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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#133 予想外

関東ゾンビ殺所場第一監獄棟……


「北音寺二佐、なんとか倒せたんですね」


そう言ったのは染井だった。そのとき北音寺は三間、加宮と共に再生型ゾンビの後処理をしていた


「あぁ、だが復活するかも知れないからとりあえず肉を五つのバケツに分けて入れておく。染井の方はどうだ?」


「私達の方はだいたいやりました。あとは瓦礫の下に埋まっているゾンビだけです」


「分かった。とりあえず皆をここに集め……」


ドンッ!



それは北音寺が言い終わる前に起きた。北音寺と染井は何があったのかと思い、大きな音のした後ろを見た。するとそこには五つのバケツが蓋がとれた状態で転がっていた


「三間!加宮大丈夫?」


染井はそう叫んだ。しかしバケツの近くにいた二人から返事はなかった


「染井、今は再生型ゾンビが優先だ。俺が先に詰め……」


バシュッ!



そんな音がすると北音寺は胸から血を流して倒れ込んでしまった。それを見た染井はすぐに北音寺から離れると剣を抜いた


「舞は銃で援護。名畑と片原君は近距離ね」


「了解」


名畑はそう言うと片原と一緒に再生型ゾンビに近付いた。そしてゾンビの首に剣を突き刺した。すると名畑が剣を首から抜く前に再生型ゾンビは暴れだした。そしてゾンビは名畑に蹴りをいれた。それをくらってしまった名畑は剣を放してしまい、地面に倒れてしまった


「あぁ……」


名畑が前を見るとそこには首に剣が刺さっている再生型ゾンビが立っていた


「まずい、私も行かなきゃ!」


染井はボソッと言うと再生型ゾンビの所にいこうとした。が、染井が走るより早く一発の銃声がした


「今の銃声は舞?」


染井は古泉にそう聞いた、しかし古泉は首を振っていた。なので誰が銃を撃ったのか分からなかった


「一班は怪我人救助!二班は目の前のゾンビ!三班は他を警戒しろ!」


突然後ろからそんな声が聞こえた。なので染井と古泉が後ろを見ると、そこにはゾンビ殲滅局の専用車が数台止まっていた


「現場にいる動ける本部の対策官は素早くこちらまで退け!あとは我々千葉支部がやる!」


拡声器でそう言われると古泉は染井を見た。しかし染井も何がどうなってるのか把握していないらしく、きょとんとした顔をしていた


「とりあえず退きましょ。何があったかは退いてから聞きましょ!」


古泉はそう言うと染井の背中を押して千葉支部の専用車がある所まで下がった。そこには千葉支部の作戦司令車が止まっていた


「貴方たちは休んでいて下さい。残りは我々が引き継ぐので」


そう言ったのは先程から拡声器を使って指示を出している男性だった。作戦時の役割からして、彼はどうやら千葉支部の司令官のようだ。なので染井はその男性にこう聞いた


「一ついい?なんで千葉支部がここにいるの?」


染井がそう聞くと、その男性は拡声器を下ろしてからこう言った


「本部の今井という司令官から千葉支部に応援要請が届いたんだ。殺所にてゾンビ発生。本部から人を送れないから代わりに向かってくれって」


「そうだったんですか」


「いま怪我した対策官がここに運ばれてくるだろうから全員いるか確認しておいて」


「了解です」


その男性は染井の返事を聞くと作戦司令車の中に入っていった。ちょうどそのとき、染井の前に担架に乗せられた血塗れの加宮が来ていた……




東京駅丸の内中央口……


「林、ちょっとヤバくない?」


そう言ったのは冨沢だった。冨沢はいつもそう言うので大丈夫だろうと思っていたが、ふと冨沢の言っていた方向を見ると林の顔は一瞬で真っ青になった


「何で新宮が大量のゾンビを引き連れてるんだ?」


林は困惑しながらも銃をゾンビに向けた。そして引き金を引こうとしたときだった。突然新宮が林班に向けてこう言った


「このゾンビ殺して!絶対に!」


「はい?」


新宮の追いかけていた松永ゾンビは林が無抵抗のまま横を駆け抜けて行ってしまった。林はやらかしたと思い後ろを見ると、一番後ろで槍を持っている小牧と中鈴がいた。二人は松永ゾンビとすれ違うとき腹を槍で突き刺した…… が、松永ゾンビは肉を引きちぎって逃げてしまった……



「何してるの?使えないわね林は……」


新宮は立ち止まるとそう言った。東京駅の外に逃がしてしまった以上追いかけるのは無理だと判断したらしく、林にそう言った。しかし林は冨沢と共に新宮の引き連れてきたゾンビを対処するので精一杯だった


「すみません新宮さん。僕がもっと深く刺していれば……」


小牧は新宮にそう謝った。すると新宮は林にしていた態度をかえ、小牧にこう言った


「いいのよ。貴方は強くてもまだ入局から一年も経ってない新人。新人の間は沢山失敗しな」


「はい」


小牧がそう答えると新宮は林を見て再び口を開いた


「だけど二年目からはダメよ。昇格できなくなるから」


新宮はそう言うと武器をしまってどこかへ行ってしまった。林は新宮が連れてきたゾンビだから倒すのを手伝って欲しかったが、新宮にそう言ったところで手伝ってくれないだろう。林はそう思いながら弾を撃ち続けた……



片原透かたはらとおる


准ゾンビ対策官


武器……ロングソード

拳銃


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