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魔法、少女。  作者: 里山 犬子
1/1

記憶、そして始まり。

 



「あなたは逃げなさい!」

母が突然言ったことを覚えている。

 

「お前はこの子を、そして、この子のような子を守るんだ。」

父が緊迫した声で叫んでいたのを覚えている。


 その後、両親がどうなったのかは、俺は知らない。








         ー12年後ー








 「チリリッ、チリリッ、チリリッ」

 何かうるさいのが聞こえる……

 

 「チリリッ……」

静かにしてよ、もう。

 

 「チリリッ……」

目覚まし時計みたいににうるさいなぁ

 

 

 ん?



 目覚まし時計?

 


 「ハッ!」

時計を見ると7時15分だった。

 

 7時30分には、家を出なければならい。


 「チリリッ……ッバンッ」

半ば叩くように目覚まし時計を止める。

 ったく、朝だけはいつまでも慣れねぇな。もう一人になってから12年も経つのに。

 飯は……

 制服に着替えながら時計を見る。

 食べてる暇ねぇな。


 鞄を手に玄関に向かう。

 靴を履くとき、小窓から澄んだ青空が見えた。

 「ガチャ」

 ドアを開けて、外に出る。


 「遅い!」

 そこには、一人の魔法が使える少女が立っていた。

 

 

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