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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#111 自殺

二人はゾンビを倒しながら進んだ。するとゾンビの一番奥に一人の人間がいるのが見えた。その人はフードを被っていて顔が見えなかった。


「大丈夫ですか?」


布田はゾンビを倒してからその人に近寄った。すると突然そのフードを被っている人は拳銃を取りだし、布田に向けて発砲した。その弾丸は布田の頬をかすり血が垂れてしまった。


「拳銃…… 普通の人じゃないようだな」


布田がそう言うとその人はフードを取った。すると布田はすぐに誰だか分かった。


「旧九条班のメンバーを殺った殺人犯…… 築井か」


布田はそう言うと突然銃声がした。すると築井は腕から血を流して倒れてしまった。


「誰だ?」


築井はそう言うと周りを見た。すると近くの柱の近くに拳銃を持っている鏡谷が見えた。


「動くな」


鏡谷は拳銃を築井に向けながら近付いていった。築井はヤバいと思い、倒れたときに落とした拳銃を拾おうとした……


パンッ!


鏡谷が拳銃を発砲すると築井のすぐ横を通って、後ろにあった窓ガラスを割った。


「両手を上げて床に伏せてもらおうか」


布田がそう言うと築井は立ち上がった。鏡谷はすぐに威嚇のために拳銃で築井に当たらないように撃ったが、築井は動きを止めず割れた窓に手をかけた。そして窓から足を出した。


「自殺する気か?」


布田は自殺しようとしている築井の足を掴もうと滑りこんだが、布田が掴むよりはやく築井は窓の外へと消えてしまった……


「どうなった?」


鏡谷はそう言うと築井の飛び降りた窓へとより、窓から顔を出して下を見た。すると下に人が倒れているのが見えた。そして近くにいる対策官がよっているのが分かった。


「この高さじゃ即死だろう…… ん?」


布田はそう言うと、築井の寄りかかっていた壁にスマホが落ちているのに気がついた。なので布田はそれを取った。


「誰のスマホですか?」


「多分築井のやつだ……」


布田はそう言うとスマホをつけた。たまたまスマホにロックがかかっていなかったので開くと画面にはメモ帳が開かれていた。


「どうやら元から自殺は決まっていたようだ……」


布田はそう言うとスマホの画面を消し、自分のポケットに入れた。このスマホには築井に関する情報が書いてあるかもしれない。あとで詳しく調べてみる必要があった……



ZN建築株式会社の向かいのビルの屋上……


ZN建築株式会社の向かいには18階建てのビルがあった。その屋上には小橋班がいた。小橋班の役割は遠距離から中にいる対策官をサポートする、また道路にいるゾンビを倒すことだった。と、いっても建物にいる対策官のサポートなどほとんど出来ない。なので道路にいるゾンビを双葉が撃ち抜くことくらいしか出来ていなかった……


「双葉准官!20階に怪しい人がいます!」


菊川がそう言うと双葉はすぐにスコープでZN建築株式会社の20階を見た。するとそこに布田と鏡谷が不審者に拳銃を向けているのが見えた。


「あの不審者撃ち抜けるか?」


そう言ったのは小橋だった。今回の作戦では小橋班全員がライフルを持っていた。といっても双葉以外は普段からライフルを使わないため正確な狙撃はできなかった。なので人に向けて撃つときは双葉に頼んでいるのだ。


「あれは無理です。このまま撃つと布田特官に当たってしまいます」


双葉は不審者に標準を合わせたままそう言った。しかし突然事態は変わった。その不審者が小橋達が見ているなか、窓から飛び降りたのだった。不審者が飛び降りたのは20階…… 間違いなく助からないだろう……


「自殺?」


小橋はそう言うとすぐに下を見た。するとそこには倒れている人が見えた。


「班長、どうしますか?」


そう言ったのは菊川だった。すると小橋は近くにいた星水にこう言った。


「いま落ちたのが誰だったか確認してきてくれ。ついでにこの事を宇土司令に」


「りょーかい」


星水はそう言うとライフルをおいて、階段へと走っていってしまった。しかし不審者が自殺するとは誰も予想出来なかった。それに第一窓ガラスが割れていたということじたいに驚きだった。しかし狙撃できていれば自殺を止められたかもしれないという悔しさは双葉にあった……




大宮駅近く、作戦司令車宇土司令隊……


「宇土!上から人が落っこちてきた!」


そう言って作戦司令車に入ってきたのは米田だった。米田は作戦がどうなっているか詳しく知るために、作戦司令車の外にいたのだ。なので築井が落ちてきたのを見ていたのだった。


「どういうことだ?」


「だから自殺かどうか知らないけど落ちてきたの!」


米田はそう言うと宇土を無理やり作戦司令車の外に出させた。するとZN建築株式会社のすぐ前の道路に大量の血と共に倒れている人がいた。


「これは酷い」


宇土はその遺体に近付いてそう言った。その遺体は落下が原因でぐちゃぐちゃになっていた。なので誰だか分からなかった。


「遺体の格好から対策官ではないみたいだね」


「とりあえずこの現場は残しておこう。あとで警察が調べるだろうし……」


宇土はそう言うと作戦司令車へと戻ってしまった。しかし米田はその遺体をどこかで見たような気がしてならなかった……




小橋零こはしれい


三等ゾンビ対策佐官


武器……刀

短剣

拳銃


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