ガザへの強硬姿勢は完全な過ち
ガザ:ハマスほぼ壊滅
レバノン:先制攻撃で弱体化並びにヒズボラ指導者殺害
イエメン:紅海通行タンカー拿捕により、アメリカと共に空爆で弱体化
イラク:親米政権誕生(フセイン政権崩壊)
シリア:アサド政権崩壊
イラン:短期決戦で実質勝利並びにアメリカ軍も参戦
ガザ以外は、アメリカとイスラエルの思い通りに事が運んでいます。イランやパレスティナ(ハマス)に関しても他国から見て国家侵害であるテロを行わない国、戦争をしない国に変貌を遂げる再スタートの時期に来ているのかもしれません。ただ、イスラエルやアメリカに強い復讐心を抱くイスラム教信者は多く、サウジ系の王族でもアルカイダに極秘に資金提供していたと言われるぐらいですから、根が深い問題に思います。「目には目を歯には歯を」同様「血に血を憎しみには憎しみを」それは、イスラム教もユダヤ教もキリスト教も同じであり、人間の本質(感情)ではないでしょうか?
ガザ侵攻の主たる目的は、人質救助とハマス壊滅という目標ですが、イランの場合は核と弾道ミサイル関連を徹底的に破壊すれば軍壊滅にまで追い込む必要性はなく、イスラエルは目的達成となります。それ以上の戦闘行為は、アメリカを除く国は認めないでしょう。
ハマスとファタハは違うし、パレスティナ人の中にハマスがいるにせよ、世界的にはパレスティナ国家樹立による二国家樹立で地域安定化を望む国が増えています。ハマスがテロ攻撃を仕掛けるまでは、色々な支援をイスラエル側がしていたのも事実であり、恩を仇で返されたためUNRWAの活動を禁止する新法を施行し活動を止めています(イスラエルの国連への不信感は半端ない)。その代わりGHF活動を支援しています。ハマスへの連帯を示す国(イランぐらい?)はほとんどありませんが、一般パレスティナ人に対する連帯を示す国は中東以外にもたくさんあり、欧州ではこのままではいけないと考える国がほとんどです。トルコは、シリア統治バックアップだけでなくPKKとも無血政治解決に成功していますし、NATO加盟、非EU所属、イスラム教国家という事に加えて、地政学的にも丁度よい場所にあり、首都アンカラに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務所を開くというのは素晴らしい事に思います。ハンガリーやスロバキアはロシアと仲良くやっていけるように、パレスティナやイランと仲良く橋渡し出来る国として最適に思えます。エジプトやカタールよりもガザ(ハマス人質問題)に関して問題を解決出来る可能性が高いです(メリットはないが名誉はあるだろう)。ロシアともアメリカとも仲がよく、NATOに加盟しており、イスラム教がメインの国ですから、シリア同様再スタートを切れるきっかけになればいいなと思います。イランに関しては、サウジやトルコと同格であり、中露の言う事もあまり聞かないみたいなので予測不能ですが、パレスティナやシリア、イラク等のイスラエルへの敵対意識がなくなっていけば必然的に変化していくのではないでしょうか。イランだけ意固地になってイスラエルを認めないと言っても始まらないでしょうからね。イエメンの代理戦争も沈静化しましたし、すぐには無理でもパレスティナを巡る環境・処遇が改善され、トルコをはじめとする各国の影響により良い方向に少しづつ変わっていくのを期待するしかありません。すぐに解決させる事は出来ないし、しかもこういう事態になった後ですから、エジプトやカタールよりガザの交渉や要望窓口をトルコ一本化にしていく方が、問題解決の可能性が高いように思えます。ガザの件は、ある一面でイランに利用されている側面があり、また中東の更なるイスラエル憎悪に繋がっています。人質解放とトルコ軍駐留でハマス監視を条件に出せば、イスラエルも撤退してくれると思いますけどね。色々な問題や過去の遺恨が複雑に絡み合っており、アメリカやイスラエル側からしたら、トルコ窓口の方がやりやすいが本音ではないでしょうか。ロシアは勿論、サウジアラビアやイランも異存はないでしょうし、カタールはそもそもが無理筋(ハマス政治指導部があっただけ)、エジプトは隣国であり、ガザ難民を受け入れたくないため交渉窓口を引き受けたが実情に思えます。どの国、どの人物が間に入るかで仲裁や仲介等の結果は大きく変わります。貸し借りの世界でもありますからね。政治家は「対話と圧力」という言葉を好みますが、交渉は何も政治家に限った話ではありませんから、相手を理解する事や相手の懐に飛び込むのが上手な人間(組織・国)が向いているように思えます。これって素晴らしいスパイや営業にも言える事かもしれませんね(笑)
ガザとイスラエル問題(人質全開放とイスラエルの完全撤退)
トルコの出番でしょう。ハマスの体制がボロボロとはいえ、イランの影響力は多少残っていると思います。同様にイランに対するロシアの影響力も現在でもあると思われます。これが解決すれば、一連の中東問題は一応解決したという話になります。中東(他国)への関与(影響力)をアメリカもイランも大部分放棄し、ロシアやトルコ並に抑えるという事を意味します。また、イスラエルも相手側が攻撃してこない限り、相手国(反勢力)を攻撃しないという形の約束をする必要があるでしょう(シリアやレバノンも不法占拠状態)。言い換えるならば、イランが影の支配の影響力を行使しなければ、イスラエル側も他国を攻撃しなくて済むという話です。これらの話題とウクライナ戦争を混同したり、交渉に交えたりするのはかなり乱暴であり、完全に別個の話として取り扱うべきでしょう。あくまでイランやイスラエルが蒔いた問題の種という割り切り方が正しいように思います。ロシアは、アメリカと同じ立場に思えます。
https://www.afpbb.com/articles/-/3586114
ネタニヤフは、「まず最初は人質の解放だ。(パレスチナ自治区)ガザの問題を解決しなければならない」とより明確なスタンスを表明しました。今まではそうしていく(目指す)という感じのアナウンスでしたが、駆け引きはしない、より対等な交渉を望むという隠れたメッセージ性(義務感)を感じます。イランに対するGBU-57投下並びにイランイスラエル停戦に関しては、アメリカ(トランプ)介入を望むとしても、イスラエル国内の汚職裁判やこのガザ紛争(協議)に関して、ネタニヤフは己(イスラエル並びに自身)のみで全て解決したいと思っているはずです。それが失敗すれば、当然己の力不足とか色々な意味で自身に不正関与があった事を意味します。イランが何を考えているか解かりませんし、同様にトランプがどう考えているか知りませんが、ハマスとイスラエルで武力を介さず、世界から見て当たり前の結果になる事を願います。人質を全員解放するのは当たり前だし、一般人を無差別に殺害するのは国際法違反である事は間違いないですからね(占領・侵略するなんてもってのほか)。カタールとエジプト、アメリカが仲介に入って上手くいかなかったのだから、トルコを仲介に入れる方がよいと思うし、ハマスが求める停戦保証をイランが受け持つのは不可能だし、アメリカやカタールも無理(信頼不足)だから、その辺では違ったアプローチが必要に思います。結局、双方間の信頼が足りないし、仲介国が本当に中立的立場、力あるの?という不安感は拭い去れないでしょうね。ハマスは、アメリカが保証すると言っても絶対信じないだろうし、それが当然に思えます。その辺でネタニヤフは、ジレンマに陥っている可能性もありますが、少しづつ希望的観測(情報)が得られて、より前向きな声明に繋がったとみています。人が思う以上に、忍耐とか我慢力を兼ね備えていると思いますね。分析力とか聞く力(組織統制力)という力は、以前から高い評価でしたけどね。カタールにハマス政治部がいて、そことも交渉したと思うし、最終的には殺す事を選択したわけです。イラン、コッズ部隊司令官、政治部、現場司令官、ガザのハマス幹部、一般系のハマス(住民と見分けつかない)という極めて特殊な形を取っており、誰が実権を握っているか?どういう統制か(そもそも統制下にはなく、イランが利用していただけかもしれない。事実、イスラエルはファタハ排除のためにかつてハマスに資金提供していたとEUは暴露)という状態にある可能性が高いでしょう。逆に言えば、下っ端は民兵形式なので都合よく俺はハマスと言っていて、今は民間人ですとも言える訳であり、上の方は皆殺ししており、それこそ各部族レベルとか各地域の民兵レベルが、各々でテレパシーに近い形で抵抗作戦を取っているのかもしれません。昔の日本同様、イスラエルの言う事を聞いたら殺される。捕虜にされたら酷い事をされる。だから、かつての殺された上司に言われた通り人質を隠して徹底抗戦し、イスラエル軍が来たら人質を殺し死を恐れず(投降せず)戦っているのかもしれません。ただ、配給所や空爆で亡くなる人は無抵抗の一般市民なので虐殺で間違いないでしょう。何かのミスとか師団レベルの話ではないと言えます。
イスラエルは、今までも政府主導で配給所で起きた件(銃乱射)を度々調査すると発言し、一方でそのような事はない、誰かがIDFを貶めようとしていると擁護し続けてきました。けれども一度ぐらい生じたなら、不出来な兵士とか師団が誤った判断や指示を行った可能性はありますが、こう度々起こり500名以上が亡くなったと言われていますから、公式にイスラエル政府も事実を認め改善や更に調査を行う旨を発表しました。目には目を歯には歯をと言いますか、イギリスですら、このような事が発生しているのが世界の現状です。
