◎ ≪ アレンカルダ大陸 ≫ の前に投稿する予定だった話です。
流れだけは考えていたので投稿します。
◎ あくまでも「 プロローグ的な？ 」ものなので、本編との内容が異なる場合があります。
「 こんな感じにしたい物語なんだな～～ 」と頭の隅にでも置いといていただけると幸いです。
◎ 手を付ける時が来るのかは未定ですが、時々 “ 編集 ” はします。
≪ エルゼシア大陸 ≫から他の大陸へ渡ったセロフィート，マオ，トイチ，フィンフィレイナ，ニュイリは、万里の長城の造りに酷似している長い国境の端に到着した。
国境の上でパーティーは、二手に分かれる事になった。
セロフィート，マオのパーティーとトイチ，フィンフィレイナ，ニュイリ，３体の〈 器人形 〉のパーティーだ。
トイチは〈 鍵使い 〉となる為、〈 鍵の子 〉の半身とも言われている── と言うか、セロフィート情報である ──〈 鍵 〉を探し出さなければならない。
≪ エルゼシア大陸 ≫で〈 鍵 〉が見付かる保証はなく、他の大陸で見付け出せる場合もある為、〈 鍵の子 〉は世界中を旅する必要があるのだ。
≪ ランビュサダレ大陸 ≫の面積は≪ エルゼシア大陸 ≫よりも何倍も大きく、計１７ヵ国の国と帝国が存在している。
≪ ランビュサダレ大陸 ≫の中心には国境があり、大陸の右側は、【 帝国領土 】と呼ばれており、大中小の帝国が８ヵ国に分かれている。
一方の大陸の左側は【 王国領土 】と呼ばれており、大中小の国が９ヵ国に分かれている。
トイチ，フィンフィレイナ，ニュイリ，３体の〈 器人形 〉のパーティーは帝国領土へ入る事に決め、セロフィート，マオのパーティーは王国領土 へ入る事に決めた。
セロフィート達が左右に分かれてから物語が始まる。
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とはいえ帝国領土と王国領土は共通する悩みと問題を抱えていた。
帝国領土，王国領土の大地からは “ 魔気 ” 若しくは “ 穢気 ” と呼ばれている “ 負の障気 ” が噴き出している。
原因は共通している負の障気なのだが、帝国領土，王国領土に与える影響は異なっていた。
帝国領土では、負の障気は空気に混ざっており、呼吸をする度に体内へ蓄積されていく。
体内へ入った負の障気は、徐々に臓器を腐らせながら身体から体力を奪っていく。
身体に黒い斑点が現れてから余命は１ヵ月と短い病名は、医師から “ 黒斑病 ” と命名された。
黒斑病の治療に効果のある特効薬や万病薬等の治療薬の類いは存在せず、研究を進めても作る事は出来ない。
帝国領土は病魔に脅かされており、未曾有の危機に頻していた。
≪ ランビュサダレ大陸 ≫では魔法が存在しない為、回復魔法，治癒魔法を使って治す事が出来ないのだった。
トイチ，フィンフィレイナ，ニュイリ，３体の〈 器人形 〉のパーティーは、そんな問題を抱えている帝国領土に入り、観光がてらに〈 鍵 〉を探すのだ。
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セロフィートとマオが入った王国領土の大地から噴き出している負の障気の濃度は未だ薄く、空気に混ざる前に消えてしまうレベルで危険度は低い。
然し、一度、負の障気の濃度が高まると、大地から噴き出した負の障気が禍々しい真っ黒な靄へ変化し、徐々に “ 魔獣 ” と呼ばれる生物に形を変え、人間達に襲い掛かり、恐怖のドン底へ叩き落とす恐ろしい存在として大地を支配する。
≪ ランビュサダレ大陸 ≫には≪ エルゼシア大陸 ≫と同様に〈 皇 〉が出張中の為、長期間不在している。
其の為、帝国領土，王国領土にも〈 時空の亀裂 〉が出現しており、大陸の陸民は、≪ エルゼシア大陸 ≫以上の脅威に晒されていた。
魔獣を倒せるのは、 “ マーナ騎士団 ” と呼ばれている “ マーナ ” を自在に操る者達で構成された特殊な騎士団である。
マーナ騎士団は≪ ガルメア小国 ≫にも存在している。
セロフィートとマオが初めて訪れた国が国境の横にある≪ ガルメア小国 ≫だった。
