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大切な気持ち

作者: 藤崎 慈恩

フォロワーさんにお題を出して頂き作った詩です。

お題は『片思い』、『異性の友人』です。

よろしかったら、見ていって下さい。


 初めてキミに出会った時のことは キミとのたくさんの思い出の中に埋もれて 

 とても曖昧なのに

 キミと過ごしたこの10年間は とてもはっきりと僕の脳裏に刻み込まれている。


 公園で木に登ったこと

 裏山を駆け巡ったこと

 一緒に近所の叔父さんに怒られたこと

 山ほどもあるたくさんのキミとの記憶を 僕は1つ、1つしっかりと覚えている。



 初めてキミと喧嘩した時は 僕の人生の中でこれほどとないくらいに苦しくて

 辛かった筈なのに

 それからの喧嘩は とても楽しく 

 充実しいたという思いしかない。

 度々意見がすれ違うこともあったけれど 1つの糸だけは絶対にすれ違うことがなく

 しっかりと2人を繋いる。

 糸が有ったからこそ いつも僕達は喧嘩の度に笑っていた。



 初めてキミが泣いた日は 僕も初めてキミの前で泣いた日。



 初めてキミが風邪を引いた日は 僕が風邪を引く前兆。



 初めてキミに弟が出来た日は 僕に初めて後輩が出来た日。



 そんな たくさんの初めてをキミと刻んできて

 もう 10年

 お互い もういつまでも子供のままではいられない。

 頭の中ではわかっていても 心はまだあの頃のままだ。

 どんどんと進んで行くキミに 僕は追いつくことで必死だったのかもしれない。

 その性で 大切な気持ちから眼を逸らし

 有耶無耶な気持ちでここまで来てしまった。



 初めてキミに好きな人が出来た時のことは 絶対に忘れることはないだろう。

 その時僕にも初めて “好き”という感情の意味がわかったからだ。

 僕が忘れていた“大切な気持ち”



 こんな僕は 普通の男子とはちょっと違って

 “恋”という感情をまだ知らない。

 知らないと思っていた。

 でも 本当は心の何処かで薄々と気づいてたのではないだろうか?

 ただ その気持ちから逃げていただけではないだろうか?

 だから気づいた時には もうキミは僕の手の届かない遥か遠くにいて

 新しい思い出を その彼と刻んでいこうとしている。



 どうして今頃になって気がついてしまったのだろう。



 気がつくことが こんなにも苦しいことなのならば

 いっそ気がつかないままで 終わって欲しかった。

 


 苦しい すごく苦しいよ

 まるで 肺にうまく酸素が回って来ていないようだ。

 


 この苦しみから解放されるには どうすればいいのだろうか?

 誰か この苦しみを癒す方法を僕に教えて下さい・・・




 

読んで下さった方々、有難う御座います。

恋愛未経験者の僕が言うのもなんですが、

自分の気持ちは素直に、大切にして下さい。

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