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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
125/347

#113 手帳

ZN建築株式会社前の道路……


「誰かキャッチしろー!」


突然そんな声が聞こえると、上空から棒のようなものが落ちてくるのが見えた。川中はすぐにその落ちてくるものが槍だと分かり、その槍をキャッチしようと走り出した。しかし全力で槍を取ろうとしたが槍の落下速度の方が早く、キャッチできそうになかった

すると川中の横から鵜飼が出てきた。鵜飼は槍をキャッチするために飛び込んだ。そして槍が地面につくギリギリでキャッチすることができた。槍をキャッチした鵜飼はそのまま一回転して立ち上がり、近くにいた亜種ゾンビに槍を突き刺した


「殺ったか?」


その槍は今までの武器とは違い簡単にゾンビの腹に突き刺さった。鵜飼はこの槍なら亜種ゾンビを倒せると思い、すぐに槍を抜いた。そして亜種ゾンビの首に槍を突き刺した。するとゾンビは抵抗せずに倒れてしまった


「鵜飼、ナイスだ」


川中はそう言うと鵜飼に寄った。すると鵜飼は川中にこう言った


「川中さん。このゾンビおかしいですよ」


「そりゃ何故かこの槍でしか倒せない亜種なんだからおかしいだろ」


川中がそう言うと鵜飼は首を振ってこう言った


「いえ。このゾンビの腹に槍を突き刺したとき、何か固いものにあたったので……」


鵜飼はそう言うと自分の剣を取り出した。そしてその剣で倒したゾンビの腹を斬った。すると槍で刺したときと同じ、固いものに刃が当たった。鵜飼はその固いものを避けるように剣で周りの腐肉を斬っていった。そして斬っていくと小さな骨のようなものが見えた


「なんだこれは?」


鵜飼はそう言うと剣でそれを突き刺そうとした。しかしそれはどんなに力を込めても突き刺さらなかった。なので仕方なく鵜飼は剣でその骨らしきものを死体から離した


「気になった固いやつってこれなのか?」


川中はそう言うとその骨らしきものをまじまじと見た


「多分気になった正体はこれかと……」


「一応これが何か調べてみるか」


川中はそう言うと作戦司令車へと行ってしまった。しかしこれが何か調べようにも、普段から調査を頼んでいる蒔村は入院している。なので他の研究員に頼むしかなかったのだが、川中は蒔村以外の研究員とは話したことがなかった。しかしこの謎の物質が何か調べないわけにもいかない。なので宇土にこの事を話にいった……




都内のとある病院……


「これが蒔村の手帳か……」


そう言ったのは笛中だった。笛中班はゾンビについての情報を持っている蒔村を守るために、埼玉へ応援には行かず蒔村の運ばれた病院にいた。一刻も早く蒔村から情報を知りたかったが、彼女はキング(中島)に拳銃で撃たれたため手術を受けていた。なので情報を聴くことが出来ないので先に彼女の持っていた物を調べていたのだ


「なんだこれ?」


笛中は手帳を見るとそう言った。笛中の見ているページには

『頭、機械、制御』

と書かれていた。が、笛中にはこれが何を意味しているか分からなかった


「手帳はあとで本人から聴くとして、他に何かあった?」


笛中は違うものを調べていた部下たちにそう聞いた。すると墳本がこう言った


「他に情報になりそうな物はありません。スマホはありますがロックが掛かっているので……」


笛中はそれを聞くと部下たちにこう言った


「風戸以外は病院内に不審者がいないか歩きまわってくれ」


「了解です」


墳本はそう言うと橋中と今を連れて部屋から出ていってしまった。笛中は三人が部屋から出て行くとさっき机に置いた蒔村の手帳を取った。そしてさっき見てないページをパラパラとめくった。しかしその他のページは真っ白だった。なので笛中は蒔村が書いたページを開いた……




ZN建築株式会社屋上……


「何とか倒せたようだ……」


そう言ったのは林だった。すると林の後ろで冨沢はこう言った


「だろ!これが一番早かったろ」


「何がだろ!だよ。もし下にいる対策官に当たったらどうするんだよ」


林はそう言うと冨沢の頭を軽く叩いた


「まぁ無事倒せたし良かったろ」


冨沢は林にそう言うとニコっと笑った。林は冨沢に何を言ってもダメだと思い、屋上から下りる階段へと向かった。と、いってもほとんどの階はすでに制圧されているだろう。なのでこの作戦が終わるのも時間の問題だろう……



鵜飼瑞幹うかいみずき


准ゾンビ対策官


武器……レイピア

拳銃


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