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僕らはゾンビ対策官  作者: ソーダ
第一章 新人
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#010 return

大東京埋め立て場、中央区域……


「神尾班がいるね」


そう言ったのは冨沢だった。なので小牧も道の先を見てみると、そこは開けていて対策官達がいた


「皆はここで待っててくれ。俺は話してくるから」


林はそう言うと、小橋と共に神尾のいる場所に走っていった


「九条班と残りの有川班がいないね」


冨沢は周りを見ながらそう言った


この中央区域にはちょうど真ん中の所に、機械を入れておくための倉庫があった。そのためのひらけている所に対策官達は集まっていた


「冨沢准官。このあとはどうするんですか?」


「このあと?多分九条班が来たら戻るんじゃない?もうゾンビは倒し終わってるし」


小牧の質問に冨沢はそう返した。そして確認のためにもう一度周りを見た。けれどやっぱり九条班と有川班の残りのメンバーはいなかった


「ねぇ、九条班の担当区域知ってる人いない?」


冨沢はそう聞いた。すると上丘がこう言った


「確か九条班はコントロールセンターかと」


「それって場所は?」


冨沢はそう質問した。すると上丘は手を鼻の下に当てて考え始めた。そして少しすると「確か左側区域だったかと……」と言った


「左なら川中班と同じですね。けれど、川中班が分からないなら九条班はどうなっているのか全く分かりませんね」


中鈴はそう言った。確かにこの場に九条班はおらず、どうなっているかすら分からなかった。けれど一班に一台無線機が渡されている。なのでその無線機を使えば九条班と連絡をすることができる


と、誰もが思っていた……


「冨沢と上丘、悪いんだけど九条班と連絡がとれないか試してくれないか?」


突然少し離れている所にいる林がそう言った。なので冨沢と上丘は無線機を取り出すと、九条班と無線が繋がらないか試してみた。けれど、どんなにやっても九条班とは繋がらなかった


「無理。繋がらないよ」


「こちらも同じくです」


上丘がそう言うと林は「ありがとう」とお礼をし、他の班の班長と話始めた


その話し合いを周りから見る感じ、他の班も九条班と連絡がとれないか試しているようだ。けれどどの班も無線は繋がらないらしく、林達はどうしようか話していた



「駄目です、こちらも繋がりません」


林はその場にいる対策官達にそう言った。すると斧を持っている男性対策官がこう言った


「なら仕方ない。ゾンビも倒し終わったことだし、確認は後にして一度戻ろう」


「川中一佐が言うならそれで良いかと。他の人は良いですか?」


神尾はこの場に集まっている班長達にそう聞いた。しかし誰からも異論は出なかった。すると川中は皆にこう言った


「なら決まりだ。全班作戦司令車のある場所まで戻る。九条班についてはその後だ」


川中がそう言うと班長達は部下のいる場所へと移動した。そして作戦司令車のある場所へ戻る用意をし始めた……




川中一平かわなかいっぺい


一等ゾンビ対策佐官


武器……斧

拳銃



※修正済み

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