https://www.afpbb.com/articles/-/3586374?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3587258?cx_part=latest
そもそもは、(ハマスが人質解放しないのが悪いと言えばそれまでだが)イスラエル攻撃によりガザ内であちこちに何度も避難させられる現状、病院や学校という施設(避難所指定場所)にハマスが潜んでいる可能性という理由で襲撃や空爆破壊している問題(事実でもあり、事実でないケースも)、情報伝達網がないに等しく、識字率が低いため、ビラを配っても避難していない住民が空爆の犠牲になっている点等、イスラエルを一方的に非難する事は出来ませんが、死者数だけでなく足や手を切断する人々も千人以上となり、ブリンケンのあまりにも犠牲者数が多過ぎるという発言に繋がりました。現在は、餓死や栄養失調の問題も深刻化しています。マクロンも段々とイスラエルに対する発言が厳しくなっており、英独も米との歩調を合わせなくなりました。トランプ政権になり、よりイスラエル政権寄り、ネタニヤフ擁護になったのとは対照的です。イスラエルは、全力でハマス壊滅と人質救出作戦に突入している訳ですが、野党だけでなく、軍内部からも無理ではとか疲労が色濃くなっており、実力行使だけでなく対話のウエイトを上げるべきだという声が強くなっています。イスラエル民意も同様のようです。また、明らかなイランとの戦争での勝利、ネタニヤフ支持率向上により、ネタニヤフも本質(根本目的)である人質全員解放と引き換えに軍完全撤退(永久停戦)も視野に入れています。ハマスも興味を示しており、問題はどういう風に約束保証してくれるのかという第三段階時と同じ議論内容で平行線の模様です。イスラエル(ネタニヤフ)は、ハマスの非武装化やハマス以外の統治をかつて条件としており、カタールやアメリカ以外の国が必然的に仲介に入る必要があるように思えます。堂々巡りからの次なる一歩を期待したい所です。コンゴとルワンダのようにアメリカ仲介で停戦になればよいですが、交渉成立どころかハマスが交渉のテーブルに着くとは正直思えないんですよね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3586372?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3586488?cx_part=latest
センシティブな問題ですよね。表現の自由と宗教や民族(国籍)に対するヘイト(差別・侮辱)の境界や寛容度合って国や宗教で大きく違いますからね。それが、時には戦争に繋がったり、テロや報復に繋がります。他にもプラダのサンダルとインド伝統で同じような許容性(寛容度合い)でちょっとしたトラブルが発生しているようです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3586660?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3586674?cx_part=latest
イスラエル人の大多数が平和を望む一方、当たり前の権利行使(人質解放や自衛権の行使にょる軍事活動)を支持するかわりに徴兵等の義務も背負っています。けれども、ガザ侵攻ではあまりにも無関係な一般人に対する攻撃も多く、同様に欧州が国際法違反と主張するヨルダン川西岸の入植地帯のイスラエル人の蛮行も絶えません。今回は、パレスティナ人に対しての暴力ではなく軍や警察に対してでした。中東の中のイスラエル問題、イスラエルの中のイスラエル問題等、国外・国内等で色々な解決すべき問題が山積に思えます。色々な意味で非常に複雑ですね。
https://jp.reuters.com/economy/N4LYUJCJ6VMW7MEQMOTW64VLSE-2025-07-03/
https://www.afpbb.com/articles/-/3586958?pno=0&pid=doc-64KL2GB_1_3067987_preview
https://www.afpbb.com/articles/-/3586993?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3587242?cx_part=latest
中国のロシアへの輸出品(民生品だが軍事利用も可能)やウイグル地区(犯罪者に対する取り締まりや矯正、治安維持のための監視・警備)等と一緒です。極論言えば、犯罪者が親族に居たらあなたも犯罪者と同じ、以前一緒に遊んだとか電話したら、あなたも犯罪に加担したのではと言われるのと同じレベルです。そこまで言い出したら切りがないし、ロッキード社の武器をアメリカが輸出(売却)承認しているため、ロッキード社ではなく批判の矛先はアメリカ政府に向けるべきに思いますけどね。でも、基本的には政治的解決や貧困・教育識字問題や宗教対立の解消でしょうね。こういう問題って学者的発想(データ分析・考え方)より草の根的発想(感覚・民意共感)の方が大事です。議論するだけで時間・金が無駄になるケースが非常に多いです。日本の少子化・過疎対策も同様です。
https://www.afpbb.com/articles/-/3587138
トランプだってネタニヤフだって戦争はしたくない、一般人は殺したくないんです。問題は、少々の問題ではなく国家間で当然守るべきものを守らないから、じゃあ反撃(自衛権行使)しますよ。人質返さないなら占領して人質探しますというだけの話です。例えるなら、刺されたら正当防衛でナイフを奪い相手を刺すし、盗まれたら警察へ通報し捜査(家宅捜索)してもらうのと同じです。ただイスラエルは完全撤退を飲むでしょうが、イスラエル側が求めるハマスの武装解除や統治放棄がどうなるか?ハマス側が求める停戦保証がどうなるかの話です。アメリカでは信用できないと言えば、ロシアかトルコが保証するしかないですが、それはアメリカやイスラエルが頼んだからと裏密約形式にして手柄はトランプという形にするでしょう。そういえば、ロシアはタリバン政権を国家承認し、トランプとプーチンは電話会談してましたね。凄い偶然が幾つも重なるものですね(笑)ハマス統治(将来的なファタハ統合)は認めるが、非武装化(合意はあるが多少残るのは目をつむる的が現実的)ぐらいでイスラエル側が妥協し、双方にとって矛を納めやすい形で米露がビジョンを共有し、トルコやイランも陰ながら醸成に協力ではないでしょうかね。ハマスとしても、そういう国々の方が停戦合意しろと言うなら矛を収めますよみたいなら停戦合意が結ばれるように思います。完全に負けているからと言って、誇り高き戦士なのか集団なのか解かりませんが、一方的に突き付けられれば全員死ぬまで戦うという無意味な選択を選ぶものなのです。そして、イスラエル側の戦費浪費や疲労も溜まるという僅かながらの抵抗に付き合わされるのです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3587062?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3587071?cx_part=latest
ハマス統治放棄並びに非武装化の取り扱い(要求)が不明ですが、ハマス側も真剣に停戦交渉に臨む意向を明確にしました。お互いが歩み寄ろうという意思を感じられ、期待感が高まっているのは事実でしょう。シリアの方もアメリカが軟化傾向であり、シリア側にアブラハム合意他、イスラエルとの国交回復を求めています。ガザはイラン、シリアはトルコやロシア・イランの影響力が強い地域、反イスラエル感情が強いため、イスラエルの中東社会(国際コミュニティ)復帰や確立が、アメリカの本当の狙いのように思えます。それで間違っていませんけどね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3587231?cx_part=latest
イランは、それなりに自国を客観的に見る能力もあるし、国際交渉も出来ます。一方、ガザを統治するハマスにその能力・経験があるかと言えば疑問符が付きます。この2,3日のイラン外交関係の権力者の発言を聞く限り、自分達は決してイスラエルを攻撃しないし、イスラエルが我々を攻撃しないならアメリカとの核協議を再開する旨があるという感じに思えます。つまり、私達もあなた達もお互いに得する部分では合意しましょうというごく自然な考え方です。戦争したら、お互いに武器は減るし(後に補充費掛かる)、経済は落ち込むし、何よりも尊い人命が亡くなります。イスラエルが有利だとしても同じような損害を被ります。こんな事して何の意味があるのかという話です。しかも、バックにはロシアがいて、そのロシアの関係性の深いシリアやイランは色々な問題を抱えているというかロシアに昔みたいな余裕はありません。けれどもサウジアラビア他中東の国が、イランの代弁をしており、パレスティナ問題を本質的に解決しよう、現在はジェノサイドと言える状況だぐらいに発言してますからね。
