エピソード3 魔法少女捜索大作戦
※BL要素があります。苦手な人、地雷な人はブラウザバックを推奨しています。
前回のあらすじ
よぉ!魔音だ!
俺はミュラにミュラの種族のこと、ギャング集団『アンダーテーブル』のこと、ミュラの故郷のことなどを教えてもらった!くっそ、アンダーテーブルめ!ミュラの故郷をぐちゃぐちゃにした挙句、俺らの故郷もめちゃめちゃにしやがって!許さないぞ!
そして弓良が魔法少女に恋しちまった以上どうにかして諦めさせなきゃ・・・!
ー桐ヶ崎学院 2‐Bにてー
やっほ~ミュラだよぉ~はぁ。眠い・・・
地球に住んでいる人間ってこんな早い時間から学業に勤しむのね・・・大変。
「おはよ~」
「あ!おはよう!魔音!」
「よぉ。」
「ねぇ、魔音」
「お?なんだよ。」
「あの・・・えっと」
「お前ら~席につけ。ホームルーム始めんぞ!」
「「はーい」」
「じゃ、今日は・・・」
ー数分後ー
「で?なんだよ。」
「あの・・・今日の帰りにさ・・・」
「うん。」
「一緒に、魔法少女!探してほしいんだ!」
「はぁ!?」
(いやいや待て待て!確かにあいつはラブシープに恋してた!)
(だからってピンポイントで俺に言ってくる!?)
(ごめ~ん!言うの忘れてた~♪)
(おいコラミュラ!!なんでこんなことになってんだよ!!)
(しょうがないじゃん!弓良くんは魔音が魔法少女に変身してるなんて考えてもみないんだよ?)
(それじゃ・・・何としても”諦めさせるしかない!!”)
「なぁ、弓良」
「ん?どうしたの?魔法少女に興味ない?」
「いや、そういうことじゃないんだけどな?その・・・やめとけば?」
「えぇ!?なんで!?」
「だって、魔法少女だから変身してんじゃん。だから魔法少女に変身した人が分からないと探せなくね?」
「う~ん・・・」
(ほっ・・・とりあえず考えさせることは出来た。)
(よかったわね!)
「ま、とりあえず授業の準備するぞ!」
「う、うん。」
ひとまずは持ちこたえたようね!でも弓良くんはまだ諦めてないみたい!さて、どうしましょう?
ー拠点にてー
[やぁ、また呼び出してすまないね。”ディスト”]
[いやぁ!全然大丈夫だぜ!アポの旦那!]
[フッ。いつもの調子でよかったぞ。]
[さて。お前には地球にあるトゥルーラブエナジーを奪ってきてもらう。]
[分かりやしたぜ!ところで、地球の生き物共はどうすれば・・・]
[それはお前に任せる。さぁ、私の為に行け!]
[イエス!ユア、マジェスティ!]
ー放課後ー
「というわけで、探そう!ラブちゃん!!」
「はぁ・・・」
〈ねぇ、これどうすんのよ!〉
〈知らねぇよ!〉
あ、ちなみに画面の前のみんなに話すと〈〉←このかっこは脳内で会話してるってことだよ!
〈ってかなんだよ『ラブちゃん』って!気持ち悪い呼び方しやがって!!〉
〈でも実は少し嬉しいんじゃないの~?〉
〈っはぁ!?////うるせぇ!〉
「ってか魔法少女見つけた後はどうすんだよ。」
「いや、そりゃ告白するよ!」
「でも魔法少女も今は忙しいんじゃねぇの?敵と戦ってるから今はそっちに集中したいんじゃ・・・」
「・・・それもそうだけどさ、魔法少女って今は敵と戦ってるけど、たぶん戦いが終わったらもう来なくなっちゃうでしょ?」
「まぁ、見なくはなるよな」
「だから、今告白したいんだ。フラれてもいいから。」
「・・・」
(しょうがねぇな。俺の恋はもう終わったも同然だけど。)
「そんだけ言うなら仕方ない!俺も手伝ってやるよ!」
「ありがとう。」
「それと、魔音」
「なんだよ。」
「あれ・・・」
「ん?」
「ねぇ、あなたたちは私のことどう見える・・・?」
「え?そりゃ・・・」
「綺麗だと思いますけど・・・?」
「本当?じゃあ・・・」
「私と付き合ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
「「はぁ!?」」
「弓良!逃げるぞ!」
ギュッ
「うわ!?」
「はぁ・・・はぁ・・・」
(思わず腕握って逃げちゃった~!!!)
