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改めて、花を吐きたい

作者: 朝日散々

ぐちゃり ぐちゃり

腹から上がってくる花弁を噛み締める

ぐちゃり ぐちゃり


あー 不味い


ぐちゃり ぐちゃり

言いたい言葉を引っ込めて口の中で噛み砕く

ぐちゃり ぐちゃり


あー またやった



見えないけど

なんも なんにも 見えやしないけど


ぐちゃり ぐちゃり


汚ならしい音しか 出せないけど


ぐちゃり ぐちゃり


私の中には

こんなにも色々詰まってるんです


息の詰まる社会の所為で

私の中にあるものは すべて

私の中でしか消化されてないんです


ぐちゃり ぐちゃり

ぐちゃり ぐちゃり

ぐちゃり ぐちゃり

ぐちゃり ぐちゃり




なんて




吐き出さない自分自身への

ただの八つ当たりです



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