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ソードアートオンライン Dies irae Also sprach Zarathustra 18 (ディエス・イレ アルゾ・シュプラーハ・ツァラトゥストラ)



ノアル

はぁ〜、疲れた〜



バタンと自身のベットの上に転がり、今日の出来事の事を振り返っていた

聖槍十三騎士団という極悪非道なギルドの存在

連絡がつかないシヅキの事

遊佐司狼と本城恵梨依という人物が現れた事

様々な要因がノアルの脳内でパンクしかけていた

何より、、、



ノアル

シヅキ、、、、、、



1番の心配事は連絡がつかないシヅキの事である

彼は強い

それは幻想の英雄の面々、キリト達全員がわかっている事である

それでも、、、、、



ノアル

どうしたらいいんだろう、、、、、、


ノアル

はぁ、とりあえず明日に備えて寝よう



そして、ノアルは一旦頭の中を整理するために眠りについたのだ

そして

次の日の学校が終わった放課後のこと



ノアル

もしもし、珪子?、、、どうしたの?



ノアルは自身の楽器の手入れをしている最中に電話がかかってきたのだ



ノアル

えっ!リズっ、、、、里香と連絡が取れない!?


シリカ

(はい、、、家に居ないことがわかって、連絡を取ってみたのですが、、、連絡がつかなくて、、、、)


ノアル

ゲームにはログインしてないの?


シリカ

(いえ、それはまだ確認してません)


ノアル

わかった、じゃあ、私が今から家に帰って、ログインして、確認してみるね


シリカ

(お願いします!)


ノアル

うん!それじゃ、何かわかったら連絡するよ!


シリカ

(はい!)



こうして、ノアルは自身の楽器を片付けて、1度家に戻るのだった



ノアル

早く戻らないと!



学校の門を出て、一門差に自身の家に帰っている最中

学校の校舎の日陰からノアルを見ている人物がいた


ヴィルヘルム

、、、、、、、、



聖槍十三騎士団黒円卓第四位、ヴィルヘルム・エーレンブルグであった



ヴィルヘルム

へっ!見つけたぜ、、、あのガキを捕まえれば、良いって事だったな


ヴィルヘルム

しかし、あいつ、ログインするとかどうとか言ってたな、、、、


ヴィルヘルム

はっ!おもしれぇー、あっちの世界だったら、あのガキとも殺り合えるって事だよな〜


ヴィルヘルム

だったら、俺も行ってやろうじゃぁーねぇーかー!




、、、、、、、、




ノアル

リンクスタート!



ノアルは自身の家に帰りアミスフィアを被り、ログインした



ノアル

さぁーてと、まずは私たちがよく使うギルドハウスにでも行ってみるか



すると



ヴィルヘルム

へっ!行っても無駄だろうぜ!


ノアル

っ!?



ノアルがそう言って歩き出した時

ヴィルヘルムがノアルに声をかけたのだ



ノアル

お前!!


ヴィルヘルム

おぉーい、おい、初対面の奴にお前呼ばわりはねぇーだろぉー


ノアル

、、、、、お前の事は良く知ってる、、、、、


ヴィルヘルム

へぇー、俺もまた、有名になったものだなぁ


ヴィルヘルム

まっ、知ってるなら好都合だが、戦の作法ってもんがあるんでよ、名乗っておくぜ


ヴィルヘルム

聖槍十三騎士団黒円卓第四位、ヴィルヘルム・エーレンブルグ・カヂィクルベイ(串刺し公)


ヴィルヘルム

名乗れや、ガキ、てめぇーをとっ捕まえるように神父様に言われてるんでなぁ


ヴィルヘルム

だが、まあ、その前に



ヴィルヘルムはニヤリと笑いながら、後ろにいる気配の持ち主に声をかけた



ヴィルヘルム

出てこいよ!てめぇーもこいつの仲間なんだろ?



???

、、、、、、、、



するとヴィルヘルムの後ろから1人のプレイヤーが現れた



クレハ

よく分かったわね、私の気配に


ノアル

クレハ!?


ヴィルヘルム

はっ!そりゃ、気づくだろ?


ヴィルヘルム

俺はなぁ、鼻が効くんだよ、、、、


クレハ

なるほど、、、それで私の気配に気づいたわけね、、、、


ヴィルヘルム

あぁ!その通りだぁ!


