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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#135 疑惑

午後五時、東京本部第一会議室……


「本当にごめん。伊中がスパイで蒔村が撃たれた」


そう言ったのは笛中だった。この会議室には笛中の他に上層会議のメンバーがいた。今日同時に行われた「埼玉支部改革作戦」と他三つの作戦も無事終わり、その作戦の報告のために集まっていたのだ


「伊中がスパイだったのは以外だけど、そのあと蒔村はどこに行ったんだ?負傷した蒔村は対策4の元町中等製作官が見てたんじゃないのか?」


そう言ったのは有川だった。実は蒔村は笛中班が病室に戻ってきたときには、部屋のどこにもおらず行方が分からなくなっていたのだ。しかも笛中達は蒔村のことを元町に任せて、逃走した伊中を追っていたためどこに行ったのか検討がつかなかった


「伊中を逃がしたのは仕方ない。とりあえず先に元町中等製作官に話を聴くべきかと……」


そう言ったのは宇土だった。するとそれを聞いた仲野はこの場にいる全員にこう言った


「とりあえず北音寺班に元町製作官を調べてもらう。とりあえずこれで終わり。続きは明日の九時から始める」


仲野がそう言うとみんな会議室から出ようとした。しかしそんな対策官に仲野はこう言った


「ただし、笛中と林、有川、神尾、宮島、布田は残ってくれ。話がある」


仲野がそう言うと林は会議室から出る前に足をとめた。しかし宇土や新宮といった呼ばれなかった人達は不思議そうに会議室から出ていった。そして会議室には仲野の呼んだ人と郡山のみがいた。全員が席に座ると仲野はこう言った


「今回の笛中の件だが、作戦通りだ」


そう言ったのは副本部長の郡山だった。しかし笛中には何がなんだか分からなかった。なぜなら、笛中班は大切な情報を持った蒔村を守れず、スパイだと判明した伊中まで逃がしたのだ。なので誉められるどころかむしろ解雇されてもおかしくないレベルだった


「ここにいる人は本当に信用できるから、今回の事について話そうと思う」


仲野がそう言うと林は立ち上がってこう聞いた


「ですが、上層会議のメンバー自体信じられる人を選んだのではないのですか?」


林がそう聞くと有川がこう言った


「上野公園新平作戦か」


「え?」


林は有川が突然「上野公園新平地作戦」というとそう言ってしまった。しかしその作戦は五年前に行われたもので、関係なさそうに見えた。しかし有川は続けてこう言った


「上層会議のメンバーで、なおかつ上野公園新平地作戦を生き残ったメンバーを残したわけか。だからその作戦があったとき神奈川支部にいた宇土やオーストラリアにいた新宮はハブられたのか」


有川は仲野を見ながらそう言った。すると仲野はこう言った


「有川の言う通りだ。しかしこのままだと司令官がいない。だから司令官枠には今井を入れる。問題ないな?」


仲野はそう聞くと会議室にいるみんなを見た。この部屋にいたみんなが反対しなかったため、臨時で司令官枠に今井が入ることになった


今井竹元。彼は五年前の「上野公園新平地作戦」で今はいない高木最高司令官の元で働いていた司令官だ。彼のいた隊は公園の端のため、高木と彼は無事だったが、同じく隊の三人はゾンビに襲われ、殉職してしまったのだ


「まずは伊中の事について話さないといけないみたいだな」


仲野はそう言うと郡山を見た。すると郡山は頷くと立ち上がり、伊中について話始めた……



東京本部対策2専用室……


「ほんと今日は疲れたわー」


そう言ったのは冨沢だった。冨沢はアイスを食べながらスマホを見ていた。その横では小牧と中鈴が今日あった作戦のレポートを書いていた。するとそんな平和な林班に一人の女性が近寄った


「林二佐何かしました?」


突然冨沢の耳元でそんな声がした。なので冨沢は驚いてい後ろを見ると、そこには新宮が立っていた


「何の用だよ。脅かすな」


「林二佐何かしたの?」


新宮は冨沢の言ったことを無視してそう聞いた。しかし冨沢には新宮が何を聞きたいのか全く分からなかった


「まず何があったか説明してくれ。じゃないと分からない」


冨沢がそう言うと新宮は先程の上層会議であったことを話始めた


「私と宇土、水瀬以外のメンバーで何か話しているの。だからそのメンバーの一人である林二佐は何かしたのかと思ったの」


新宮がそう言うと冨沢は少し考え始めた。しかしどんなに林の過去を思い出そうとしても、怪しい行動をしているところを見たことがなかった


「直前まで何の話をしていたのですか?」


そう聞いたのは小牧だった。すると新宮は小牧にこう言った


「伊中の件についてよ。だけど内容から察するに何か裏があるみたい。私達の知ってはいけない何かが……」



ドンッ!


新宮がそう言った時だった。突然対策2全員がの扉が開くと、中に丹波が入ってきた。丹波は新宮の肩を掴むとこう言った


「仕事を逃げ出して何してるんですか?」


新宮はゆっくりと丹波を見ると、すぐに怒っていると分かった


「まぁ話せば分かるよ。うん」


「分からなくて良いので、早く戻りますよ。林班の皆さんには迷惑をかけました」


丹波はそう言うと新宮の腕を引っ張って無理やり対策2専用室から出した。冨沢は新宮がいなくなってから、林が何かしようとしているのではないかと疑い始めた……



佐久間友助さくまゆうす


准高司令官


武器……拳銃

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