テロ組織やそれに近い一応政治組織ハマスは、支援を受けていますが、基本的に理念・活動に対する共感者のみの支援を受ける形であり、命令等は基本的に聞きません。災害時における自主防災組織とかボランティアに近いと言えます。行政の指揮系統下にはないけれど、協力や情報共有はします。しかし、基本的に何も弱みがないというか支援されていない組織ですから、自由に活動を行います。だから、時として行政は・・という批判を受けますが、彼らは自分達が自由に動けるし面ではなく点で活動できます。行きやすい場所にすぐに行って活動します。だから、行政は遅いとか支援物資が不十分と批判されます。小さい組織が、小さなセクター(範囲)を活動するだけなら、物資や人員もそんなにいりません。一方、行政側は被害全体の情報把握、広範囲に渡る緊急災害に対して縦・横の連携に加えて、色々な企業にも応援を要請します。そして、出来るだけ均等にしないといけないし、限られている物資・人員でそもそも全体全て充実したカバーは無理だから、出来る事を出来るだけしているに過ぎません。それはそれで仕方ありません。不満を言うなら、もっと災害対応に予算や人員を掛けて他の予算を削るか、もっと歳入(税収)を増やすかという話になります。イランは、ミサイルにはそれなりの自信があるものの、制空権を奪われ、隣地ではないから陸軍(地上兵数や火力(弾薬))も意味を持たず、どうしても空軍(戦闘機)とミサイルやドローン等の戦争になります。それを想定して全振りに近い形のイランでしたが、先制攻撃、ジャミング、スパイ破壊等で制空権を失った事が最大の敗因でした。イスラエルが一番重視したのはミサイル発射台の破壊であり、公表されたイスラエル資料では、弾道ミサイル86%、ドローン99%迎撃したと発表しています。「アロー」、「デイビッズ・スリング」、「アイアン・ドーム」の迎撃体制は、世界一と言われていてもこのレベルです。国土が狭く敵だらけなので、費用対効果が出やすいんですよね。トランプが提案している「パーフェクトドーム(ゴールデンドーム)」構想なんかは、もっと壮大というかミサイルの進化に対応する意図があると言われています。ちなみにドイツは、イスラエルからアロー3を購入する契約を結んでいます。現在、世界トップレベルの迎撃システムです。しかし、打ち落とすよりたくさん打って破壊する方が簡単だし、ファタハ2でマッハ14レベルですが、その大気圏外でのスピードよりも大気圏内に再突入してからの放物軌道ではない予測できない軌道が迎撃を極めて困難にしているそうです。つまり、打ち落とすなら大気圏外で落とすしかないらしいです。宇宙戦争に近いレベルが最先端なわけです。英米や独仏、中露もこの戦争での出来事や情報を様々に分析やデータ(結果)として利用するでしょうから、戦争に実践投入してみたと言えるかもしれません。「北朝鮮に何時でも必要があれば会いに行く」(さすがに翻訳した情報しか知らないしソースにより別ではこんな感じの訳「北朝鮮との間に葛藤があるなら、私は葛藤を解決する」)と書簡を送ったトランプですが、金正恩はアメリカを敵視するコメントで返しています。ロシアやイランが、アメリカを敵視しないと最近発言していますが非常に面白いですし、経済制裁中の北朝鮮、極東平和ですから、トランプ流報復発言は一切ありませんでした。ウクライナ戦争はトランプでも仲介無理だと思われ、一方でガザやイランとシリアを含む中東和平に関しては可能性が高まっています。朝鮮戦争は休戦状態であり、それに関して恒久停戦化を狙うかもしれませんね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3587598?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3587624?cx_part=latest
仲介役のカタールによると、交渉には時間が掛かるとアメリカとイスラエルに回答したとの事です。最近は、アメリカ国内だけでなくイスラエル国内でのガザ反戦デモがよく取り上げられますが、ネタニヤフは極右連立政権であり、右は右で戦争(ガザ侵攻)を支持しています。経緯が経緯だけに全体(色々な複合的要因)とか現在(停戦機運高まる状態)とかの話ではなく、「やられたらやり返せ」になりやすいのも事実でしょうね。一部では、汚職裁判無罪や連立政権維持のためには、ネタニヤフは何が何でも戦争を続けなければいけないし、その理由を探し続けるだろうとも言われています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3587806?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3587733?cx_part=latest
予想通りの展開です。欧州は、ヨルダン川西岸の入植に関しても国際法違反と主張しており、二国家樹立に関しても肯定的な国が多いですからね。イスラエルに関しては、明らかにアメリカと方向性の違いを感じます。特にトランプ共和党政権だと方向性の違いがより鮮明になりますね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3588387?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/us/6CQ67QCBGZNVXLSAZSJL2HLSQU-2025-07-11/
5回目のイランとアメリカの核協議でアメリカ側が完全濃縮停止を要求し、イラン側はそれなら核協議に最初から加わることはなかった。平和利用(濃縮)は譲れないと反発しました。そして、イスラエルとの12日間戦争が始まり、アメリカも貫通弾を落としました。オバマは、3.67%濃縮を認め経済制裁を解除しました。すごろくの振出しに戻るなんですよね。トランプは、絶対に認めないと離脱し経済制裁を果たしているためいつまでも平行線です。そして、5回目協議前には3%濃縮までは認めるで妥協決着かという情報も出ていましたからね。いずれにしても問題は60%濃縮を保有しており、2週間程度で核弾頭搭載可能な90%濃縮10発分製造可能という点です。平和利用認めるか認めないかよりも60%濃縮物を廃棄かロシアに譲渡するという事の方が喫緊の課題に思えますけどね。原発利用ならいいように思え、きちんと査察を受け入れて平和利用以外の高濃度を製造しない点をきちんと守らせる方が大事に思えます。イラン側主張が、筋が通っているように思えますけどね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3588731?cx_part=latest
米仏独英が、イラン核合意の期限を8月末にすることで合意しました。差し迫った脅威がない点と冷却期間を空けるためでしょう。何よりもイランとイスラエルの停戦が続く事が最も重要です。イスラエルは、ガザだけでなく、シリアとレバノンにも介入しています。イランを叩くことに成功したため、抵抗枢軸に対してやりたい放題です。アメリカ側は、アブラハム合意の拡大を目指していますが、パワーバランスが崩れた事によりアメリカの意図した方向と逆になる可能性が高いです。イランもIAEA査察を拒否するようになり、濃縮60%ウランの在庫や今後の濃縮は秘密裏になるため核兵器(弾頭)製造の可能性が高まっています。それを確実に阻止するためには地上侵攻が必要であり、相応の戦費や兵隊(人命)犠牲が予想されます。これも高濃度濃縮ウランの廃棄もしくは破壊が目的であり、それを隠されIAEA査察拒否だと、狙った方向と逆に進んでいます。平和利用(原子力発電所)に使用するための低濃縮ウランに関しては認め、その代わりIAEA査察並びに違反やその兆候が認められた場合には厳しい処置をするの方がよかった事でしょう。中東諸国の本音は、イラン擁護、先進国特にアメリカが介入するとイスラエルにとってはよいかもしれないが、中東にとってのパワーバランスや治安(和平)が崩れると捉えられているような感じがします。例えるなら、国が介入して来て地方(地域)がぐちゃぐちゃになるとか警察捜査で疑心暗鬼になり、色々なプライベートが捜査で暴かれ(個人情報が守られず)離婚が増えたりとかするケースと同じです。人も国も同じであり、所詮自分達の価値観でしか動けず、勘違いとか後戻りできない致命的な間違いを起こしても知らぬ存ぜずで逃げますからね。イランとアメリカの外交問題、イスラエル建国まで遡らなくても、やっぱりトランプの核合意離脱は間違いだったでしょうね。イスラエルにとってはしてやったりの状況が続いており、トランプは共和党の中でもよりイスラエル寄りの考え方ですが、少し路線を修正しないとやばいかもしれませんね。欧州首脳もイスラエルのやり方はまずいから(米民主党的スタンス)、許すべきではないというスタンスに変わりつつありますからね。そうなると、かつてのイランが悪いからイスラエルは仕方なく戦争(反撃)しているという論理が崩れてしまいます。トランプ脳は、イスラエルはいい子、イランは悪い子なのでしょうが・・・・。
イスラエルの近況です。ヨルダンとは敵対関係にありませんが、他の隣接国であるイラン、レバノン、シリア、ガザ(パレスティナ)とは敵対関係にあり、イランを除く国に対しては現在も実質戦争状態です。
レバノン・・空爆を再開