ヴィルヘルム

てめぇー、良い感してるじゃねぇーか


クレハ

別にお前みたいな犯罪者集団に褒められても嬉しくないわ


ヴィルヘルム

へっ!そらゃ、そうだよなぁ!



するとヴィルヘルムは指を鳴らし、ニヤリと笑みを見せ、殺意をあらわにした



ヴィルヘルム

いいぜぇ!お前も一緒に喰らってやるよ!


ヴィルヘルム

あの野郎どもが命に変えても守りてぇーっつうやつとてめぇー見てぇーな良い女はそうそう現れねぇーからな


ヴィルヘルム

それに、、、、、


ヴィルヘルム

少し味見(殺し合う)する程度には良いんだろうからなぁ!


ノアル

どの口が、、、、、、


クレハ

とんでもない外道だわ、、、、うん?



ノアルは握りこぶしを強く握りしめて

怒りをあらわにした

それを見ていたクレハは少しまずい状況だと気がついた



ノアル

どの口が有名や味見だなんて、いけしゃーしゃーと言ってんだよ!!ヴィルヘルム!!!


クレハ

ノアルちゃん!!


ヴィルヘルム

へっ!


ノアル

はぁああああああああ!



ヴィルヘルムがニヤリとした瞬間、ノアルは自身の獲物を手に取り、ヴィルヘルムに襲いかかった



ノアル

ラピッド・バイト!!!



突進しながら短剣を2度突き刺す2連撃スキル

ノアルはヴィルヘルムに2連撃を繰り出そうとした

だが、、、、



ノアル

なっ!?


ヴィルヘルム

へぇー、なかなか度胸あるじゃねぇーか!



叩き込んだ一撃はヴィルヘルムには効かず

何もしないまま、弾き返した



ノアル

くっ!



するとヴィルヘルムは目に見えない速さでノアルに近づき、手刀を繰り出した



ノアル

は、速っ!


ヴィルヘルム

遅せぇ!!!


ノアル

くっ!



危機的状況だと思った瞬間、クレハが瞬間移動のごとくノアルとヴィルヘルムの真ん中に入り込んだ


クレハ

ふん!



クレハは刀でヴィルヘルムの手刀をガードした

だが



ノアル、クレハ

ぐあ!!



ノアルの回避が間に合わず、クレハが守りに入ったがヴィルヘルムの威力に負け、弾き飛ばされ、壁に激突した



ノアル

うっ、、、な、なに、、、これ、、、、


クレハ

ゲームで痛みってあるの?



ノアルとクレハの全身に痛みが生じた

それはゲームではありえない痛みであった

そして、何より、2人は思った

シヅキはこんな化け物と戦ってたのと

心の奥でそう思っていた



ヴィルヘルム

おいおい!殺し合いはこれからだろ?


ヴィルヘルム

こんなところでへばってて良いのかよ?



ヴィルヘルムはニヤリとしながら、ノアルとクレハに言った

だが、ヴィルヘルムは気づいていない

ノアルが幻想の英雄が状態異常使いである事を



ノアル

へばるのはそっちだろ?


クレハ

ふふ


ヴィルヘルム

あぁ?



するとヴィルヘルムの身体が動かなくなったのだ



ヴィルヘルム

ぐぉ!?



ヴィルヘルムは膝をついた

そして、ヴィルヘルムは気づいた



ヴィルヘルム

これは、、、麻痺か、、、、


ノアル

ああ!麻痺だよ!


ノアル

これで、数分は動けないでしょ?


ヴィルヘルム

、、、、、、、




ノアルは状態異常を使い、パワーのある一撃を入れる

その舞うように戦う姿は美しいと言われ

攻略組のメンバーからは「流麗なる淑女」と呼ばれている

そして、ノアルは回復薬を飲み

立ち上がって、剣をヴィルヘルムに向けた


ノアル

幻想の英雄のノアル、、、、流麗なる淑女の名にかけて


クレハ

幻想の英雄のクレハよ、雷神の名にかけて


ノアル、クレハ

ヴィルヘルム、、、お前を倒す!



そして、ノアルとクレハはヴィルヘルムに向かって駆け抜けた



クレハ

ノアルちゃん、一気に決めるわよ!


