島はそう言うとガスマスクをつけた。笛中はまさかゾンビ殲滅局がガスを所持していたとはしらず、やや驚いていた。しかし長話している余裕はない。すぐに宮島部隊に戦ってもらわないともっと酷いことになってしまう。なので笛中は宮島にこう言った


「分かった。下にいたやつは何人か殺っといた。上手く頼むよ」


「任せて下さい」


宮島はそう言うと部下を連れて階段を降りていった。宮島率いる第一部隊は九名の強い対策官で構成されている。なので今回も上手く任務をこなしてくれるだろう。笛中はそう考えると力が抜け、ストンと座った……




東京本部、対策2専用室前……


小牧が用意を終え部屋から出ると、そこでは先に部屋から出た林と隣の班の小橋が何かを話していた


「分かった。頑張れよ」


「任せな」


小橋はそう言うと大きな箱を抱えている部下を連れてどこかへ行ってしまった。話が終わると林は小牧達にこう言った


「小橋班何かするの?こんな時にデカい箱抱えてたけど」


そう聞いたのは冨沢だった。こんな状況になっているのに、武器を持たず箱を運んでいるのはおかしい。なので小橋班が運んでいた箱は作戦に使われるのではないかと冨沢は考えた


「あぁ、あの箱にはガスが入ってるんだってよ。だから俺達は通常業務に戻るよ」


林はそう言うと対策2専用室に戻ってしまった。あまりに突然だったので冨沢はこう聞いた


「いいのかよ!手伝わなくて」


「問題ない。前線に武装した宮島部隊が行ってるみたいだし、すぐ終わるよ」


林はそう言うとサブマシンガンをケースの中に入れた。そしてそのケースを閉じると鍵をかけてロッカーの中にしまった


「あーあつまんね。紙とにらめっこなんてとっくに飽きたわ」


冨沢はそう言うと装備を外した


「冨沢三佐って普段から仕事してましたっけ?」


そう言ったのは中鈴だった。冨沢もさすがに真面目な中鈴に突っ込まれるとは思ってなかったので、リアクションに困ってしまった


「あ、あぁ……」


冨沢はそう言うとぎこちなくサブマシンガンをケースにしまった


「ついに中鈴にも言われたか。あとは佐伯だけだね」


林はそう言うと笑った。それにつられて小牧達も笑ったものの、佐伯は何のことだが全く分からなかった


「あの、全く意味が分からないのですが……」


佐伯は林班の四人にそう言った。すると佐伯の隣にいる小牧がこう言った


「そのうち分かるよ。この班の特徴を知ればね……」


小牧は佐伯にそう言うと冨沢と雑談し始めた


「この班の特徴を知れば何が分かるのかな?」


佐伯はボソッとそう言った。しかしこの班に配属されてからまだ一日も経っていない。なのでゆっくりとこの班のメンバーのことを知っていこうと思った佐伯だった……





冨沢学とみざわまなぶ


三等ゾンビ対策佐官


武器……刀

拳銃


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