シリア・・スワイダで起きているトゥルーズ派の内乱に加担。ダマスカスの国防省を空爆。HTSを認め経済制裁解除したアメリカも快く思っていない様子。トルコは、現在のところ表立った反応はなし。HTS政権とクルドに対しては十分な配慮を行うが、自国にメリットのない争いについては火の粉を浴びるのを避けたい意向。結局は部族レベルとトゥルーズ派で大きなトラブル(拉致事件)があり、シリア政府軍が介入したら、イスラエルに暮らすトゥルーズ派が応戦に出向き、イスラエル軍もダマスカスにある国防省を空爆したという事らしいです。イスラエルにはイスラム少数派トゥルーズ派もいるけど、軍隊で働くし、ユダヤ人ともトラブルないから完全に馴染んでいるそうです。ウクライナドンバス地区のロシア系住民や親ロシア派とウクライナ政府や軍とのトラブルにロシア政府が介入する羽目になったのと似てますね。事実、国連で英中がイスラエルを非難し、米仏もイスラエルに自制を促しました(攻撃支持しないと明言)。迫害ではなく、トラブル鎮圧のためにシリア軍は向かったようですが、親イスラエル派が応戦したため、イスラエル軍がダマスカスを空爆したというのはさすがにやり過ぎでしょうね。コッズ部隊の親イラン派同様、トゥルーズ教徒の親イスラエル派という感じで隣地と自国に味方を作るというのは様々なメリットがあるのでしょうね。アメリカのルビオ国務長官によると要請して争いは納まったとSNSに投稿していました。国連安保理緊急会合終了や紛争和解・シリア軍撤退した後ですから、エルドアン大統領は、言いたい放題発言を行いました。各国の反応を見て、紛争も終了したから、シリア(HTS)バックとしてこれ位イスラエルをけなしても問題ないだろう位の計算働いていますが、イランよりけちょんけちょんにけなしていて、周辺国はすっきりでしょうね。親イスラエルのイギリスやアメリカがあの対応(発言)なら、自分はこれ位の事言って当然という感覚だと思います。
https://www.afpbb.com/articles/-/3589298?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3589373?cx_part=latest
ガザ・・GHF運営拠点(支援救助活動)の群衆の中にいたハマスと関係のある一部の者達が、意図的に混乱を引き起こしたと信じるに足る確かな根拠があるとイスラエル側は発表。国際的に厳しい目が向けられており、最近は調査開始やイスラエル側の不始末を認める事もしばしばです。ただ、ハマスがパレスティナ人を射殺したり、このように意図的混乱やイスラエル軍の評判を下げるために利用しているケースもそれなりに存在します。いわゆるどうしようもないレベルです。エジプトとカタールが、アメリカ・イスラエルの仲介窓口ですが、トルコが仲介しない理由がなんとなく解かったような気がします。
https://www.afpbb.com/articles/-/3589107?cx_part=latest
現段階では、イランの本音はさておき約束を守りイスラエルと事を構えていないだけ素晴らしいと言えます。アメリカが、イランだけでなくイスラエルに対しても強い牽制力を発揮した影響もあるでしょう。約束を守らない国、ちょっかいを出す国ばかりですが、イスラエルもこれだけ派手にやっている(応戦している)と先進国からの評判下がるでしょうね。軍事力(武力)ではなく、政治的解決(交渉)が望ましいです。イランが悪かったのか?周辺国の武装勢力が悪かったのか?とりあえずイランは交渉が行える国であるという点で違いがあるでしょう。ハマスは分散的で独立した集団として活動しており、なおかつ兵器らしい兵器を全て破壊されたにも関わらず、イスラエル軍弾薬から作った手製爆弾で武装し、占領政策を逆手に取りゲリラ攻撃で今なお脅威を与えています。また、人員募集でも応募があるそうです。そもそもパレスティナ人を守るとかガザ占領から解放するではなく、イスラエル兵を殺す、イスラエル人に復讐するが主目的ですから交渉相手として難しく、イランが操っているのではなく自分達の行動理念で活動しているだけに思えます。世界中が、イランのコッズ部隊が唆し支援してハマスを利用していると考えていましたが、その考え方は誤りだったとイスラエルも気付いたはずです。勿論、全く関係がないわけではないですが、ハマスは明らかに自主的に活動しています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3589498?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/security/B7QRNHLF3NPAJBIDRF3KZZTP3M-2025-07-20/
イスラエルとシリアの紛争が終結しました。AFPではアメリカの仲介、ロイターではヨルダンやトルコの仲介となっていますが、それら全ての国が仲介停戦に介入したと思います。アメリカとヨルダンはイスラエル寄りの国、トルコはシリアに最大影響力を現在持つ国かつ親米国でもあります。かつてシリアに最も影響力を持つ国はロシアとイランでした。そう考えると、イスラエルやアメリカの思惑通りに事が運んでいると言えるでしょう。トルコとクルドの長年の対立解消も親クルドのアメリカによる仲介があった可能性が高そうですね。
ガザで4歳女の子が餓死したそうです。CNNによるとパレスティナ保健省の発表では子供76人、大人10人が既に餓死したという事です。イスラエルが邪魔していると批判していますが、そもそも論に帰ってみましょう。現在は、アメリカとイスラエルのGHFのみとなっており、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)活動は、ハマスが紛れ込んでいた事から一切停止されています。ガザに暮らすパレスティナ人がイスラエルを憎むのは理解できますが、同様にハマスも憎むべきなのです。ハマスが全てをぶち壊し、イスラエルが人質を解放するためにガザ侵攻を開始しました。この事(自衛権行使)に関して異論を唱える国はありません。やり方(一般人犠牲が多過ぎる、一部局面を切り取ると事実上のジェノサイド)に異論を唱える国は多いですけどね。教育や情報が全然住民に行き渡っていないのがガザの現状ですから、ガザに住むパレスティナ住民は、ハマスに人質全解放を強く主張するべきなのです。そうしたら、ハマスはそういう人々を処刑していくでしょう。ハマスにガザを統治する能力は事実上ないと言えます(恐怖政治のみ)。彼らの脳裏には「復讐」という文字しかありません。そして、その代償として目に見える形で餓死が今後も増えていきます。イスラエルもハマスもおかしいです。
https://jp.reuters.com/world/security/W3GF43UL2NNRVMR44WZKRAB5QI-2025-07-21/
https://www.afpbb.com/articles/-/3589958?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3590090?cx_part=latest
最近は、イランが軌道修正を見せていると感じます。それは、国際社会でのイスラエルを見る目が厳しくなっており、同時にイランはちゃんと約束を守る国だという認識が少しづつ広がっているからです。そのチャンスを逃さない戦略は素晴らしいです。ハマス、ヒズボラ、フーシ派の3Hとイランは独立しており、イラン側が指揮系統を持っているのではないという国際世論が出来るとイラン側はかなりのメリットがあります。経済制裁解除と民生利用のみの核濃縮(3%まで)に持って行くためのポージングと言えます。英仏独と交渉を行い、アメリカとは核交渉を行う気はありませんが、実質それらの国々が仲介役として間に入っているのは間違いないでしょう。
https://jp.reuters.com/world/security/ITU5SHQLFVJARHMORIB37REJVM-2025-07-24/
一方のイスラエルですが、ガザの人道問題だけでなく、こういう問題も欧州は国際法違反だと認めない方針ですからね。イラン側が約束を守り続ければ、イスラエルやアメリカも折れる必要に迫られると思います。当初、私もイランとガザの問題を一緒に考えていましたが(同一に取り扱っていましたが)、ガザとイスラエル問題(人質奪還作戦)とイランアメリカの問題(核合意離脱問題)は、完全に別物として取り扱うべきでしょうね。イラン側が影響力を強く持っていれば、人質全員解放とガザからの撤退(一部国境付近のみ駐留)ぐらいの妥協点を探って、国連の救援物資活動再開に持って行くと思います。イラン上層部は、まともな政治判断を下せるレベルにあると私は考えます。大本営発表は相変わらずですけどね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590095?cx_part=latest
拳銃(暴力:戦争)かペン(言論:対話交渉)かという話(選択)は出てきますが、既成事実化という手法で来ましたね。合意点(解決口)を見付けるのに、「口ではなく行動」で率先垂範した形です。乗ってくる国が多いとの読みもあるのでしょう。
・国連が実質機能していない
・イスラエルは完全に正気の沙汰とは思えない
・ファタハならガザ復興・支援の仲介を上手くこなせるのではないか
・ハマスが問題の原因であり、完全排除を目指すなら彼らが全滅するまで戦争は続く
