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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第二章 弱体化
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#098 集合

午後六時、東京本部 本部長室……


その部屋には本部長の仲野と東京都防御戦主司令を務めている郡山がいた。どうやら今回の襲撃について話に来たようだ……


「現在までのゾンビとの大きな戦闘は秋葉原駅のみで、その他にも小規模のものは在りましたが、秋葉原駅以外に被害はありません」


郡山はそう言うと仲野に数枚の写真を渡して。仲野は何だろうと思い、その写真を見るとそこには穴の空いた壁、アスファルトが剥がれている道路が写っていた


「今回、秋葉原でランチャーが使用されました。宇土等がランチャーの使用に賛成し、ランチャーを使った結果がこれです」


「確かにちょっと威力が強い気もするが、これくらいないと使う意味がないのでは?」


仲野がそう言うと、郡山は強く反論した


「こんな威力のあるランチャーが民間人に当たり、殺してしまったらどうするつもりですか?ここにいる全員で土下座しても済まされない話ですよ」



仲野はそう言われると少しランチャーの使用について考えてみた。元々ランチャーの使用については上層会議で決まった事だ。なので使用禁止にするには上層会議にその議題を持ち込むしかない。しかし、ランチャーの使用についてはほとんどの人が賛成をしているので、使用禁止にするのは難しいだろう



「何やってんですか?郡山副本部長」


突然呼ばれると郡山は扉の方を見た。すると、そこには束になっている資料を持った宇土がいた。


「今話している内容は司令官の入っていい話じゃないぞ」


郡山はそう言って牽制しようとした。しかし宇土も怯まなかった。紙の束を仲野の机に置くとこう言った。


「そうですか…… てっきり誤情報で対策官を動かしてしまった件について話しているのかと思ってました」


宇土はそう言うと郡山を見て笑った。しかしその時、目は笑っていなかった


「未然に防ぐのも仕事だと思うが?」


「未然に?そんな事でいちいち対策官を動かしてたら人手が足りんわ。対策2出身のはずなのにそんな事も分からないとはね」


宇土はそう言うと郡山の前に立った。仲野はこの部屋に居ずらくなり抜け出そうと考えた。しかし体が動かなかった。二人は鋭い目でお互いをにらみ合い、侮辱しているのだ。数週間前までは中の良かった二人だったのに……



そんな危険地帯と化した本部長室の前に米田がいた


彼は宇土が忘れていった資料を届けるために来たものの、部屋から聴こえる争いにより入らなかったのだ。なので宇土と郡山の争いを聴いてしまっていたのだ。


「なんか大変なことになってる…… 拡散しとこっと」


米田はボソッとそう言うと階段を駆け下りていった



対策2専用室……


バンッ!


突然扉が開くと中に米田が入ってきた。そして皆に聞こえる声でこう言った


「大変だ!郡山副本部長と宇土が喧嘩してる!」


そう言うと皆の視線が米田に集まった。すると一人の男性が立ち上がり、米田の所に来た


「仕方ない人達だ。それで何で争ってるんだ?」


そう聞いたのは神尾だった。米田は喧嘩の内容について知っているかぎり話した。すると有川は皆の方を見てこう言った


「班長は全員第二会議室集まれ!思った以上にめんどくさい事になりそうだから!」


神尾がそう言うと、林や小橋といった班長達が立ち上がった。自分は関係ないと思った米田は対策3専用室に帰ろうとした。すると神尾が米田にこう言った


「どこに行くんだ?詳しい内容はお前しか知らないだろ?」


「は、はい」


米田はそう言うと班長達の中に紛れながら第二会議室へと向かい始めた



二十分後

東京本部、第二会議室……


「と、言うわけです」


米田は十五分間、郡山と宇土の喧嘩の内容について話をした。すると一番近くに座っていた染井がこう言った


「馬鹿馬鹿しい。小学生じゃあるまいし……」


北音寺がそう言うと向かいに座っている笛中がこう言った


「確かにくだらないけど、内容的には宇土派かな。ランチャーは確かに危険だけどそれだけ効果も大きいしね」


「どうせランチャーの使用に反対してるのは、現場を知らない対策4、5のおっさん達だろ。その人達のせいでランチャーの使用許可が下りるのに時間がかかったんだし……」


そう言ったのは神尾だった。言葉は乱暴なものの、神尾の言っていることは正しかった。現にランチャーの使用に反対していたのは対策4、5の人間が多かったのは事実だ。しかしその事実が郡山と宇土の喧嘩を止めさせられる訳がなかった


「とりあえず二人の喧嘩を止めさせる方法を考えませんか?ここでゴタゴタ言っても仕方ないので……」


そう言ったのは林だった。林がそう言ってからは話し合いの流れが変わり、どうやったら二人を仲直りさせることが出来るかについて話合われた……



対策2専用室、D班専用室……


「すみません。ここが林班の席でいいのですよね?」


突然そう聞かれると冨沢は後ろを向いた。するとそこには中島がいた。


「林から話は聴いてるよ。今日からだったよね!そこに座っていいよ」


冨沢はそう言うと、前まで塚西が使っていた席を指差した……

中島愁月…… 彼は東京攻防戦まではM班に所属していたのだが、攻防戦でM班は中島以外が殉職してしまった班だった。なので中島は、東京攻防戦で塚西を失ったD班(林班)への異動となったのだ。


「君が小牧君だよね!よろしく」


中島はそう言うと小牧に握手を求めた。小牧は迷いなく握手をした……




中島愁月なかじましゅうが


ゾンビ対策士長


武器……高力銃

捕獲銃

拳銃

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