ノアル

ええ!はああああああ!



ノアル

アクセル・レイド!!



短剣で斬り掛かるパワー重視の9連撃

ノアルはヴィルヘルムに全身全霊で9連撃を叩き込んだ

そして

ヴィルヘルムは9連撃を受け続け、最後の一撃で壁に激突するまでのパワーで弾き飛ばした



ノアル

スイッチ!!



そして、ノアルと交代でクレハが前にでた



クレハ

界雷!はぁああああああ!



クレハは界雷を使い、刀に雷を帯びさせ、飛ばされているヴィルヘルムに追い討ちで斬りつけた



ノアル

はあ、はあ、はあ、はあ、、、どうだ、、、、さすがにこれで立ってらんないでしょ、、、、


クレハ

っ!?ノアルちゃん!?あれを見て!


ノアル

っ!?



壁に激突し、寝転がったヴィルヘルムに向けてそう言った

だが、、、、



ヴィルヘルム

くっ、くくくくくくくく!


ノアル

え?、、嘘だろ、、、、



ヴィルヘルムは笑いながら、立ち上がった



ヴィルヘルム

くっ!くくくくくくく、この程度で、、、、


ヴィルヘルム

この程度でこの俺様を止められると思ったのか?


ノアル

ひっ!


クレハ

くっ!



クレハは瞬時にヴィルヘルムの間合いに入り込んで、ヴィルヘルムに攻撃しようとした

だが



クレハ

なっ!?


ヴィルヘルム

へっ!



クレハの太刀筋を見切っていたヴィルヘルムは右下から切り上げをしようとした時、寸前で右足を使って止めたのだ

そして



ヴィルヘルム

あめぇーんだ、、、よっ!


クレハ

くあっ!



ヴィルヘルムは止めた足を使って、クレハを蹴り上げ、蹴り飛ばし、ノアルの目の前まで飛ばしたのだ



クレハ

くっ!、、、、、


ノアル

く、クレハ!



クレハは倒れ込んだまま、気絶していた

そして

ノアルが足をすくませた、隙にヴィルヘルムはノアルの背後に回って、首に手刀を繰り出し、気絶させたのだ



ヴィルヘルム

あぁーあっ!、、、あめぇーんだよ、戦場じゃあ、怯えたその瞬間から命取りなんだよ、ばーかがぁ



ヴィルヘルムはそう言い、ノアルとクレハを抱き抱えようとした

そして、その瞬間

とある人物が姿を現した



ヴァレリア

お見事です、、、ベイ中尉



拍手と共に現れたのは、聖槍十三騎士団黒円卓第三位・首領代行、ヴァレリア・トリファ=クリストフ・ローエングリーンである



ヴィルヘルム

まっ、これで取っ捕まえることは出来たっつーわけだな、おまけも着いてきちまったが、、、、


ヴァレリア

ええ、ですが、その方も幻想の英雄のメンバーの1人、、、、利用価値はありますよ


ヴィルヘルム

へっ!


ヴィルヘルム

それでぇー、俺はどこでこのガキどもを使ってスワスチカを開けば良いんだよ


ヴィルヘルム

どうせ、あの場所は違うやつに開かせるんだろ?


ヴァレリア

うふふ、やはりバレていましたか


ヴィルヘルム

当然だろぉ


ヴィルヘルム

わざわざ、"こんな場所で"拘束させてるんだからなぁ


ヴァレリア

ふふふ


ヴィルヘルム

それで、、、俺はどこに行きゃいいんだよ?



ヴァレリアは眼鏡の位置を整え、ニヤリと笑いながら、伝えた



ヴァレリア

"幻想の英雄の本拠地"


ヴァレリア

ベイ中尉、、、、あなたはその場所でスワスチカを開いていただきたいのですよ


ヴィルヘルム

くっくくくくくく


ヴィルヘルム

はあぁああ、ははははははははははは!



ヴァレリアが言っていた本拠地とは幻想の英雄とキリト達が使っているギルドハウス

彼はそこでスワスチカを開くようにヴィルヘルムに伝えたのだ



ヴィルヘルム

おもしれぇ!て事はあれかぁ?神父様よ!?


ヴィルヘルム

あいつらの(ギルドハウス)でこのガキどもとその他大勢のプレイヤーを使って、スワスチカを開かせるって言いたいわけだなぁ!