パレスティナが、国家として当たり前の事を守るという自覚と責任を与えたいという事でもあると思うんですよね。それとガザ統治をハマスに認めないとしてもそれを頭越しに先進国が言うと纏まる話も纏まらなくなるから、ファタハとハマスという政党(選択)に関してはパレスティナ住民の意向(昔ほどハマス支持率高くない)と弱体化しているハマスという部分まで分析しての事ではないでしょうか。飛び地ですが、一つの国家承認でアッバス議長の下での統治なら、ハマスも徐々に政党らしくなり、パレスティナ人の情報や教育に関する知識も向上するように思えます。イスラエルは、人質全解放だけでなく、ハマス壊滅も達成目標であり、どんな犠牲も厭わない方針でぶれません。けれども、それを達成するのはまだまだ年月が必要であり、どんどんパレスティナ人の犠牲が増加します。飴と鞭であり、パレスティナを昇格させる代わりに必然的にガザの問題はパレスティナという国家問題であり、野党ハマス勢力を与党ファタハが何らかの形で国際承認された国家として責任ある統治下に置くことを求められます。自由と責任同様、国家なら当然の義務を履行しなくてはなりません。他国の人を理由なく拉致・監禁する事は許されません。司法で裁かれ有罪となった場合のみ許されます。今までは他国がハマスに交渉するとかハマスと戦争するという形で解決を試みましたが上手く行かないので、違ったアプローチ、パレスティナの与党ファタハが野党ハマスを統治する方面で事態解決を模索しているように思えます。イスラエルも人質全員解放して、ハマスがガザ地区を完全統治しなければ、納得はしないでしょうが国境付近の監視部隊を除き撤退すると予想します。ファタハに入れ知恵をしたり情報を吸い上げたり、シリアに置けるトルコ同様、パレスティナにおけるバックはフランスになるという事です。今まではシリアはロシア、パレスティナはイランでした。イランは、サウジアラビアや中国とも色々と話した結果距離を縮め、一方でロシアと距離が出来ており、核合意交渉にしてもそうですが、フランスとの距離を縮めてもメリットはあってもデメリットはないため、サウジとイランはフランスに協力すると思います。強引なようで強引ではないレアケースと言えますね。ブレイクスルー思考と言えます。正直な話、中東の国はアラブ諸国と仲良くしつつも国連常任理事国の国(どの国でもいいから)とも仲良くする形が一番安定するように思えます。つまり、イスラム教国家として意固地になり過ぎない事やイスラム教の過激派組織(テロ集団)を上手に抑え込む事が、地域の安定や国家繁栄に繋がります。先進国は、何もそれらの国々でキリスト教や民主主義を頒布しようとしている訳ではありませんからね、サウジアラビアを見ても解かるでしょう。Macron、good job!!
https://www.afpbb.com/articles/-/3590299?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3590324?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3590411?cx_part=latest
逆に言えば、アメリカがバックでもイスラエルの行為(暴挙)はこれ以上許すわけにはいきません。今こそ世界各国が立ち上がるべきという(政治的・外交的)ミサイルを発射したとも言えますね。アメリカ民主党政権だったら、既にかなりイスラエルと距離を取っていたと思われますね。イスラエルもハマスもいかれてますよ。これだけガザ住民(パレスティナ人)が犠牲になってるのに。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590304?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/security/XVCJGFA6VRJZ7LBEQKIUOBQV34-2025-07-25/
ルビオ国務長官が、パレスティナ国家承認を拒否すると声明を発表しました。という事は、フランス側の一方的な宣言だったと思われ趣旨を事前に説明していなかった可能性が高いでしょう。勿論、猿芝居の可能性もありますけどね。フランスもハマスを承認するとは言っていないし、パレスティナ国家を承認するとアッバス議長と約束しただけであって、勿論、ハマスというテロ組織を野党組織に、同様に人質解放の手段と考えています。よりイーブンな形でイスラエルとパレスティナの交渉が進み、イランとイスラエルの争いのような形で停戦したら双方が約束を守る形になる事を期待します。なにせ紛争当事者国だけでなく、関係諸国も信じていない状況ですからね。力対力、自分は間違っていないと主張し続ける為政者とそれに関係してくる為政者だらけだと紛争も大きくなり、長引くのは当然です。だから、違ったアプローチで解決を試みるのは当然と言えます。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590506?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/security/MOM24B6D7NMZVITR5LCBZQRXG4-2025-07-25/
https://www.afpbb.com/articles/-/3590503?cx_part=latest
アメリカは現在世界で唯一の超大国です。日本やカナダは遠いので、影響力に対抗するためには英独仏(+伊)ぐらいで臨む必要があります。次期戦闘機開発も英日伊だったように1国では明らかにアメリカと同じ土俵に立つのは難しいです。ソースによって情報が違ったのですが、英は停戦交渉に含める飴ならいいよ。独は今すぐ仏に同調できないが基本的にその提案には賛成だよという感じで我々はパレスティナ国家承認に対するスタンスは、米よりも仏に近いと表明した形です。イランやサウジが望んでいる形であり、スペインは積極支持を表明しているように先進国でもすぐに同意する国が出てくると予想します。日本は、独みたいな一番無難な発言をすると思います(笑)たぶん各国の出方を伺うので表明時期は遅いと思います。ちなみに、トランプ大統領は「フランス1国が国家承認しても何の意味もない」とコメントを出しています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590530?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3590576?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/XULUH4URUNLQTJDTM5NIUVDFGM-2025-08-01/
かなりヤバイ状況です。英独仏はイスラエル支援物資必要性で認識一致、イスラエルも支援物資の空中投下を再開したそうです。戦争(侵攻)で約6万人の命が亡くなっていますが、飢餓で死亡が増加中です。指数関数的に餓死者数増加すると見込まれておりイスラエルも方針転換を余儀なくされている形です。飢餓で数千人、数万人亡くなれば、どの国もためらわずジェノサイド国と認定するでしょうからね。三桁は間違いなく乗り、戦争が長引けば四桁にも行く可能性が高いでしょう。トランプもガザに住むパレスティナ人を強制移住させてリゾートを作ろうという冗談言えなくなりましたね。本人は冗談だったと言っていましたが、センスのよい冗談とは言えません。戦争による被害で四肢のなくなった人々もゆうに四桁を超えていますからね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590630?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/us/IBTQ5P647NKPTG6FRLZ67E2AYY-2025-07-28/
https://www.afpbb.com/articles/-/3590987?cx_part=latest
本当にヤバイ状況です。そもそもイスラエルを含む先進国から支援物資を受けていて、支援物資の一部を金に換えて武器を買い、イスラエルをテロ奇襲するんですからね。イスラエルもキレて当然ですが、ガザに暮らすパレスティナ人は何も悪くなく本当に犠牲者達です。ガザは天井のない監獄、まさにその通りなのです。確かに、イスラエルに不当逮捕されて刑務所にいる人間(受刑囚)も一部いるとは思いますけどね。
https://jp.reuters.com/world/us/OW4PH5BUTFIYRC4W2GTHWV57QY-2025-07-28/
https://jp.reuters.com/world/us/KMFVVW4NQBPZRDJ5LIVGGQXDRQ-2025-07-28/
https://www.afpbb.com/articles/-/3590821?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/us/V66IAJRKOZINVFZ2NRS3V4MVBQ-2025-07-29/
