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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#128 防弾

東京駅北自由通路……


「二人一組で殺れ!新宮さんは気をつけて!」


そう言ったのは丹波だった。丹波の所属する第二部隊は北自由通路に来ていた。この第二部隊は他の部隊とは違い、二人一組になって戦うやり方があった。これを第二部隊の戦い方とした倉科によると、どうやらこの戦い方が一番効率がよく、死者をださずにすむらしい。しかし実際にそうかは分かっていなかった


「ここは片付けたし、このまま八重洲の方に行こうか」


新宮はそう言うと一人で行ってしまった。残された丹波達はゾンビが死んでいるか確認してから新宮を追おうとしたが、すでに新宮は見えなかった


「勝手に行っちゃうから……」


丹波がそう言って新宮の向かった八重洲方面に走ろうとしたときだった。突然後ろから変な音が聞こえた


ドンッ!



その音に気が付いた丹波は、すぐに後ろを向くとそこには一体のゾンビが立っていた


「なんだコイ……」


全て言い切るまえに、そのゾンビの近くにいた七氏と生田は殴り飛ばされてしまった。それを見た丹波はこの場にいる全員にこういった


「遠距離から攻撃しろ!二人は下がって!」


丹波がそう言うとその場にいた全員が拳銃を取り出した。そしてゾンビに目掛けて発砲した。拳銃の弾はすぐに無くなった。しかしゾンビはまだ倒れていなかった


「もう弾ありませんよ!」


そう言われると丹波は皆にこう言った


「誰か応援要請をして!他はコイツを殺る」


丹波はそう言うと拳銃をしまい、槍を構えた……



関東ゾンビ殺所場第一監獄棟……


「班長、すでに地下から出ています!」


そう言ったのは部下の片原だった。地下の牢獄に入れられていたゾンビは全て危険なゾンビで、中には再生力が強く通常の倒し方では殺せないゾンビもいた


「片原、これを使え」


北音寺はそう言うと片原にサブマシンガンを渡した


「この銃は……」


「これは緊急時に使う銃だ。この殺所にはゾンビが逃げ出した時のためにサブマシンガンが置いてあるんだ」


北音寺はそう言うと近くにいたゾンビに向けて発砲した。そのゾンビはどうやら地上棟から逃げ出したゾンビらしく、簡単に倒れてしまった


「とりあえず時間を稼ぐぞ!外には出すな!」


「了解です!」


片原はそう言うとサブマシンガンを使ってゾンビを倒し始めた……



関東ゾンビ殺所場本館、取調室……


「染井さん!第一監獄棟が爆破されました!」


そう言ったのは染井の部下の三間だった。染井班は「埼玉支部改革作戦」で捕まえた人の調査をしていた。そんななか起きた爆発に染井は戸惑ってしまった


「第一監獄棟には危険生物独房が地下にあったはず……」


「班長!どうします?」


しかし名畑がそう聞いたものの、染井は戸惑ってしまい指示が出せなかった。そんな染井を見た三間はこう言った


「一旦事情聴取は中断、全員第一監獄棟へ向かう」


三間はそう言うと廊下に置いてあった金属で出来ている箱を開けた。そして中にあったサブマシンガンを取り出した


「全員これを使いな。多分こっちの方が早いから」


三間はそう言うと班の仲間にサブマシンガンを渡した。そして第一監獄棟へと向かって走り出した


「おい!俺達はどうなるんだ?」


そう言ったのは埼玉支部長の長谷川だった。しかし同然のことながら長谷川のいる取調室には外から鍵が掛かっているため、部屋から出れなかった


「あなた達はそこで待ってなさい」


加宮はそう言うと班の仲間を追いかけて行ってしまった。そんな埼玉支部の捕まった人しか居なくなった取調室に、一人の女性が入ってきた……


「お疲れ様。長谷川元支部長」


その女性はそう言うと長谷川を見た。長谷川はその女性を見るとすぐに誰だか分かった


「宮崎、裏切ったな」


「裏切ったというのは違うかな。元からあんたの仲間じゃなかったし」


「居川と中本、昆川はおかしいと思ったけど、やっと理解できた。お前はあの三人を利用して俺を追い出そうとしたのか」


長谷川はそう言うと宮崎を見た。長谷川は宮崎の事を殴りたくて仕方なかったが、そんなことは出来なかった。この取調室は二つのスペースに分かれていて、宮崎のいる場所と長谷川のいる場所の間には防弾ガラスがあったのだ


「本当はダイスのメンバー全員に仲間になって欲しかったんだけど、二人は金目当てで入ったみたいだし、協力を頼まなかったよ」


宮崎はそう言うとサブマシンガンを手に持った。そして部屋から出ようとした。が、そんな宮崎に長谷川がこう聞いた


「どこに行くんだ?この殺所の管理は本部の役割。埼玉支部のお前は戦わなくて良いはずだぞ」


宮崎はそう言われると足を止めた。そして振り返って長谷川にこう言った


「私はゾンビ対策官。ゾンビがいるなら、埼玉県以外でも戦うの」


宮崎はそう言うと取調室から出ていってしまった。長谷川には宮崎の考えが理解出来なかった。長谷川は今まで最低限の行動だけし、金を得て生きてきた。そんな暮らしをしていため人の為に何かをするという考えは理解できるはずがなかった……




名畑穂純なばたほずみ


ゾンビ対策士長


武器……レイピア

短刀

拳銃


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