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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#104 謎

午前十時、関東ゾンビ殺所場、地下危険生物独房……


関東ゾンビ殺所場には地下にもゾンビを捕らえておく牢獄があった。普通のゾンビは地上の牢獄に入れるのだが、危険なゾンビ…… 奇種などは地下の所は牢獄に入れられていた。なのでこの建物の地下に行くには三等ゾンビ対策佐官以上の階級でないと入れず、最低でも二人で行くのがルールになっていた。そんな地下牢に続く階段に何人かが足を踏み入れた……



「こんな所に何しに行くんだ?ここにいるやつなんてイカれてる奴しかいないだろ」


そう言ったのは水瀬だった。すると前を歩いていた蒔村だった。蒔村はゾンビの研究のためによく殺所を訪れていたが、いつもは自分の権限では地下牢に行けず、今回はたまたま暇そうにしていた水瀬を無理やり連れて奇種を調べようとしていたのだ。



そして階段を下りると地下牢についた。地下には牢獄が八つあり、現在は四つにゾンビが入れられていた。蒔村は地下につくとすぐに近くの牢獄によった。


「これがお目当てのゾンビか?」


水瀬はそう言うと蒔村が見ているゾンビの檻によった。その檻にくくりつけられている紙には「再生、病院、宮島」と書かれていた。どうやら宮島が「新宿総合病院作戦」で瀕死に追い込んだ再生型ゾンビらしい……


「この亜種でいいんだな?」


「うん。頼むよ」



蒔村がそう言うと水瀬は右手に持っていた大きな銃を檻の外から、檻の中にいるゾンビに照準を合わせた。


「鍵を開けろ。撃ったら中に入るぞ」


水瀬はそう言うと部下の保見に牢獄の鍵を投げた。保見はそれを受け取ると牢獄の鍵を開けた。それを見た水瀬は銃の引き金を引いた……



ドドドドンッ!


地下にとても大きい音が響き渡った。水瀬の撃った弾は見事ゾンビの胴体に当たり、ゾンビは動けなかった。


「丈斗パス!」


水瀬がそう言うと七尾は水瀬に槍を投げた。水瀬はそれをキャッチすると牢獄の中に入った。牢獄の中には腰から下が吹き飛び、無くなっているゾンビがいた。水瀬はそのゾンビに注意しながらゾンビの右手を槍で切り取った。


「班長!離れてください!」


保見はそう言うと倒れているゾンビに向かって液体の入っているビンを投げた。ビンは床に当たると割れて青い液体が飛び散った。するとゾンビは再生することなく動かなくなってしまった。


「殺したのか?」


水瀬はビンを投げた保見にそう聞いた。すると一番後ろにいた蒔村がこう言った。


「それは私が作ったゾンビの動きを封じるための薬品。詳しい成分については話せないけど、ゾンビの体の一部を一時的に動けなくする働きがあるの」


蒔村はそう言うと牢獄の中に入った。そして持っていたカバンの中からナイフと一枚の布を取り出した。


「左腕もらうね」


蒔村はそう言うとナイフでゾンビの左腕を切り取った。そしてその腕を布に包みカバンの中にしまった。代わりにカバンから沢山の液体の入ったビンを取り出した。


「次は再生型ゾンビに効く薬を調べようか……」


蒔村はそう言うと注射器を手に取った。そしてそのゾンビに一つ一つ薬を入れていった。その間、ゾンビは騒ごうとしていたが薬のせいで何も出来なかった……



それから三十分後…… 蒔村は調べ終わったらしく立ち上がり牢獄から出た。そして水瀬にこう言った。


「ありがとう。無事調査は終わったわ。あと始末頼むね」


蒔村はそう言うと階段を登っていってしまった。水瀬は牢獄の鍵を閉めようと檻によると、中にはぐちゃぐちゃになり動くのかどうかも分からないゾンビが入っていた……



「やっぱり可笑しい。どの薬の効果もないなんて……」


蒔村はボソッというとカバンの中を見た。カバンの中にはペンでバツ印のつけられたビンが沢山入っていた。


「九十年前、当時の日本人の六割がこのゾンビになったのよ。どうやって昔の人は抵抗し……」


蒔村は突然言うのを止めた。すると急いでスマホを取り出した。そして九十年前の事を調べ始めた。すると蒔村はニヤっと笑うとこう言った。


「なんだそういう事か。だからゾンビを…… 昔の人って馬鹿だな~」




午前十一時、東京都旧下水管……


旧下水管を歩き続けて一時間。ようやく目的のE-6に到着した。その場所は広くなっていて他に繋がる下水管がいくつかあった。


「全員戦闘用意。いつ白神が出てきてもおかしくない」


宮島はそう言うと電撃棒のスイッチを押した。すると電撃棒は小さな音をたて始めた。


「俺が一人で中央に行く。白神が現れたら全員で襲う。間違っても電撃棒の電撃範囲に入るなよ」


宮島はそう言うと一人で中央に向かって歩き始めた。そして中央につくと立ち止まった。すると突然どこからかゾンビの叫び声が聞こえた。小牧や新宮といった白神と初めて戦う対策官は驚いていたが、宮島や笛中達は全く驚いていなかった。むしろその声を聞いて真剣になっていた。


「くるよ」


笛中がそう言った時だった。何かが宮島の頭上から落ちてきた……






水瀬綜司みずせそうし


二等ゾンビ対策佐官


武器……槍

高力銃

拳銃

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