トランプは(イスラエルやヨルダン・UAEだけでなく)他の国にもガザ支援物資協力を要請しました。英独仏は行うから、(部隊や現地スタッフの安全のために)イスラエル攻撃停止せよみたいな共同声明出してましたから、事務方で現状のままだと不味すぎるみたいな話になって、イスラエルレベル、アメリカレベルで仲のよい国に呼びかけや調整している感じでしょうね。数万人餓死にアメリカも加担したという事実が残れば、アメリカ大統領もアメリカ国民も後々後悔するでしょうからね。イギリスは当初完全にイスエルの味方でしたが、どんどん変貌を遂げてやり方完全に間違っているというスタンスになってますからね。現実問題、多少の意図せぬ犠牲者が出るのは仕方ないにしても、ここまで一般人が亡くなり、餓死問題も出てくるとイギリスも国際社会と同じスタンスになって当然に思います。ガザに対するスタンスとしては、当事者の①イスラエル、②アメリカ、③イギリス、④ドイツフランス他ヨーロッパや日本や中国、⑤アラブやアフリカ、⑥ガザという感じでしょうね。日本や中国は、世界で一番多い主流ゾーン④、原因はハマスにあるが停戦と人道支援が必要だと以前から主張していたグループであり、イギリスもその主張に同意するようになり、アメリカもイスラエルを基本的に盲目的に支持していたが、イギリスが言うものだから、そっちの方が正論みたいだと方向性を修正したように思えます。英米って本当に信頼関係厚いですね。数字の差が小さいほどガザの和平(解決策)に対する考え方が似ていると言えるでしょう。イギリスが、ドナルドよおかしくね?主流派の方へ来なよと誘導した形に思えます。②と③の同化現象と言えるかもしれませんが、一時的救済に過ぎません。一旦和平協議団派遣停止中ですが、案を練り直すというかハマスの軟化を期待しながら、イスラエル側も引き続き人質全員解放に向けて交渉を以前より真摯に(対等目戦で)向き合う事を期待します。恒久停戦と引き換えにパレスティナ国家承認とか、海外駐留部隊を条件に全撤退とか、イスラエルがハマスを信用できないから全部行うのではなく、英独仏とか国連軍とかみたいな形でガザ治安確保並びに国境付近での衝突を防ぐ形が望ましいように思います。レバノンにおける国連軍相当に該当します。
https://www.cnn.co.jp/world/35236025.html
https://jp.reuters.com/world/europe/ETP6JZRNHNJO7IMEOVUJSI4I6M-2025-07-29/
フランスとサウジアラビアがより具体的な行動に出ました。欧州の実力国(英独仏の一つ)とアラブの実力国(サウジ、イラン、イスラエルの一つ)の共同提案です。アメリカはイスラエルとの国交樹立をサウジアラビアに求めていますが、パレスティナ国家承認を認めてからだと公式に発言しています。イギリスも停戦交渉の内容に包括するべきだと言っており、飴と鞭の世界、これを認めるとイスラエルにとって何がメリット(飴)なのという部分まで展開(今回の国連会合より後)が広がっていくと予想します。欧州側の一部は痺れを切らしており、先進国としてガザ惨状を容認できないという勢いは増す事でしょう。中国・イランも同調すると思われる一方、ロシアはイスラエル側に付くでしょうね。皮肉なもので米露ががっちりガードするイスラエルに対して、欧州とアラブが切り込み、日中韓は緩やかな追随という展開でしょうね。ウクライナ戦争では欧米がウクライナ支持であり、ロシア側の味方は少ないものの、意外と中立的立場の国が多いです。一方、ガザに関しては中立的スタンスの国は少ない上に味方も少ないですが、いつも通り強気のイスラエル、バックに米露という何とも解かりやすい構図ですね。ロシアが表立ってイスラエルを庇わないのは、OPECプラスの国々は基本的に反イスラエル国が多いからでしょう。セコムとアルソックW警備体制の大豪邸だけど、住民の性格が悪く近所トラブルが絶えないといった感じでしょうか。そもそも貧困地区に大豪邸がポツンと立っているのもおかしいですけどね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3590918?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3590982?cx_part=latest
ルクセンブルグも非公式でパレスティナ国家を正式に認めると言ってますし、スペインも公式発表がないだけで続くと見られています。イギリスは完全に公平な価値観の下、イスラエル・パレスティナ問題に対応している事が解かります。Wスタンダードではないから、そのウクライナ支援にも矛盾を感じません。結局、ガザに侵攻し破壊しつくすとエジプトはパレスティナ難民を受け入れないから、紛争地にいるか?海を使って亡命するか(船もない、受け入れ先もない)?イスラエル領内に逃げるか(厳重警備)?の三択で他の選択枠が無理だから紛争地にいます。ウクライナ戦争は陸地続きであり、しかも国外に逃れる事も容易です。また、教育水準はロシアよりウクライナの方が上とされています。それゆえ戦争における第二次被害は少ないです。とは言っても電力インフラは問題視されたり、男性(労働力)不足や少子化や人口減という部分は、戦争の第二次被害と言えますけどね。そもそも食糧支援で繋いでいたのがガザ地区ですから、その支援をイスラエルの意図的妨害により遮断され、しかも戦火で巻き添えを喰らい亡くなる人も多いわけですから、人口200万人のどれだけが戦争(関連死含む)によって亡くなるかはまさにジェノサイド(大虐殺)化していると言えるでしょう。イスラエルのNGOも初めてジェノサイドに言及したようです。イギリスが、イスラエルに背を背ける程酷いという事です。
https://www.afpbb.com/articles/-/3591016?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3591013?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/europe/OONASNWCPZMCBENHBFSBHQUB4Y-2025-07-29/
https://www.cnn.co.jp/world/35236058.html
https://www.afpbb.com/articles/-/3591134
https://www.afpbb.com/articles/-/3591212?cx_part=latest
イスラエルが餓死を認めないのは論外だとしても、ガザ併合を主張しているのはイスラエルなりの最大圧力なのでしょう。英仏独の外相、米の特使がイスラエルに向かっており、ギリギリの調整が行われています。
・人質全解放
・ハマス完全武装解除
・ハマス統治終了
・完全撤退せず一部国境に部隊を留める・・国連会合で認めない(この部分でフランス等と対立)
・支援搬入等再開・・国連会合で当然
・パレスティナ囚人解放(一部)・・国連会合で触れず
イスラエルが考える和平提案(停戦案)です。囚人については誰、どの位の人数で隔たりがあると言われています。逆にハマス側は、一時停戦ではなく恒久停戦を求めており、それの保障も併せて求めています。いわば人質を全て返したら、弱みないイスラエルが再び侵攻してきたでは困りますからね。ウクライナがNATO加盟を断念する代わりに再びロシアが攻撃してこないための平和維持駐留軍を求めるのと同じです。PKKなんか見ても納得すれば武装解除には応じると思います。統治放棄に関しては、ファタハがどこまで上手く連立を組めるかに掛かっていると思います。シリアのアサド政権からHTS政権移行同様、ロシアやイランの影響力が完全排除される訳ではなく、現在はトルコがメインですが、アメリカやイスラエルも影響を残しつつ上手くシリアを統治していく必要があるのと同じです。だから、ハマスの居場所や役割をなくせば(排除すれば)再びテロ組織化するのは目に見えており、理想論(机上の空論)ではなく現実論に立ち返る必要があるでしょう。現在、フランスとサウジが提案した内容ですが、なんとハマス完全武装解除とハマス統治終了が含まれています。また、今回の問題はハマスの奇襲攻撃にあるとも断定しています。一方、国際法違反のヨルダン川西岸の入植に関しても断罪しています。つまり、決めた国境線は守りなさい。それをイスラエル側、パレスティナ側は犯したら駄目ですよと当たり前の提案をしています。勿論、人質は返さなくてはなりません。パレスティナ人囚人解放については触れない代わりに、国家として認めるという事は相手国(同盟国)が認めない限り軍駐留は許されません。つまり、イスラエル側が求めている事にほぼ沿う内容を双方で停戦成立したら、パレスティナ国家承認するから双方国が不可侵という当たり前の国際ルール(法)を守ってねという形に持って行こうとしているのが見え見えです。つまり、パレスティナに助け舟を出しているように見えますが、単純に和平交渉の見える化、カタールとエジプトではなく、サウジとフランスが仲介に出てきて国連舞台で世界を巻き込んで和平交渉成立したら保証人(国)になりますよという事に思えます。近年稀にみる国際政治が表に出てきて、しかも国連を上手く使っている事例に思えます。マクロンの博打は、見事当たったと言えますね。だって、パレスティナの味方だと言いながら、実は公平な内容ですから(笑)イスラエルもテロ攻撃受けるだけの十分酷い仕打ちをパレスティナに行っていると考えるのが妥当に思います。イギリスもカナダも当たり前の提案(内容)だから、フランスとサウジになびいている訳です。本日が最終日の三日目。各国の反応等も流されてきますね。日本の岩谷外相は、日本語らしい非常に曖昧な形で前向きに捉えているが、現時点では具体的な態度を表明しませんでした。日本の外交は敵を作らないことで有名ですが、それは一つの知恵・工夫であると同時にG7国として恥ずかしくないスピード(決断力)や発信力も時としては必要でしょう。外相レベルでそれを発信するか首相が発信するか。たぶん首相が、世界に日本の態度として発信するべき事でしょうね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3591250?cx_part=latest
