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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
176/347

#160 排除

午後二時、東京本部第一会議室……


「では話しましょう。私の気付いたことを……」


蒔村はそう言うと立ち上がり、ホワイトボードの前まで移動した。そして蒔村は皆にこう言った


「私が知ったのはゾンビのコントロールについて…… 伊中なら分かるかしら?」


蒔村は伊中にそう言った。ゾンビのコントロール…… つまり突然街中にゾンビを発生させたり、ゾンビの動きを制御することを指していた


「ゾンビの制御についてはエースとかも知らなかったよ」


「そう。じゃあ私が答えを教えてあげる」


蒔村はそう言うとポケットから基盤を取り出した


「それは?」


「これはゾンビの頭に入っていたものよ。取り出すときにバラバラになっちゃったけど、まだあるわよ」


蒔村はそう言うとポケットからビニール袋を取り出した。そのビニール袋には基盤が沢山入っていた


「だけどどこで解剖したんだ?ゾンビがいて、なおかつ解剖できる設備のある場所なんてあるのか?」


そう聞いたのは仲野だった。すると隣に座っていた榎本がこう言った


「殺所の地下研究室ですよ。蒔村が殺害されたってことにした後、情報管理部が立ち会いのもと殺所の地下研究室で解剖させたんですよ」


「殺所の地下研究室だと?あそこは入り口をコンクリートで防いだはずじゃないのか?」


そう言ったのは有川だった。確かに殺所の地下研究室は閉鎖されるとき正面入り口はコンクリートで埋められた。しかしその他の入り口はまだ残っており、その地下研究室にいくための扉の鍵は情報管理部が保管していたのだ


「あの地下研究室は他にも出入り口があるんですよ。といってもその出入り口は草木に隠れていましたけどね」


「そうか…… その基盤は全てのゾンビについていたのか?」


仲野がそう質問すると蒔村は首を横に振るとこう言った


「いえ、私は十三体解剖しましたが基盤が出てきたのは一体だけでした」


蒔村は仲野にそう言った。蒔村は一部のゾンビの頭には基盤が埋まっているという事実に気が付いた。しかし、その基盤を誰がどうやって埋め込んだのかまでは分からなかった。なのでまだまだ謎は多く残っていた


「まだまだ不思議なものですね。ゾンビって……」


笛中は蒔村の話を聞くとそう言った。今回蒔村が解剖したゾンビはあくまで普通のゾンビだけだった。なので希種や亜種はまだ仕組みが何も分かっていなかった


「とりあえず一部のゾンビには基盤が埋め込まれてあり、制御されているって事が分かれば十分だろ。それよりこの事実は公表しますか?」


郡山は仲野にそう聞いた。もしこの事実が公表されたら、どのような形であれ話題になることは間違いないだろう。なので公表するかどうかは慎重に決めなければならなかった


「公表してもいいんじゃないか?別に潜入捜査官の邪魔にはならないでしょ?」


仲野はそう言うと郡山を見た。すると郡山はこう言った


「別に大丈夫ですよ。潜入捜査官を舐めてもらっては困ります」


「他の皆は公表しても良いと思うか?」


仲野はそう聞くと皆を見た。しかし誰も反対しなかった。なので仲野は榎本にこう言った


「榎本、資料作成を頼むよ。今日中に記者会見を行いたいから」


「了解です。すぐに作ります」


榎本はそう言うと会議室を出ていった。そして及川と元町の待つ対策4情報管理部専用室へと走り出した……




次の日、東京本部対策2専用室……


「さて、大規模作戦も終わったしいつも通りやりますか!」


冨沢はそう言うと伸びをした


「ではいつも通り仕事やってくださいね」


中鈴はそう言うと冨沢の机に大量の資料を置いた。冨沢はその資料を見ると小牧にこう言った


「小牧、少し手伝ってくれないか?」


冨沢はキラキラとした目で小牧を見た。しかし小牧も冨沢の性格をすでに把握している。なので小牧はこう言った


「僕も沢山あるので逆に手伝ってくれませんか?冨沢三佐」


小牧は冨沢にそう言うと机の上に紙束を広げた。冨沢はそれを見ると慌てて席に座った


「悪いな。俺は仕事があるんだ。自分でやってくれ」


冨沢はそう言うと慌てて資料をいじり始めた。するとそんな様子を見ていた林はこう言った


「小牧もやっと冨沢の扱い分かるようになったか。残念だったね。冨沢三佐」


林は冨沢にそう言った。わざわざ林が三佐とつけてくるあたり一種の嫌みなのだろうか。しかし冨沢はこんな林班も良いと思った


「ほんと良い班だわ。快適快適!」


冨沢はそう言うと自分の机にある資料を林の席に置いた


「ちょっと出掛けてくるからよろしくね」


冨沢はそう言うとどこかへ行ってしまった。林はやれやれと思いながらも、冨沢らしいと思った


「林二佐、手伝いましょうか?」


林の机に積み上げられた資料を見た小牧はそう言った。すると林は小牧にこう言った


「いや大丈夫。これは冨沢にやらせるから」


林はそう言うと大量の資料を冨沢の席に戻した。そして林は自分の作業をし始めた……




都内のとある場所にて……


「エース、本当に殺所襲わなくて良かったのか?」


そう聞いたのはデュースだった。するとエースはこう言った


「構わない。もとから殺所なんて襲う気なかったし。それよりエイトを殺してくれたセブンに感謝しないとな。これで俺達と考えの違うやつが二人減った」


エースがそう言った時だった。突然エースの無線機が鳴った。なのでエースは無線機を取ると「シグマ」と呼ばれる人と話し始めた。デュースはこの「シグマ」という人を知らなかったが、少なくともエースが敬語を使っているので、エースより偉い人物だということだけは分かった……




第二章 弱体化完結


第三章 日々 へ続く



(詳しくは「#160.5」に載せます)



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