〈ってか急に人間が変になった!?〉
〈魔音!来たわ!アンダーテーブルよ!〉
〈どうすんだよ!弓良いんだぞ!!〉
〈よし!ここはあたしに任せて!〉
あたしはドリーマー族よ!声を普通の人間に聞こえる周波数に設定して・・・
「あー、あそこに魔法少女が~」
「・・・」
(いや下手すぎねぇか!?いくらなんだってそれでつられる訳・・・)
「え!?ラブちゃん!?」
ピューン
(いやつられてる~!!!心配になるチョロさ!!)
「でも、これで!」
「そう!」
フォン
[おっ?誰だ?お前さん方!]
「変身できるわよ!行っちゃえ!魔音~!」
「よし!」
ドリームコンパクト!
「来い!ミュラ!」
「OK!あたしの力、見せたげる!」
「レッドラブストーンセット!」
レッドラブ!憑依!
「行っくぞ~!フィーバーチェンジ!」
チェンジ!ラブシープ!
「燃えるような恋をしよっ?魔法少女ラブシープ!」
「お前の邪心、浄化したげる♡」
・・・きっと魔音、ノッてる。この状態だったら弓良にモテるから。
[なるほど!お前さんがアポの兄貴が言ってた魔法少女か!]
[俺はアンダーテーブルのウォリアーが一人!ディスト!]
[お前さん達をつぶしに来た!]
「なるほどな!こいつがみんなを変にしてたんだな!」
〈ディストの能力は歪んだ愛を人間に付与することよ!〉
「なるほど。いわゆるバフ効果ってやつね!」
バキッ
[おぉ!いいキックだな!]
[だが・・・]
ブオンッ
「うぉっと!?」
[俺の怪力にはかなわん!!!]
バンッ!
「いっ!?」
〈魔音!力で敵わないなら、魔法よ!〉
「え?」
〈あんた腐っても魔法少女でしょ!!!!!!!〉
「そうだった!」
「よし!”ファイアライズ!”」
[うおっ!?]
「か~ら~の~!”ネプチューンダイブ!”」
[ぐあっ!?]
「これで寒暖差の・・・なんか・・・あれが起きる!」
〈もしかして”ヒートショック”のこと言ってる?〉
「それだ!」
説明しよう!『ヒートショック』とは!
急激な温度変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動する現象のこと!(引用:ウィキペディア)
「よっし行っくぞ~!」
タンッ
〈グレイトフルソード!〉
「うし!これで・・・」
〈魔音!グレイトフルソードの鍔のハートを2回タップして!〉
「おーけー!」
タンタン!
「グレイトフルソード!ホットラブフィーバー!」
ザシュッ!
[ぐっ・・・幸せだ~♡]
「はぁ・・・なんとか弓良には見られなかったな。」
「でも、いいの?弓良への魔法少女の恋。止めなくて。」
「・・・これでいいんだ。うん。俺・・・グズッ・・・俺・・・」
「・・・大丈夫よ!あたしがなんとかしたげるから!」
はぁ・・・魔音がさらに落ち込んじゃった!これって弓良くんに正体をばらすべき?
それとも敵との戦いのことを優先してこのままにするべき?
一体・・・どうしたらいいの?
次回予告!
やほやほ☆ミュラだよ(^▽^)/
あれから魔音が落ち込んで学校に行かなくなっちゃった!これはあたしがどうにかしてやらないと!
・・・ってえ!?こんなときにアンダーテーブル!?もう!魔音~!早く治って~!
エピソード4、『行方不明の魔法少女』!
次回も一緒にマジカル~フィーバー☆