https://www.cnn.co.jp/world/35236156.html
https://www.afpbb.com/articles/-/3591433?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/europe/HZ4B4N5U5NKZNCX6Y5UUER7QF4-2025-07-31/
https://www.afpbb.com/articles/-/3591564?cx_part=latest
3H問題もありますよね。イランは約束を完全に守っています。そして、レバノンもそれに加わろうとしています。ハマスも囚人が納得のいく形で解放されれば、もう武装解除しかないでしょうね。いわゆるイスラムの同胞達がルールは守れと言っている訳ですからね。フーシ派に関しては不明です。元々イエメンの内戦は、サウジとイランの代理戦争と言われていましたし、最近サウジとイランは大臣レベルで会談する間柄になってますから、武装解除は無理でも大人しくなるのではないでしょうか。
https://www.afpbb.com/articles/-/3591337?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3591256?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3591544
こういう報道があると、イスラエル人はみんなこういうユダヤ以外は認めない(選民思想)とか凄く利己的と思うかもしれませんが、イスラエル国内でも共和党支持者同様、ガザ侵攻(特に現状)はおかしいと考える人々の割合が増えています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3591496?cx_part=latest
トランプの辞書(脳)には、共存共栄という言葉はないようです。
日本のスタンスが出てきました。岩屋外相の発言と基本的には官房長官のスタンスも同じです。日本は、今までも二国家解決を支持しており、それに再び触れています。ただし、現時点でそれを押す気はないと
発言しているに過ぎません。「パレスティナ承認に慎重」、この見出しや解釈に間違いはないでしょう。それを言えばドイツなんかも全く同じです。そして、イギリスも停戦しなければ9月にパレスティナ国家容認、国家容認の条件を色々付け加えています。カナダも同じであり、オーストラリアも同様です。つまり、承認と言った国々はハマスが武装解除してガザ統治を止める事を前提に発言しています。一方、日独は、それをハマスが行ったならパレスティナの国家承認と停戦(勿論人質解放引き換え)の双方を支持するというスタンスに思えます。フランスが一番前のめり、その他の国々はその案で行こうよと後押し、日独は本当にハマスがそんな約束履行するかなあと懐疑的、アメリカとイスラエルはもしハマスがそれを行うと停戦は勿論、パレスティナ国家承認の国際圧力に押されるでしょう。林官房長官「適切な時期や在り方も含め、引き続き総合的な検討を行う」の発言は、現在フランスが言っている事をハマスが実際に履行したらというIFの話だよね、それなら日米同盟国だから敢えて我々が何か今までと態度を変える事はないみたいな感じですね。慎重というか何もスタンス変えてません。情勢が変われば、我々の声明もより具体的に変わりますみたいな発言に思えます。ハマス(パレスティナ)がそのような約束を履行すれば、パレスティナ国家樹立認めますよと言っていないだけであり、根本解決は二国家樹立という姿勢は、アメリカやイスラエルと違いますから、噛み砕いて分析すると英独とほぼ同じであると言えますね。けれども、見出しは日独でこれだけ違うというのがマスメディアの恐ろしさ、しかもそれが間違っていないから非常に厄介です。結局は、全て元の発言を精査し理解する事が重要に思いますが、そんな時間一般人にはないから、日本はイギリスやカナダと違うスタンスと思う人が多いという事になるのでしょうね。
・日本は今までとスタンス何ら変わらない
・欧州とアラブ提案に関して現時点で踏み込んだ発言は差し控える
結局、提案は単純にパレスティナ国家承認ではなく、〇〇ならパレスティナ国家承認しますなので、発言を控えても問題はなく、〇〇を達成すれば正式に欧州勢やアラブ勢が承認するため、日本はどうなの?と聞かれて承認するか承認しないと明言する必要に迫られるというだけの話に思えます。
https://www.afpbb.com/articles/-/3591802?cx_part=latest
https://www.cnn.co.jp/world/35236569.html
①ハマスが潜んでいた
②誤射だった
聞き飽きる程聞いてきた言い訳は、もう通用しません。いわゆる国際法違反とされる避難所指定の場所(学校・病院)でどれだけの民間人や海外ボランティアスタッフや国際機関職員が亡くなった事でしょう。イスラエルへの国際圧力・不満は高まるばかりであり、あまりにも兵士(軍隊)の質が低いと言われても仕方ないでしょう。彼らも戦争長期化やハマスの抵抗(自身の死への恐れ)から、全て殺戮を選ぶという安易な選択を選ぶ状況に陥っていると思われます。それこそ幹部は正しい教育をしたと主張しても逃げでしかなく、元請けー下請け、正社員ー非正規社員、管理職ー非管理職に見られる現代指揮系統の典型に思えます。自分達は正しいコンプライアンスを求めたと言いながら無理難題を押し付けており、コンプライアンスを守り無理でしたとは言えない状況を上手に作ってます。そんな事を言えば、他に変えられたり詰められたりする絶望状況な訳です。激戦地では戦闘員が麻薬を使う事が許され、買春施設も作られ、死への恐怖を緩和させており、日本軍も同様の事をしていました。民間人を盾にしたゲリラ戦、人質を探すも見つけられない焦り等、イスラエルの最新兵器があまり意味をなさないから想定より戦争が長引いていると言えるかもしれません。ベトナム戦争でアメリカ軍は枯葉剤を使用しましたが、勝てませんでした。それ同様、まるで枯葉剤を撒いたかのような壊滅具合ですが、イスラエル軍は勝利(完全目標達成)が出来ない形で終えるでしょう。ハマスが無茶苦茶な要求を出さなければ恒久停戦化と引き換えに人質全員解放、ガザから撤退、ハマス非武装化、パレスティナ国家承認、ハマスのガザ自治放棄(野党としての政治活動は認める)等、交渉(和平停戦)で終えるのが正しい解決方法に思えます。ハマスは悪い事をした。イスラエルは悪い事をしてきたし、ガザ侵攻でもやはり同様でした。いつまで続けるんでしょうね、今回のハマステロ、ガザ侵攻に限った話ではなく。アプローチを変えてみようというフランス・サウジ提案に私も以上のような理由から同調します。
https://jp.reuters.com/world/us/KNODIC7AGVM6TALOE2HHVEESOM-2025-08-03/
少しではありますが、ハマスに対してアメリカが寄り添おうという意思を感じられます。フランスやサウジが行ったデモンストレーションは、多少の効果を現時点で生んだと言えるでしょう。双方が歩み寄りを見せて欲しいものですね。
https://www.cnn.co.jp/world/35236288.html
https://www.afpbb.com/articles/-/3591872?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3591819?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/markets/commodities/SVSNIU654NMQ5PNFSQLRZIJ4QQ-2025-08-04/
https://www.afpbb.com/articles/-/3593015?cx_part=latest
堂々巡りなんですよね。鶏が先か卵が先かみたいな水掛け論が続きます。恒久停戦を含み、一気に国家承認を含むハマスの武装解除と野党政党化まで持って行くのが一番良いのかなと思えます。つまり、フランスとサウジが目指している事ですね。正直な話、人質全員解放に応じたらハマス囚人解放の成果は得ますが、パレスティナ国家承認や全撤退をイスラエルは行わないと思います。
・(イスラエル)ハマスが人質を取るから悪い
・(ほとんどの国)イスラエルがジェノサイドを行っている
