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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#151 名目

午前八時、マル食品羽町工場……



バシャッ!


そんな音をたてるとバケツの中に入っていた透明な液体は辺りに広がった


「これで準備完了。あとは来るのを待つだけだ」


セブンはそう言うとバケツを近くの草むらに放り投げた。そして謎の地下空間への入り口のあるC館へ行こうとしたときだった。突然誰かがセブンに話しかけた


「おいセブン。集合液をこんな所に垂らして何してるんだ?」


セブンはそう言われると声のした見た。その方向を見るとそこには右手に拳銃を持っているエイトがいた


「あぁ、少し剣の練習をしたくてな」


セブンはそう言うと剣を抜いた


集合液…… これはエース達が所持しているゾンビを集めるための液体である。この液体はまだゾンビ殲滅局に成分を調べられていないため、なぜゾンビが集まるのか謎だった


「ほぅ。剣の練習ね。そんな理由で俺が見逃すと思ってたのか?」


エイトはそう言うと拳銃を伊中に向けた


「俺を殺しても意味ないぞ」


セブンは拳銃を向けられても怯えることなくそう言った


「意味がないかは殺してから判断すればいい。とりあえず死ね」


エイトはそう言うと引き金を引こうとした。そんなときだった。突然二人の持っている無線機が鳴った


「何だよこんな時に……」


エイトはそう言うと拳銃を下ろした


「今羽町工場に対策官が向かっている。すぐに地下へ行け」


無線機からはエースの声でそう聞こえた。なのでエイトは無線機をしまうとセブンにこう言った


「続きは地下に行ってからだ。逃げるなよ」


エイトはセブンにそう言うと拳銃をしまってC館へと行ってしまった。セブンはC館へと向かうエイトを見るとスマートフォンを取り出した。そして素早く文字を打つとメールを送った。もちろんこのメールは情報提供してくれている元町へのものだった……



マル食品羽町工場正門前……


「作戦開始!発生場所はB館の裏!」


そう言ったのは笛中だった。笛中が言うと有川や林が正門から羽町工場へと入っていった


「無事成功したようですね」


林は剣を持って走りながらそう言った


「序章は成功したな。だが油断はするなよ」


「了解」


林はそう言うと羽町工場にあるB館の裏へと回った。そしてそこにいるゾンビを剣で切り裂いた



「墳本、風戸は右を殺れ!残りは左に」


「了解です」


笛中は部下にそう指示すると近くにいたゾンビをを斬りつけた。するとゾンビは首から黒っぽい血を流すと倒れてしまった。笛中はそれを見ると驚いた


「有川特官!ここにいるゾンビまだ血が出ます!」


笛中は血がついた短剣を有川に見せながらそう言った。基本ゾンビから血が出ることはない。だがゾンビになってすぐの場合だと血が出る…… なのでここにいるゾンビは少し前までは自分達と変わらない人間だったのだ


「成り立てか。さすが拠点だな」


有川はそう言うと大鎌でゾンビの首を吹っ飛ばした。ゾンビの首は真っ赤な血を吹き出しながら地面に落ちた……



「小牧!悪いが倒すのを手伝ってくれ!希種みたいなんだ」


そう言ったのは冨沢だった。なので小牧は一旦ゾンビと戦うのをやめると冨沢の戦ってる場所まで移動した。そして冨沢の戦っている希種に不意討ちした


ドスッ!


小牧の槍が希種の頭に突き刺さった。すると希種の動きが止まった。突然はそれをチャンスだと思い、刀を振った。するとゾンビは首と胴体が離れてしまい、胴体だけが地面に倒れてしまった


「小牧、ありがとな。助かったよ」


冨沢はそう言うと他のゾンビを倒そうとした。そんな冨沢に小牧は槍を見せながらこう言った


「これはどう取ればいいですか?」


小牧はそう言うと自分の槍の先端を見た。そこには先ほど倒した希種の頭が突き刺さったままだった


「うーん。作戦が終わったら取ってあげるよ。それまで拳銃でも使ってな」


冨沢はそう言うとゾンビを倒しに行ってしまった。拳銃でゾンビを倒す場合、ゾンビの頭に弾丸を撃ち込む必要があった。しかしこのゾンビの頭に当てるのが難しいのだった。簡単に拳銃でゾンビを倒している対策官もいるが、それができる対策官はほとんどおらず、大半の対策官が拳銃を撃ったことがないというのが現実だった


「どうやって撃つんだっけ……」


小牧はそうボソッというと槍を置き、拳銃を取り出した。ゾンビ対策官の使用している拳銃は麻薬取締官と同じ自動拳銃を使用している。なので一発目を外してもまだ余裕はあるのだ


「とりあえず一発撃ってみよう」


小牧はボソッと言うと少し離れたところにいるゾンビに拳銃を向けた。そして発砲した。 が、ゾンビにはかすりもしなかった……




ゾンビ殲滅局東京本部、対策3専用室……


「宇土、無事ゾンビを発生させれたみたいよ」


そう言ったのは元町だった。そのとき元町はスマートフォンを持っており、伊中からのメールが開かれていた


「なら良かった。明日に備えよう」


「ちょっと待って、ゾンビを発生させるってどういうこと?」


そう言ったのは米田だった。宇土は作戦当日になっても部下達にマル食品羽町工場作戦について教えていなかったのだ。なので米田はどういうことだか知らなかったのだ


「米田はゾンビが集まる液体があるの知ってる?永山製薬会社捜査作戦で林班が見つけた液体のことなんだが……」


「その集合液を使ってどうするの?」


米田がそう聞くと宇土は自信満々にこう言った


「その集合液を羽町工場に撒いてゾンビを発生させる。そしてゾンビを倒すという名目で対策官を入れさせるのさ!」


ゾンビ殲滅局はゾンビに関することならば裁判所から令状を取らなくても強制捜査ができた。しかしそれが企業などだと強制捜査を開始する一時間前に強制捜査することを伝えなくてはならなかった。なので藍卯の考えた作戦は、ゾンビを倒すという名目で対策官を敷地内にいれ、ついでに建物も調べさせようというものだった


「ほんと、恐ろしいこと考えますね……」


米田はその作戦に驚きながらも恐怖を感じた……



有木咲翔あらきさくと


警視庁ゾンビ対策課一班、警部


武器……短剣

拳銃



次の話から「ゾンビを倒すのが仕事です!」と同じ世界での話になります。なのでこっちの話では対策官視点の話が…… 向こうの話では別視点で話が進みます

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