ヴァレリア

ええ、ですから、満足が行くまでプレイヤーを狩り続けてください


ヴァレリア

そうすれば、ベイ中尉、あなたが望んでいる"想い人"が現れるかもしれませんね、うふふ


ヴィルヘルム

へっ!気持ち悪いこと言ってんじゃねぇーよ


ヴァレリア

うふふ、ではベイ中尉、今お伝えした手筈でお願いしますね


ヴィルヘルム

Jawohl!!

(ヤボール)

(了解)



そう言い、ヴィルヘルムはギルドハウスに向かうのだった



ヴァレリア

これで私の願望にまた1つ近づきましたね


ヴァレリア

うふふふ


ヴァレリア

ふははははははははは!



under memory by yui



アスナ

キーリトくーん


キリト

おっとと、いきなり抱きついてきたら、危ないだろ


アスナ

えへへ、ごめんね


アスナ

でも、こう言うのもありでしょ


ユイ

あー!ママばっかりずるいです!、私も!!


キリト

おっと!


ユイ

ぎゅーー!


アスナ

えへへ、ユイちゃんもママと一緒だもんねぇー


ユイ

えへへ、はい!


キリト

まったく



パパやママと過ごす時間

私にとって、最高に幸せな日々

でも

最近、なにか変な夢を見た(物語)



ユイ

え、どこなのですか?ここは?



気が付けば、ユイはそこに立っていた

どこを進んでも同じ場所のように続く黄金に煌めいている中世に聳え立つ城の廊下

出口も見当たらない



ユイ

どこを進んでも同じ場所、、、、、


ユイ

ママもパパもいない、、、、



ユイにとってはsao以来の恐怖を感じていた



ユイ

、、、、こわい、、、です、、、、パパ、、、ママ、、、、



恐怖のあまり、涙を流す

震えが止まらない

するとユイは次第に座り込んでしまったのだ

すると、、、



????

怖がらなくて良い


ユイ

え?



そこに居たのは自分と同じぐらいの男の子

何やら儀式でも行う様な服装

黄金の様に輝いていて、サラサラな長い髪

気付けば、目の前にいたのだ



ユイ

あなたは、、、、、


イザーク

僕の名前はイザーク、、、君の名前は?


ユイ

私は、、、ユイ、、、


イザーク

ユイか、、、良い名前だね、、、、


イザーク

ところでなんでこんな所にいるの?


ユイ

それが、、、わからないんです、、、


ユイ

いつの間にか、ここに居て、、、


イザーク

そっか、、、、、父様に巻き付いてる水銀か、、、



そう小言を言い、イザークは再びユイに振り返り、こう伝えた



イザーク

なら、僕がここからだしてあげるよ


ユイ

本当ですか!?


イザーク

うん、こっちだよ


ユイ

はい!



イザークはそう言い、ユイの手を取り、歩きだした

心細かったユイにとっては、とても、安らぎに満ちていた

そして、歩いて数分後、、、、



イザーク

ここだよ



その場所は巨人サイズでも通れそうな黄金の扉

少し忌々しい雰囲気を醸し出してる

だが、この扉はどんな所にでも通じているのかとユイの心の中ではそう思っていた



イザーク

待っててね、ユイ


ユイ

は、はい



イザーク

道を示せ

ostende mihi viam


イザークはそう唱えると、大きな扉はゆっくりと開き始めた

その中は白く光に満ちていると表現してしまうような、イメージである



イザーク

さあ、ここを通れば、帰れるよ


ユイ

は、はい!ありがとうございます、イザークさん!



ユイの答えに優しい眼差しで頷き、走りだしてその中に入るユイを見送ったのだ



その光景を"水銀の蛇"は見てきた、、、、、

"彼女達とは違う、別の場所で"


メルクリウス

これで、、、、もう、後戻りは出来ぬな


メルクリウス

太陽の御子(ゾーネンキント)であるイザーク、、、そして、黒の剣士殿と閃光殿の子供であり、太陽の御子(ゾーネンキント)と近しい存在のユイ殿


メルクリウス

御身たちは混じり合うに相応しい存在だな、ふふふ


メルクリウス

ふふふふふ


メルクリウス

ふはははははは、あはははははははは!



続く

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