・(イスラエル)人質を全解放すれば国境を除き撤退する
・(ハマス)同胞の解放並びに不法入植を止めよ
・(イスラエル)それは聞き入れられない
(フランスやサウジ、不法入植は国際法違反、パレスティナを国家承認しよう)
・(イスラエルとアメリカ)何を言っているんだ、相手はテロ組織だ
(フランスやサウジ、ハマスが武装解除並びにガザ統治放棄すればパレスティナ国家承認する)
・(イスラエルとアメリカ)その前に人質全員解放だ。やっぱりパレスティナ国家承認したくない
・(ハマス)国家承認すれば武装解除に応じる
・(イスラエル)まずは人質解放だ。我々はフランスやサウジと考え方が違う
https://jp.reuters.com/world/security/2ZQDQJMDTJO2BKBSVUJOQKLKPE-2025-08-03/
ハマスも少しづつ軟化しているように思います。しかし、人質解放の際もそうでしたし、今回の見せしめもそうですが、その辺の感覚は正直おかしいなとは感じます。敵意のあるイスラエル以外の国も晒し者にしたことに対して強い非難を浴びせていますね。フランスとサウジが出てきて、英独もパレスティナに歩み寄りを見せているのに残念な事をしますね。
https://www.cnn.co.jp/world/35236314.html
https://jp.reuters.com/world/security/KFS3AHWQAJMY3JX3Z5AMHTKSNI-2025-08-05/
トランプは、就任当日、二ヶ月以内、半年以内のウクライナ戦争終結だけでなく、関税問題でも一部国と非常に大きな問題(対立)を抱えています。中露は勿論、インドやブラジル、南アフリカ等は妥協しないと見られています(東西対立進む)。スイスは妥協して計算通りなびいてくると見られていますが、カナダやメキシコも譲れない一線を引いて交渉が長期化しています。圧力のみには一歩も引かない姿勢です。それに加えて現在の状況は非常に分が悪く、世界中でイスラエルとアメリカの方針が悪かった(人道配慮が手遅れ)と考えられています。餓死者数も三桁となり、四桁になる可能性が高いです。イスラエル国内や共和党支持者でさえも現状を知ることにより、方針がおかしいと考える割合が増えており、極右連立政権を維持するために強硬姿勢を崩せないネタニヤフという説が信ぴょう性を増しています。評判の悪かったイランの国際的評価が変わりつつあるとも言えるでしょう、ハマス、ヒズボラ、フーシ派とは違い。
https://www.afpbb.com/articles/-/3592294?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3592456?cx_part=latest
イスラエル退役治安当局者550名も似たような見解です。海外勢はアメリカを除けばだいたい同じ見解になっており、イスラエルでも現役を退いた専門家も同様の見解にあるようです。これ以上続けても得るものより圧倒的に失うものが多いから、人質解放を最優先に行動(交渉)するべきといった感じに思えます。
https://www.afpbb.com/articles/-/3592453?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/security/D7ECVBM6BJMVBI36S2HGO6C2FI-2025-08-07/
https://www.cnn.co.jp/world/35236444.html
ネタニヤフ政権は、逆に追い込まれていますね。人質の全員救出=軍事作戦=占領地(支配地)拡大という構図が世界だけでなく、国内でも急速に支持されなくなっているためです。現在、世界の主流は人質の全員解放&完全撤退であり、それにプラスしてハマス解体&ガザ統治放棄&パレスティナ国家承認という形で国際政治が動いています。イスラエル軍の自殺や精神疾患も激増しており、そもそも職業軍人ではなく徴兵された兵士に長期間任務遂行はかなりの負担ですからね。
https://www.afpbb.com/articles/-/3592822?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3592879?cx_part=latest
極右連立政権を率いるネタニヤフ首相は、アメリカを除く全世界を敵に回しています。ハマスは間違っていますが、あなた達も同じように間違っています。世界が求めているのは、双方が過ちを認めて正しい解決方法を交渉により得る事です。
https://www.afpbb.com/articles/-/3592941?cx_part=latest
こうなる事は簡単に予想できました。共和党支持者のアメリカ国民内でも過半数が現在のイスラエルとアメリカのガザに対する方針(破壊・占領政策)を否定しています。
https://www.afpbb.com/articles/-/3592993?cx_part=latest
ネタニヤフは、更に追い込まれる状況に陥るでしょう。対イラン戦争と対ガザ戦争を同じと考えるのは間違っています。己を正当化させるために更に前進するのはあまりにも危険行為です。
https://jp.reuters.com/world/us/GD7CKCQJFRKWTB4HI735W4MEUM-2025-08-12/
その通りですが、やらないよりはましでしょうね。アメリカは桟橋を軍隊が造って船から支援物資運びましたが、やはり現実的な解決策ではありませんでした。イスラエルが支援物資搬入を邪魔している点、運び込んでも治安が極めて悪い点(イスラエル軍の攻撃やハマス攻撃で殺される)、支援を受け取るパレスティナ人による密集混乱等、結局、絶対的に支援物資が足りず、餓死者がどんどん出てくる状況ですから、イスラエル軍が攻撃を止めない限り解決策はありません。先日も物資投下でまたパレスティナ人が亡くなりました。これが、現実なのです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3593101?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3593074?cx_part=latest
英独仏伊は、言論による批判だけでなく、経済制裁(特に武器関係)に突入しています。アメリカ一国で英独仏伊に十分対抗できますから、アメリカがイスラエルを支援し続ける限り何も方針を変えないでしょう。餓死者が四桁になっても方針を変えず、五桁になればアメリカは汚点を残す事になるでしょうね。だって加担してますから。
https://www.cnn.co.jp/world/35236640.html
https://www.afpbb.com/articles/-/3593242?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3593276?cx_part=latest
https://www.afpbb.com/articles/-/3593303?pno=0&pid=doc-68LH466_1_3181529_preview
https://www.cnn.co.jp/world/35236647.html
これだけ世界から注目されて、マスメディアやSNSを通じて真実が世界に発信されていますから、アメリカやイスラエル国内でもガザ問題に関しては政策(外交・軍事)を肯定する人々の割合は減っています。権力にしがみつくため、過ちを認めないため(自己正当化)、更に世界が許せないと言うような酷い惨状になっていきます。ロシアがイスラエルを批判するぐらいですから、よっぽど酷いという事ですよ。
https://www.afpbb.com/articles/-/3593478?cx_part=latest
https://jp.reuters.com/world/security/XQ4T3HMC2NODFPQWJKPT743HE4-2025-08-14/
https://www.cnn.co.jp/world/35236688.html
アメリカを除く国が、イスラエルを一斉に批判していますが当然です。なぜこの時期に米露会談と不思議に思っていたのですが、アメリカも同罪に近いためトランプ共和党政権批判から目を背ける戦略なのかもしれません。自民党も似たような事を行い、日本のマスメディアも多大に協力しますが、モリカケ問題(私は加計学園の獣医学部新設に関しては何ら問題がなかったと考えているが、森友問題は(政治家や官僚トップから)何らかの隠ぺい指示があったり、組織内隠ぺいを図ろうとしたという点で問題、意図的便宜ではなく技術的知識・見解不足による過大積算(それに加えて安倍夫人の件も加わる)と森友側の巧妙過ぎる作戦成功)とは違い、裏金事件は国民感情を他に背ける事が出来ませんでした。勿論、石破首相起用もそういう意図があり、解散総選挙を行ったのでしょう。アメリカとイスラエルは、中東作戦(イラク、ヒズボラ、シリア、イラン)等では完全勝利に近い形ですが、ガザに関しては失敗しており、さらにパレスティナ問題(ヨルダン川西岸の国際法違反)に関して逆に追及される形になっています。ベトナム戦争同様、過去の汚点としてアメリカの歴史に名を刻む可能性が高いでしょう。