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プロローグ
「ははは!それは爆笑ものだな!」
放課後、俺『高橋 火花』は友達と話していた。
「だよなだよな!いやー高橋はいつも話を聞いてくれてうれしいよ!:
「いやいや、それも小林の話が面白いからだよ」
「ありがとうありがとう!」
ま、嘘なんだけどね。
実際のところ小林の話がおもしろいだなんて一ミリも思っていない。
ただこうやってほめることで俺の好感度を上げているんだ。
そうやって俺はリーダーになった。
そう。俺は高校でリーダー的な存在になっていた。
人の話に適当に相槌を打つ。そしたら相手が勝手にうれしくなるんだ。
それを繰り返していったらみんなに頼られるようになる。
そしたらリーダーになれたんだ。
簡単だろ?