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立たない息子と一週間  作者: 岩切海部
1/1

プロローグ

 友達と夜に変なテンションで設定考えて文に起こしました。

 プロローグからエピローグまで全9話の予定です。

 下ネタがダメな人はブラウザバック推奨で

 俺は耳を疑った。仕方がない、こんな事を言われれば誰でも「はぁ?」となる。

 「古舘さんはタマパン病です」

 目の前の医者は平然(へいぜん)と続けた。

 「正式な病名は膨張性(ぼうちょうせい)睾丸破裂病(こうがんはれつびょう)と言い、簡単に言うとタマタマがパンパンになってパーンってなる病気ですね」

 「何!?破裂すんの!?俺の金○!?」

 「まぁまぁ、落ち着いて下さい、ズズッ…」

 落ち着いてられるか、このヤブ医者がぁ!!なに優雅(ゆうが)にコーヒー啜(すす)ってんだよ!?お前の喉(のど)の乾(かわ)きより患者のGOLDEN(ゴールデン) BALL(ボール)の方が大事だろ!?

 「あの…俺は治るんですか?」

 「結論から言いましょう。古舘(ふるたち)さんは治ります」

 なんだ治るのか…ビビったぁ…略名が頭悪過ぎて不治の病かと思ったわ。

 「治療法は簡単です。一週間以内に射精してください」

 「ん?」

 「ご自身でも恋人に手伝って頂くでも良いので一週間以内に3回射精してください。でなければ、先程も言ったように睾丸(こうがん)が破裂して死に至(いた)ります」

 医者はカルテをファイルに仕舞いながらそう言うと、こちらを振り向き、

 「薬などはないので会計を済ませたら帰っても大丈夫ですよ。それではお大事に」

 「はは…ありがとうございました…」

 診察室の扉を閉めながら俺は呟いた。

 「oh…ジーザス……神は常に残酷だ……」

 何故(なぜ)って簡単なことだ。

 俺、古舘(ふるたち) 燈児(とうじ)は齢(よわい)17歳という思春期(のうないシ)真っ只中(ョッキングピンク)にいながらErectile Dysfunctionなのである。

 ん?難しい言葉使うなって?ったく

 「お釣りの360円です」

 お釣りを財布に仕舞いながら病院の出口に向かう。

 「お大事にどうぞ」

 自動ドアを出て立ち止まり俺は空を見上げた。

 「ったく…インポは辛いよ…」

 そう、これは一週間以内に3回射精しないと死んでしまう少年・古舘 燈児と、パンツの中で頭を垂れている頼りない息子との一週間(デスゲーム)の話である。


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